MASの搭乗員日誌

気がつけばフルスロットル!別館

『マタ~リと翼端失速』

2007-08-25 22:02:59 | 搭乗員日誌 TOS編
TOSより入電

何となーく「空撮」っつーもんをカジってみたいなと思い立って「ハイペリオン・セスナ182」を購入したのが昨年の12月。
当時は「安定した空撮」と「余裕のペイロード」を見込んで、空撮のためだけに高翼機を選定したほどの気合の入れよう・・・

・・・あれから半年が過ぎた今、アノ空撮熱もどこへやら・・・せっかく買った機体を未完のまま放っておくのもいかがなものか。
そんなこんなで、ほぼ義務感のみで製作開始→完成。しかし今回ほど低テンションな初飛行は有史以来記憶がない・・・

とりあえず前夜に電池を充電しておく・・・
ところで、「リモフ満充電保管はキケン!充電してすぐに使わないとダメ!」って記載をたまに見るけど、あくまで私の経験上、容量90%程度で充電終了しておけば、そのまま1日や2日常温で放って置いてもなんともないと思います。残量90%程度だと気温上昇による活性化が起こっても、危険領域の電圧に達するまでのマージンもある程度確保できるようですし、また「セル数自動認識」のESCで誤認識するほどの低電圧ではないはずです。ただ、現地充電よりも「タレ」が早いように感じますが・・・

というわけで、飛行場到着と同時にバッテリー装着!
で、初飛行なのでいちおう重心を確認してみる。トンデモない後重でしたが、そんなことはどうでもいいので、そそくさと風下のランウェイへ・・・おもむろにスロットル全開にすると結構な勢いで滑走して行ゆく。ラダーで若干の方向修正をしつつ、じわっとエレベーターアップ。
最近の電動機にありがちな「何の不安もなく上昇」状態になるかと思いきや、低出力モーター(AXI2212/34)と重量級バッテリー(3C2500mAh)が祟ったのか「コレじゃぁスロットル緩められないよ~」状態に・・・
覚悟はしていたが、超後重のため大幅なダウントリム入力で強引に水平飛行に持ち込む。
上空でマタ~リと飛行するぶんには所謂「スケールスピード」。ローパスもちょうどいい具合にマタ~リ・・・
アンバランスな動力系のチョイスのため、10分間の飛行後のバッテリ残量はなんと「58%」・・・。思う存分飽きるまで飛ばせます(飽きました)。

しかし、いかんせん病気ですので2本目のバッテリー装着。今度は積極的にコネ繰り回して機体特性を確認。ダウントリムが盛大に入っているせいか、背面はノータッチで水平飛行(苦笑)。大ループはパワー的に無理な相談でした。

そして運命の3本目(まだやるか)・・・。
スケールスピードに固執した飛行が裏目にでたのか、ラダー旋回中にキレイに翼端失速・・・。機首から垂直に墜落。土の上なのになぜか「ごーん」とイイ音がして最期を迎えましたとさ・・・。