北鎌倉にある古書店「ビブリア古書堂」。夏目漱石の直筆と推察される署名入りの「それから」
を持ち込んだ五浦大輔(野村周平)は、持ち主である亡き祖母の秘密を解き明かした店主・篠川栞子
(黒木華)の推理力に驚く。その後栞子を手伝うことになった大輔は、彼女が所有する太宰治の「晩年」
の希少本が、「人間失格」の主人公と同じ「大庭葉蔵」を名乗る人物に狙われていることを知る。
サスペンスというよりは、落ち着いた感じのノスタルジックな恋愛映画でした。
美しい風景、雰囲気のある古書店。ロケーションはばっちりです。古書から持ち主の過去を暴くシーン
は驚きがあって、「こういうのが続くのかな?」と期待大!が・・・驚きはその古書と、挟まってた
写真についての推理まででした。それ以降は過去の不倫パートが長くなり過ぎの様な・・・
写真に写っている本が現代の事件に繋がるのは面白いと思いましたが、「犯人」のやってる行為に対して
主人公やヒロインの行動が少々意味不明?希少本が欲しい犯人が闇雲に店に放火するとも思えない・・・
脅迫メールの段階で警察に訴えれば捜査なり見回り強化なりしてもらえるのでは? 深く考えないでおこう
まぁ、そこは「世間知らずで人見知りで危機感の薄いヒロインが、知らない人と関わりたくない」と思えば
わからなくもないですがね。。。今を生きる人々と、未来へ続く道が見たかったな。
主題歌は良かったのですが、この「不倫」と「サイコな犯人」というイメージが強すぎる映画に原由子の声
主題歌は良かったのですが、この「不倫」と「サイコな犯人」というイメージが強すぎる映画に原由子の声
は爽やかすぎました。
しかし・・・黒木 華さんはどんな役もこなす素晴らしい方ですね~ 少女の顔・母の顔・・・素晴らしい!!
色々と思うところはありましたが、ロケーションはとても良かったですし、原作や作中で取り扱われた本を
色々と思うところはありましたが、ロケーションはとても良かったですし、原作や作中で取り扱われた本を
読みたくなりました。☆☆☆