MASの搭乗員日誌

気がつけばフルスロットル!別館

FMS改 零戦五二型 21214號

2021-02-22 21:54:00 | 軍需工廠

冬の夜長向け計画として始めたFMS零戦二二型から五二型へ改良作業も仕上げとなりました。


以前、暫定だった配線。
バッテリー搭載時のコード取り廻しのスペース不足とトランスレジューサーの設置高が風防取り付け時において窮屈だったので調整しました。
トランスレジューサーの下部の胴体を削り4mm程低い位置へ移動、貼り付けるための両面テープを厚さ4mmから2mmに変更しました。


トランスレジューサーの間を通過する配線を束ねて隙間を空けて干渉しないようにしました。
主翼から伸びた配線はできるだけ短くカットしコネクターを付けなおしてから中央部にバンドでまとめ動翼サーボに干渉しないようにします。


次はプロペラの作業です。
キットに付属していたものと何かしらあった場合の予備として購入したものの2セットあります。
欲しい時に在庫切れは痛いのでいつも予備を持っています。


あら、スピナーに穴があいているじゃない・・・前にもありましたっけ?
予備にも穴があるからこれが今の標準なのでしょう。


こちらは9年前に予備として持っていたものです。
予備として購入したものの機体は失われ日の目を見る事はなく在庫の棚に眠っていたのを起こしました。


以前のものは穴がありません。ネジ穴以外は同一でこのまま使用できる!
スケール志向として完全に右を選択します。
旧式は締めこむだけなのでやはりFLT中に外れるんでしょうね・・・って他人事みたいに言っていますが私も2、3FLT目の着陸間際に外れた事がありました。
それからはネジロック剤を一滴塗布したように思います。


そんなわけで塗装を施し旧型スピナーを装着。
ペラを装備してから思う・・・エンジンからペラへのラインがちょっとしょぼいかな?
実物を眺めていると写真で見る以上に違和感を感じました。


大きなスピナーでハウジングの有無はさして気にならないだろうと省略していましたが追加する事にします。


RED BULL 翼を授ける!
飛行機とは相性の良いキャッチコピー♪何かしらご利益がありそう♬
使用するかはわかりませんでしたが首の部分がハウジングに使えそうと思い購入してあったものです。


必要なのは首の部分だけ。
こうなる前に中身は美味しくいただきました。


必要なのはたったコレだけ・・・です。
ダミーエンジンがもっと奥に収まっていればもう少し長くハウジングらしくなったと思います。


ハウジングをダミーエンジンに接着しました。


カウルとペラを再度取り付けこのようになりました。

以上を持ちまして改良作業は終了です。

全幅:1,320mm 全長:1,085mm 翼面積:28.58d㎡
長々とした作業の割にできあがりはいつもの五二型なので新鮮さはありませんね。
違いはいつもより大きいため部屋の中では写真が撮りづらく玄関前で撮影しました。


機体重量:2,270g 全備重量:2,550g
以前、零戦二二型の全備重量は2,003gでした。
今回、色々と詰め込んだのもあって重くなりました。
正直、いつものラインナップよりも大きい機体なので重量の相場がわかりません。


翼面荷重:89.22g/d㎡
重いのか?・・・これもまた相場がよくわかりませんが機体重量と合わせて参考として閲覧した京商サイトにある50クラス ワーバードシーリーズの機体データの数値と似たようなものなので何となく安心。
雷電1号機よりもサイズが大きく翼面荷重は低いので飛ばない事もないだろう・・・と思う。


翼端を40mmカットし成型。
カットするまでかなり悩みましたがこうして形になるとカットして良かったと思います。
零戦二二型の記憶では軽さもあってふわふわふわりな印象でしたが主翼が短くなり重量も増えどうなるだろう?
いきさつ的には零戦二一型から三二型を経て五二型へ、だんだん高翼面荷重になっていった実機をなぞっているようで悪い気はしない。
それもこれもあくまで飛べばの話ですが・・・。


零戦二二型ではスルーした昇降舵も今回は修正!
好きな機体には厳しくなります。
まぁ、これでもまだ甘いと思われるかもしれませんが私の根気ではこれが限界です。


今回、一番時間を要したカウルフラップの展開動作。
スライドキャノピーや燃料タンク投下と言った派手なアクションを採用せず妙に地味な個所にこだわったのはなぜだろう・・・?
思い起こせば・・・おそらく以前教えていただいたトップビルダーさんの作った素晴らしい開閉動作の動画が心に刻まれていたようです。
ちなみにカウルフラップは当初スロットルとの連動にしようと考えていましたが実機は速度や高度よりその時々の気筒温度に合わせて手動操作と資料にあったので別チャンネルにしました。


何かと予想外に手間がかかったエンジンカウル。
その場しのぎでリベットを打ってしまい機体全体にも施す羽目に!
ダミーエンジンは多気筒複製化のノウハウが確立できたのでおまけでもう一機にも適用してしまった。


ヤフオクで購入した操縦席セット!
残念ながら計器盤は使用できず絵となってしまいましたがそれでも自分で作製するより断然良い出来栄え。
スペアの風防が入手できず今回は見送ったスライドキャノピーですが石膏で型取りして真空成型をすれば良かったのでは?と今更思ったりします。
あと、主脚の根元のカバーも追加しようと考えましたがシャフト取り付け部が少し曲げてあり捻る動作をするのでパスしました。
私の場合、引き込み主脚に手を出すとヤケドする事が多いですし何より根気が尽きてしまいました。これら2点はいずれまた気が向いたら取り鰍ゥるかも知れません。


製造番号は当初完成するつもりでいた2021年02月14日から取っております。


零戦五二型1,100mmとの比較
翼幅220mmの違いでかなりサイズが違うものだと思いました。
我が家で維持できるギリギリのサイズ、撮影時に玄関に出すだけで通常の2倍は気を使ったように思います。
衝動に駆られて購入し完成させましたが保管スペースどうしよう?
娘が部屋を使用するまで3年・・・何とか考えよう。

ちなみに1,100mmの方はダミーエンジンを装備しエアブラシで再塗装しております。

冬の夜長用として作製し始めましたが季節としては春間近となりましたね。
本年初FLTもまだな事だしいつ出撃させるか悩み中・・・。
いきなりは気がひけるような・・・でも思い立ったら・・・少し体調の不具合もあるので何かと擦り合わせながら春の内にはFLTしてみたいと思っております。

動作チェックの様子の動画を撮影しましたので掲載しておきます。