不順な天候のお陰で、延々長引いた櫻の開花、もうこの辺でいよいよ落花を迎えそうである。パッと咲きパッと散る櫻花こそが、日本の昔からの潔良しであったのである。延引長引いて鑑賞期間が増えたと言えば良し、それまでだが、今日あたりでおしまいであろう。今日午前中は晴れたが、気象庁によれば、午後から夕頃には雨が訪れるそうである。開花を迎えて雨が少なく、開花中も全然と言って良いくらい雨が降らず、砂塵を巻き上げての花見は、とても頂けるものではなかったようである。恐らく今日こそが、お花見出来る最後の好機であろう。写真は市中でよく見かける長見雛罌粟である。