おそらく昭和50年・・・まだ3歳の頃だと思います。
金沢市武蔵が辻の近くにあった横安江町アーケード街を母に連れられて歩いていた時の事。
玩具店の前にディスプレイされ動いていたモノに目が止まりました。
コレはいいものだ!と・・・欲しくなった時の心境をなぜか鮮明に覚えております。
「あれ欲しい!持って帰る!」
要は買ってくれって事なのですが急に騒ぎ出しても買ってくれるはずもなく・・・テンプレートのように床に転がって「欲しい欲しい」とジタバタしていたら知らないおばさんに声をかけられ我に返った記憶があります。この時、母は隠れていたそうです。
懐かしい記憶の横安江町アーケード街だった所は今ではアーケードはなくなってしまいすっかり様変わりしましたが店は残っているのかな?
それから幾日か経った頃、父からかなのか母からなのかはわかりませんが当時かわいい我が子のためにと思ったのでしょうか・・・購入してくれて我が家に配備されました。何のタイミングか気まぐれなのか・・・優しいところもあったんだなぁ。ありがたや。
トイタウン協業株式会社 お山のシュッポー ニュー小セット!
これが私が人生で初めて自ら欲しい思った「心に響く一品」となります。
画像のモノは当時物ではなく2016年8月にあの頃の記憶を探りながらネットを徘徊しヤフオクで見つけたものです。
外箱は年期の入ったボロボロ状態ですが原型はとどめております。
第8回プラスチック玩具デザインコンクール
通商産業大臣賞 受賞! 通商産業大臣って言葉の響きもなつかしい・・・今だと経済産業大臣となるのか・・・。
製造が開始されたのは昭和43年頃だったようですが入手したものは昭和51年製です。
いつ通商産業大臣賞を取ったかは不明ですが昭和43年だとしたら当時の大臣は椎名悦三郎さんか大平正芳さんらしいです。
まぁ大臣自ら一つ一つ吟味したかは不明・・・名義貸しみたいなもんですかね。
対象年齢は1才~7才です。当時だとドンピシャで心に響くわけです。
開封してみると中身は思っていたより綺麗な状態でした。
汽車は電池を入れたらキチンと動作しましたしレール等に破損はなく手に入れて満足していました。
説明書 表面
私のは小セットでしたがデラックスセットと言うのもあったようですね。
説明書は共用となっております。
説明書 裏面
裏面にはセット内容が書いてありました。他にもバリエーションがあったようですね。
まぁ、当時は知らなかったしコレを見て違うセットも欲しいとはなりませんでした。
汽車とレール
当時の自分が大好きなSLタイプ!
私は単なる四角い箱にしか見えない電車よりも前と後ろがハッキリとした汽車が好きでした。
古い新しいは知らない。
同じ理由でバスもボンネットがあるタイプが好きでした。
レールはプラスチックの板状で両面同じ作りをしています。
登坂用のギア
商品名「お山のシュッポー」の通りこの汽車は登坂します。
その際は山にあるギアとこの突き出たギアが噛み合って登っていきます。
台車ギア
通寿走行時は内部にある小さめのギアが車輪と接する事で駆動力を生み前進します。
登坂中は車輪は下に下がりエネルギーロスを避けるようになっているようです。
これは当時は気付かなかった。
駆動音は現代の玩具とは違ってギア等から発する音はなかなかノイジーです。
裏面に電池入れとスイッチがあります。
電池フタ解放、ここに単2電池を1本いれます。
レール連結
レールは先にあるツメを合わせてはめ込んでいくタイプです。
強度的に子供が無理するとパキパキと割れてしまいそうです。
2016年8月頃
当時2歳だった長男が気に入っておりました。
ただ黙って走るのを見ているだけではなく汽車を掴んでレールに沿わせてグイグイ進ませるので見ていてヒヤヒヤした記憶があります。
現在
今はなぜか娘の方が興味を持っております・・・。
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