なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ヤブニンジン(セリ科)多年草

2013-04-20 13:28:55 | 草花
 山裾の道路から、曽根沼に下りる階段脇の木陰にヤブニンジンが咲いていました。
複散形花序というそうですが、まるで線香花火のように美しく、小さな白い花が散らばってついていました。
葉は名前の通り、人参の葉ににていますが、柔らかく、裏は白っぽいです。
小花序の中心部には、雄花が集まってつき、周りには、5・6個の両性花が広がってついています。
両性花のもとに細長い果実が熟してくると、上向きの刺毛をつけています。これで、葉も枯れ落ちた夏以後に
ひっつき虫となって、運ばれるのです。












                中心部の雄花

                周りの両性花

スズメノヤリ(イグサ科)多年草

2013-04-19 15:14:18 | 草花
 草丈の低い草原などに、今頃よく見られるスズメノヤリです。イネ科のような線形の細い根出葉だけを伸ばしています。
葉の縁に長いクモ毛があります。3月頃から穂を伸ばし、10cm程の細長い花茎が伸びて、その先端に花が頭状に
集まります。花茎の途中には、1枚の苞葉がつきます。
個々の花には、6枚の花被があり、先の尖った赤褐色をしています。最初に雌しべが成熟して、3個の柱頭が閉じた花被片の間から出てきます。その後に雄しべの葯が6個伸びてきて、花粉を出します。
「スズメノ」は、小さいことを意味しています。「ヤリ」は、大名行列の先頭を行く毛槍のことです。














ムラサキゴケ(ゴマノハグサ科・サギゴケ属)多年草

2013-04-18 15:47:35 | 草花
 トキワハゼを大きくしたような感じのムラサキゴケは、湿地を好み、根元から葡萄枝を出して、地面に広がります。
草丈は、10~15cmということですが、今日見たものは、まだ伸び始めたばかりで、8cmぐらいでした。
花冠は紅紫色の唇形で、1.5~2cmぐらいの大きさです。上唇は2裂、下唇は3裂しています。舌状の下唇には、
褐色の斑点が並んでおり、細かい毛が生えています。
白色のものをサギゴケといいますが、紫色のものもサギゴケということもあります。
上唇の尖った所に触れると、唇を閉じるということでしたが、触れ方が悪かったのか、何度試みても直ぐには閉じません。
シベのようなものを出してきました。ラストの右の写真ぐらいまで、閉じるのが、やっとでした。


















               








キュウリグサ(ムラサキ科)越年草

2013-04-17 14:02:27 | 草花
 キュウリグサの花を初めて覚えたのは、昨年です。葉を揉むと、きゅうりの香りがするというのですが、それほど
はっきりとは、分かりません。
小さな小さな青い星のような花・・サソリ形花序とも言われ、先端をサソリの尾のように巻き込んでいます。少しずつ
花穂の先を伸ばして、長くなっていきます。
昨年は、空き地にいっぱい群生しているのを見つけました。今年同じ場所に行って見ると、除草剤を使われたらしく
何にも生えていませんでした。草の無いのは、綺麗かも知れませんが、わたしには、味気ない気がします。
















ボケ(バラ科・ボケ属)落葉低木

2013-04-16 13:01:41 | 花木
 昨日もよいお天気でしたので、お昼前の曽根沼公園を散策しました。
桜は散り急ぎ、椿があちこちに咲いています。
「わたしも、ここにいるのよ!」と、比較的小柄な木瓜の花、紅白二株から、声をかけられたように思いましたので、
早速カメラを向けました。
後ろの荒神山は、桜と若葉の春の装いです。
鶯のさかんに鳴き交わす声がします。とうとう、その姿を見つけ当てました。