STP おやじ

スピード スリル パワーをテーマに生きて来たが時間が過ぎてもただのおっさんの生活を送っている。ぼやきかな?

P38 ライトニング

2019-02-02 15:43:37 | 模型飛行機
昔々 なんでこんな形の飛行機が作られたか疑問に思った。
気になって当時調べた(資料本を購入)したのだが 今は、手元に無く、不確かな記憶で語ろう・・・

敵爆撃機を迎え撃つ 高速な双発戦闘機を作ろう。がスタート?
エンジンには最新のメカ、ターボチャージャーを使うぞ。

普通の双発機は主翼の真ん中に胴体とコックピット 胴体の後ろに水平・垂直尾翼、主翼左右にエンジン各一個の構成。
P38も当初はこのコンセプトで考えられていたが、

エンジンナセルにエンジンとラジエターに主脚、ターボチャージャーと盛りだくさんの装備を詰め込むと エンジンナセルが長大になる。(当時はターボチャージャーが出始めの頃で、理由は忘れたが機体後方部にタービンが設置されていた、発火防止か発煙防止だったような・・・とにかくキャノピーより後ろだ)

追記、大排気量エンジンには大きな排気タービンが必要、耐熱合金は鉄系で重い、インタークーラーも必要、それで機種の重量増を避けるため、重心近くに、またはその後方に設置したらしい。
 
主翼の真ん中に胴体、主翼の左右に長大なエンジンナセル 胴体が三本みたいで空気抵抗がやたら大きい飛行機になった。これではダメダ

そんな訳で、空気抵抗を小さくして 高速化するには・・・・!
いっそのこと エンジンナセルを伸ばして後胴にして尾翼をつけて 胴体の後胴は無くしてしまおう。

双胴の悪魔といわれた 高速機が出来上がった。

変な格好からくる 欠点も有る。水平尾翼が二本の後胴間を渡っているため、水平尾翼が振動する。これは操縦性に影響していた。(後に対策がされたような・・・)

左右のエンジンの回転方向を変えて プロペラトルクを打ち消す工夫や、前胴に集中して機銃が搭載されているので、照準が付け易いとか 話題豊富な名機だ。

本ペーパークラフト機は 1/72位の大きさで作った。

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