吉川ファンだから観に行ってたミュージカルだけど、すっかり「SEMPO」ファンになってしまった。
役者さんほぼ全員の顔がわかるようになってるから、勝手に親近感。
神戸でも、ホテルや街中でお見かけした時、ついつい知り合いかのように会釈したり話しかけちゃったり。
でもみなさんいつだってお優しい。
神戸千秋楽は、このシーン観られるのも最後なんだ、とか思うとそれだけでうるうる

ニューヨークのシーンも、とうとう最後まできっちりそろわないのねぇ

、と内心思いながらもうるうる。
田村さんが髪の毛かきあげた~と思ってはうるうる。
3人娘のシーン長過ぎ!とか思ったりもしたけど、楽しいじゃん。
ルネさんのセリフはいつだって聴きやすくて、ダンスのキレはいいし、すごい人なんだ。
ルネさんをユダヤ人の中で発見したときはこれまたビックリ。
ユダヤ人いっぱいのシーンで、「へこたれんなよ~」と言ってるのは誰だろうってずーーーっと注目してたのにわからず、それがユダヤ人になったルネさんだって確認できたのは、ラスト2の神戸でのこと。
すごい役者さんほど、役変わって出てくるたんび雰囲気変わっちゃうんだろうなー。
ソリーとのシーン、大好き。
執務室の難しい顔したSEMPOさんとは違うからホッとする。
ただ初日観てからずーっと心配してたことがあって、
「わたしは杉原千畝だ」とソリーに名乗るシーン。
もしあそこで晃司が間違えて
「わたしは杉原センポだ」って言っちゃったら・・・

勝手に毎回毎回ムダに緊張してた。
「ふ~ん、センポかぁ」で終わっちゃうもんね
「光と影」は、いつもよりぐっときちゃってさらに涙涙涙


ヒットラーが、演説最後に勢い余って一段柵の上に飛び上がった。
ヒットラーもっちゃんも、出てくるたんび違う人になってる。あれ?もしかして今のって、、、と後から気づくことが多かった。
凄い人なんだぁ。
日本兵もだんだんマニアな見方をしてくると、何段目が誰か、とかわかってきて面白い。
沢木さんも今さんもいたりするんだよねー。
気づいてからは、能面してても動きが沢木さん
「掌」の熱唱。
なんでも~できると~♪
の「ん」がスキ。たまらんです

立って歌う姿もかっこいいのに、ソリーに声かけられた途端、あ~そうだったねぇ、って動きがじいちゃんになる。
汗ふきふき・・・席につく、みたいな。
嫁とのシーン。
最後も鼻水ひかってた。
ミスター希望

のいずみんが、いつだってお星様

がこぼれ落ちそうなくらい目キラキラ

させてるのに、吉川さんったら鼻水キラキラ。
同じスターでもこうも違うか、、、

いや、鼻水出ててもかっこいいんだから、相当かっこいいんだぁ!
昨日はこの見せ場
「きみは何もわかってないっ!」のところで、ド迫力で
「きみはだ」(←何て言ったかは不明)
で一瞬止まる。あたしの涙も止まる

で、間をとってから「きみは何もわかってないっ!」
じぇんじぇんいいです。
勢い余ってって感じで、何かせまってくるものがあった。
こっからあたしはもう滝のような涙

しかし、鼻水出てる人の顔をじっと見つめて平然と歌える嫁はすごい。
ビザ発給シーン
いったい今までどんだけ書いたんだろう。
一度、パスポート差し出すユダヤ人の人数かぞえたことがあって55人だった。
(それプラス、神学校の生徒の分)
55×30回公演。
ノエルの「領事はひとりだ、順番を待て♪」がいつもより力はいってた。
止めに入るグッシェ、そして気持ちが変わってゴム印を取り上げるときのグッシェの迫力もハンパじゃなかった。
どうやらあたしはグッシェの顔真似ができるらしい

。酔ったとき限定。
神学校生徒のビザを必死に書きまくってるとき、2枚くらい落ちちゃって、すわったまま手伸ばして拾ってた。
足も長いが手も長い。
汽車の前でのシーン
こっちもボロボロ

なんでよくはわからなかったけど、晃司泣いてた?
涙だか汗だか鼻水だかわからないけど、顔が水っぽかった(?)気がする。
「NOW」のときは、あーもう終わっちゃうよーってことであたしは涙

ライブで終わっちゃうよーで泣くことはなかったけど、このキャストでのSEMPOはもう二度と見られないからなぁ。
千秋楽は純粋にミュージカルを楽しめたってわけじゃなくて、最後だ~終わっちゃう~とか思いながら、終始涙になってしまった。
センポ・スギハラ!
あたしたちはあなたのことを忘れない!!
再演って話になったら「SEMPO」ファンとしては嬉しいけど、そのときは吉川じゃなくてもいいかなぁってのが正直な気持ち。
ミュージカルって場での他流試合は「勝ち」ってことで、今度は自分の場で、それからまた別の場で戦うってのはどう?
(別のミュージカルって意味じゃなく)
最初は、ミュージカルなんてありえない、と思った。
決まった動き、決まったセリフに歌、そんな晃司は見たってつまんない、と思ったけど、どこにいても何をやっても吉川は吉川のまんまだった。
もう別にどこにいってくれちゃっても何をやってくれちゃってもオッケー
吉川の挑戦のおかげで、あたしも楽しみがひろがったし増えた。
己が最も怖れるものを選んじゃうような人に、これからもハラハラドキドキしながらもそれでもやっぱりついていくしかあるまいね!