昨夜息子夫婦が車で山梨県の山中湖畔の民宿へと旅立った。今日から東日本医科学生体育大会への視察や息子夫婦の息子(孫)の出場する試合の応援などの為に、二日がかりでの出張である。幸い天候に恵まれ炎暑に違いないが、若しかすると雷雨や雷鳴で大会の試合が中断を余儀なくされるかも知れないとの、悲壮な決心も有ったようである。ともあれ今日の関東地方の天候は晴れ、猛暑の一日で、予報に有った悪天候での雷雨などは都内全域では無かった模様であった。むしろ栃木県の宇都宮地方の方が、雷雨や豪雨で被害が大きかったようである。明日もう一日、その間、医大や医科大学の試合が展開されるが、この炎天下での東医体、多くの出場校の選手達の熱中症が気遣われる。只今の所、連絡は皆無なので心配は無用であろうと思う。私は約2ケ月振りで、敷布と夏掛けの綿毛布を洗濯して、屋上に干したが、約2時間で完全に乾燥出来た。これで心地よい眠りが今夜は出来ようと言うものである。日中27℃以下の室内での生活は、誠に暮らし易く、メイもゆったりと、居間の中の3つの自分の寝床を行ったり来たりして、憩いを十分に取っていたようであった。その寝姿は真に可愛いものであった。
このところ日本列島は炎暑続きである。猛暑と言う言葉、熱帯夜、炎熱夜など、その表現は様々である。それくらいな暑さの連続である。でもこれこそが夏の醍醐味であり、夏その物であろう。今朝の新聞に、凡そ平均的で普通な感慨を持つ国立大学の教授の論調が載っていた。安全保障法制に就いて、我が意を得たりの心境で、早速切りとって保存し拳拳服膺する事とした。「国会での野党の議論は不毛で、中身の議論が深まっていないのは残念だ!」と述べておられる。真にその通りで、「法案の印象のみを批判していて、戦争法案というネーミングは、デマゴギー(民衆煽動)で国民の代表である国会議員が使うべき言葉ではない」と。次いで、“世論調査を基に「国民の多くが憲法違反だと感じている」と訴えるのも、違和感がある”と。「総じて、国会議員が自らの判断を放棄している様なものである」と、喝破されておられる。また「憲法学者は政権へのスタンスでものを言ってはならない。そこを誤れば学者や研究者の範囲を踏み外してしまう」とも。「時代と共に変わる規範を、きちんと現実の出来事に当て嵌めることが、責任ある解釈者の姿勢であると思う」と述べられておられる。内閣や法制局も、そうした役割を担っており、最高裁も法文を大事にし乍ら、起きた出来事を如何に妥当な解決策を見出すかに腐心している。「憲法学者も、そうした姿勢が求められているのではないか」と。『憲法解釈変更あり得る』との表題で、O教授が論調されて居られた。誠に宜なる哉であろう。どうにか落ち着いた自分の考え方で、論議を正道に戻して議員の任務を果たして欲しいと願うのは、多くの国民もそうであろうと思われよう。暑さは正に頂点に達した。部屋でクーラーを付け無ければ、室外温の35℃を疾うに越えているであろう。蝉がひっきりなしに、あちこちで啼き叫んでいる。夏の朝の未だ午前9時前である。