なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ゼニゴケ(ゼニゴケ科・ゼニゴケ属)

2015-03-10 16:21:12 | 草花
 蔓延り出すと、どうにも始末に困るゼニゴケですが、先日、田んぼのへりで、ゼニゴケに面白いものが生えているのを
見つけました。
調べてみると、これが、「破れ傘」といって、ゼニゴケの雌株が形成した、卵を形成する雌器であることが
わかりました。雄株の雄器は、小さな薄い円盤状の傘を広げたような形になっているとのことで、探してみると、近くに
ありました。降雨などで、雄器床の上面が濡れると、精子が出てきて、雌株の卵との受精がなされます。
その後、胞子体が形成されて、胞子がばらまかれます。
こうした、有性生殖のほかにも、葉の上に「杯状体」と呼ばれるものができて、無性芽が形成され、周囲にばらまかれて、
無性的にも繁殖するそうです。3・4枚目の写真に見られる、葉の上の凹んだような丸いものが杯状体です。