なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

セントウソウ(セリ科・セントウソウ属)多年草  別名オウレンダマシ

2014-05-08 19:51:33 | 草花
 昨年の今頃、カキドオシやキランソウを観察していた辺りの愛知川河川敷は、すっかり草刈がされていて、何も
無くなっていました。それでも、セントウソウが竹藪の近くにしぶとく花茎を伸ばして咲いていました。
 セントウソウは、日本の固有種です。セントウ(仙洞)とは仙人の住む洞窟のことだそうです。
葉の間から伸びた細い花茎の先に複散形花序を出し、3~5個の小散形花序に5~10個の直径2~3mmの
白色の花をつけます。花弁は5個、雄しべも5個、柱頭は、2裂します。果実は2分果からなり、2個がくっついたように見えます。若い果実の先端には、2裂した柱頭が残っています。この果実の出来方がセントウソウの
特徴でもあります。葉は、セリの葉に似ています。




















ノヂシャ(スイカズラ科またはオミナエシ科・ノヂシャ属)1~越年草

2014-05-08 09:03:52 | 草花
 ノヂシャは、ヨーロッパ原産で、サラダ用に栽培されていたものが、江戸時代に長崎に持ち込まれ、野生化して
いったそうです。高さは、10~30cm、茎は繰り返しふたまたに分枝します。
枝の先に2mmにも満たないような小花がかたまってつきます。小花は、やや水色がかっていて、5裂した筒型です。
雄しべは3個、長楕円形の苞葉が目立ちます。果実は、やや扁平で、花が落ちると膨らんできます。
 愛知川の河川敷で、小さな花を苦労しながら、カメラにおさめました。