猛暑の最中、朝食後メイを連れての何時もの公園までの散歩である。朝の内は夏風が涼しく顔を通り過ぎて行く。何時もの行事を終えるとメイは一目散に家路へと急ぐ、それも息急き掻いてリードを引っ張っての駆け足の帰宅である。今日は吉田松陰の誕生日であると正書に書いてある。「蓋し人に五倫あり」と言う。真その通りであるが、今朝の新聞での国際間のやり取りは、強引で善し悪しは固より、人の倫理などは殆ど弁えず、力ずくで自己主張を押し通す姿には、がっかりして仕舞う。国連などあまり用を為さず、力と力の傲慢無礼が罷り通る時代なのであろうか。一人我が国のみが清貧を装っても、駄目であろう。科学の進歩はグローバル化を招き、人の心は無惨に消されてしまう、正当な人の願いは届かない、悲しい。閑話休題:今日はゆっくりとパソコンに触れて、写真整理や自分史などの整理に時間を費やそうかと思う。斯く言う吉田松陰も最期に惨殺された故事を憶うや、切なりと言うべきである。