南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

夏なのに暖房機を心配するこの不自然さ

2016年05月31日 22時00分50秒 | 薪ストーブのある生活







今日は3年ぶりに薪ストーブのメンテナンスの日。
だったんだがストーブを開けると酷い有様だった。

まず天板が熱で軽く溶けてダンパーと隙間が出来ていたのは知っていたし、
2次燃焼室もボロボロっぽいからと電話では説明して部品を持ってきてもらったんだけど、
結局はファイヤーボックスを全交換、天板に正面奥の鉄の壁板も熱変形で交換、
ガスケットもあちこちが正味期限切れで交換と、
普通のメンテナンスでは3万以下で終わるはずが、
総額11万オーバーとかなりな出費になってしまった。

まぁでもだ、憧れの薪ストーブを入れてガンガン焚いたからもあるが、
今から思うと熱をかけ過ぎていたり焚付けで扉を開けたまま長時間焚いたりと、
間違った使い方をしていたのも事実。
つまりは授業料みたいなものかもしれない。

ウチみたいに冬の主暖房は薪ストーブになると、
ストーブのメンテナンスは車で言う車検みたいなもの。
当然自分で出来る作業がほとんどだけど、
実際は部品調達に困ったり、消耗品だって車やバイクみたく簡単には買えず結局は施工店にお世話になる。
車検整備って知識のある一般人でも出来るけど、
部品や消耗品に困ったりするのと一緒みたいなもんかなぁ。

まぁしかし煙突掃除してもらったらほんの少ししかススが落ちて来なくて、
褒められるくらいだったから良かったかな。

実は燃料の薪は現在2年乾燥した物が一番若く、
広葉樹は4年オーバーのしかなくカラッカラに乾いている。
むしろ虫に食われて軽くなっているくらいだ。
薪の性能は樹種でなく乾燥と教わり乾かしに乾かしたが、
嘘みたいにガラスは曇らないしススは少ないしと、
燃料だけは良かったみたいだね。
使い方は悪かったが。

しかしバイク好きに薪ストーバーはかなりいるが、
私の場合ベクトルがバイクに偏り過ぎてしまい薪ストーブは…
だから自分で整備せず丸投げなんだけど、
怠って火事になり家が全焼になるよりはまだましかな。
薪ストーブって家の中心で焚き火をするのと同じだから、
よく考えたら怖いんだよなぁ。

メンテナンスは部品不足でまた今度になり午前中も潰れて、
会社と言うか私のガレージでエンジンを作っていたら、
急な修理が入り部品を飯田から松本まで夕方に急いで取りに行き、
部品交換して会社に着いたら今日は時間切れ。
夕方に軽トラで200キロ近くの移動はキッツイわ…





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薪の性能は樹種でなく乾燥

2015年01月25日 22時32分33秒 | 薪ストーブのある生活



今日は休日なんだが、
嫁の親父さんが潰す果樹園を2つも紹介してくれたから、
下見にだけ行ってみたが…

まずはリンゴの巨木が5本程と梨の木が50本!
リンゴは独り占めだけど写真の梨の果樹園は早い者勝ちで、
正直他の薪ストーバーに任せようかな。
去年の梨の木すら割ってなく置き場もいっぱいだから、
生産をセーブしないと薪がカミキリムシの餌になるくらいだ。
薪小屋で耳を澄ますとカリカリと薪をかじる音が聞こえてくるんだよ。
他に食う物あるだろ!って思いながら火葬するんだけど。

しかし俺の周りには薪ストーブを入れた人が多く、
貪欲にならないとすぐ薪の奪い合いになりそうで怖い。
俺は黙ってても定期的に薪を2トンダンプ満載でくれるアテがあるからマシだけど、
他の皆さんは困ってるみたいだからねえ。
そんな人に限って樹種を広葉樹だけに選んでるんだけど。

これ言っちゃうと薪ストーブ入れたい人が増えそうだから正直言いたくないんだが、
薪にもし性能ランクを付けるとしたら、
それは樹種ではなくて乾燥度。
乾いてない広葉樹より乾いてる針葉樹の方が遥かに性能が良い。
だから広葉樹に拘ってる人って大丈夫かなぁ?、って思うわ。

薪ストーブやバイクってそれを売る人によって、
その後の付き合い方がかなり変わってしまうんだよね。
だから間違った扱い方を教えられるとずっとそのままになって、
酷くなるとそれが意固地になってしまってたりする。

まぁこのブログ見てる人は少ないから言えるんだけど、
薪ストーブに興味のある人には俺は必ずこんなアドバイスをする。

薪ストーブは絶対にやめとけ!

こう言っておけば薪ライバルが減るから(笑)

薪ストーブやってる人増えすぎて、
仲間減らさないと俺の分が無くなってしまうわ。



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木を切るのは芽吹き前まで

2014年04月06日 20時19分04秒 | 薪ストーブのある生活
今日は寒が戻り寒かったんだけど薪集め。
なんだがもう芽が出てきてて遅いくらいだけど、
お施主が今頃切ってくれって言うもんだから…

本当は何人かの薪仲間にも声をかけたんだけど、
みんな忙しいらしく俺だけ。
って言うか春になると薪の心配なんてするのも嫌だからねぇ。
俺だってホントは今年はもういいやって思ってたくらいだし。

お昼頃になって雨が降ってきたから今日はここまでだったんだけど、
雨がやんだらジムニーに乗りたくなって、
軽く走ってみたんだがフルオープンは寒かったわ。
あまりの寒さにヒーターをガンガンかけたんだけど、
当たり前だがオープン状態では全くもって意味は無し(笑)
足元だけほんのり暖かかったかな?

来週もまた薪集めで、そのうちモミ蒔きが始まって連休終わったら田植えと、
農業男子は遊んでる時間作るのが難しいね。

もう若くないし男子って言うより農家のオヤジか…

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薪集めは楽しみ、薪割り機は労働

2014年01月19日 21時05分26秒 | 薪ストーブのある生活
今日は今季初めての薪集め。
収穫としては梨とリンゴが写真ほどで、
少ないけど午前中だけしか働けなかったのを考えればまぁまぁかな。

俺の薪作りももう4年目に入り、
ここらあたりになると、あるスキルを得るようになり、
それはだ、計らなくても木の長さを合わせて切れるようになる。
精度としては1cmもズレないように綺麗に長さを合わせられるんだな、これが。

ウチのストーブは50cmくらいのなら楽々入ってしまうんだが、
薪割り機は55cmまでが限界で、
でも40cmくらいにしないと俺の肩と腰が限界だから、
その長さで切るように、チェンソーのバーで計りながら切っていたんだけど、
今はそんな事しなくても面白いようにピタリと合うんだわ。
これも一種のスキルみたいなもんでないかな。

それと去年苦戦したチェンソーのキャブセッティングもバッチリ合って、
昔あれだけ苦労していた始動も今は一発だし、
石引っ掻いて切れなくなり、ハンディサンダーで無理矢理目立てしたチェーンもすこぶる調子良くズバズバ切れる。
薪集めってチェンソーが調子悪いと、
楽しみって気は無くなりただの労働になるからねぇ。

今年は今回が初めての薪集めだったけど、
シーズンオフまでにはあと3杯くらい集めて、
また暖かい冬を満喫したいね。
まぁ燃料として活躍するのは5~6年後だと思うけど。

んで午後は休日だってに仕事に呼ばれ、
明日の仕事の仕込みをコロっと忘れていたから仕方なく行い、
今やっと終わったらもうこんな時間…

休みのはずなのに一日中働いていたけど、
それが苦にならなく思うのは歳取ったからかもねぇ。

でもスキー行きてぇ。

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歳取っても面倒は買ってでもしよう

2013年11月12日 00時13分18秒 | 薪ストーブのある生活
今日は薪ストーブの火入れの日。
もうこんな事する季節になったんだねぇ。

だが着火の方法を真剣に忘れててさ、着火用の薪使ったりとかも記憶になくて困ったもんだが、
少し低めの温度でドライブして今は室内20度オーバー。
つまり半そで着て扇風機まで回してるさ。

もう3シーズン目に入ったから色々分かってきたんだが、
過去の俺は薪不足を心配しすぎて作りすぎていたんだと思う。

前に「軽トラ満載で1ヵ月分」とか書いたけど、
実際はそんなに使ってなかったし、頑張りすぎたからかもう保管場所が無くって、
だから今年は一生懸命にならず軽トラ3~4杯分で終わりにしようと考えている。
今焚いてる薪なんて3年物の極上品なんだよ。
これ以上乾かすとただのカミキリムシの餌になるだけだ。

そんな事より、このブログの読者って男性がほとんどだと思うから分かると思うんだが、
家の中で焚き火出来るってよく考えれば凄い事だよね。
キャンプの時は火がご馳走と同じで、それが毎日なんてなんて幸せな事だろうか。
晩酌だって炎見ながらなら第3のビールがスーパードライに変わってしまうくらい酒の味も変わるからね。
ただ暖かすぎて未だにハエが家の中飛んでるけど(笑)

それとやっぱりバイク好きとか車好きって薪ストーバーに向いてるんでないかと。
俺の薪仲間なんてダックスとニンジャ乗っててジムニーも幌車の何とSJ30(2ストの前期)を所有してたんだって。
知った時は趣味が似すぎてて気持ち悪かったくらいだが、
そのジムニーをたった15万で売っちゃったんだって!
もったいなさすぎて、そのジムニー買った人教えてもらって俺が買いなおそうかと。
まぁそんな事より薪ストーバーは趣味が似てくるってっことだよ。


正直言うと薪ストーブはかなり面倒な代物だ。
でも俺が知ってる薪ストーバーは面倒な物が大好きな人しかいない。と言うか面倒が嫌いな奴はストーブ辞める。

でもこれも面倒な仕事してるおかげかな?
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薪ストーブ エンライトのメンテナンス

2013年04月17日 19時21分25秒 | 薪ストーブのある生活
やぁ、のりもの倶楽部 南信州版だよ。
最近やっと暇になってきたから更新頑張らないといけんのだが、
のりもの関係はあまり進んでないからまた薪ストーブの話。
これで薪ストーブネタは終わりかな。

今週の週頭にストーブ屋さんが来てくれて、
煙突掃除や本体のメンテナンスをお願いしたのだ。
煙突掃除は来年から自分でやりたいから今回は見学させてもらうつもりで、
しっかり勉強したさ。

冒頭の写真は自分の家の屋根に初めて登ったから撮影。
煙突の抜けに赤石山脈が見えてなかなか絶景なんだが、
一階に住んでると都会とたいして変わらんくらい騒音があるからねぇ。
山の中出身だからうるさいのは嫌いなのだ。







これは煙突のトップを外して掃除してる写真。
聞いたところタールは付いてないし焚き方は間違ってなかったみたいなんだけど、
でも温度上げすぎてインナートップ壊したからねぇ。

でも2年でこの量は少ないんだって。
何しろ煙突のは8m以上のストレート断熱2重煙突だからねぇ。
煙突だけで50万くらい使ってるんだが、
こう考えると薪ストーブのイニシャルコストって結構なもんだな。

煙突掃除には6インチのブラシと90cmの柄が9本だったかな。
来年のために早く買っておこうっと。








煙突掃除の前には天板外してファイヤーボックスの上をダンボールか何かでガードしておかないと、
ブラシでつついてボックスは壊すし煤がリフラクトリーに落ちるんだって。

しかし思ってたより煤は少なく、2年でこの量なら毎年掃除でも十分くらいみたい。
でも他の部品の寿命を俺が縮めてしまったから来年もお世話になりそうなんだよなぁ…







問題のインナートップなんだが、垂れてはきてるが交換する程でもないって事で、
太めのガスケットで修理してくれたから来年もこのまま使えるみたいなんだけど…








シューリフラクトリーは割れてるし内部は結構ボロボロみたいだから、
もしかしたら来年交換かもしれないね。
この部品に穴が空いてしまうと大変な事になるみたいだから、
楽しく焚きたいなら早めに交換してもらっても良いかもしれない。
修理代に10万近くかかったって自分が悪かったんだし、
あの暖かさを知ったら薪ストーブの無い暮らしなんて考えられないからね。












メンテナンスが終わって表面を耐熱ブラックで塗装してもらい終了。
これで料金は出張費込み2万5千円くらいだから安いもんだよ。(会員に限る)


自分でメンテをこれからしようと考えてたけど部品は専門店行かないと買えないし、
だいいちガスケットすら簡単には手に入らないから、
2年目でまた来てもらってメンテナンスしてもらおうと思った。

薪ストーブなんてちゃんとメンテナンスしないとただの鉄の箱と同じ。
自分の家を火事にするくらいならしっかりメンテして長く使いたいよね。


まぁそんな訳で薪ストーブの事は今季は終了。
今週末晴れたらゴリラ乗ってツーリング行こうっと♪
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薪ストーブも消耗品の塊

2013年04月14日 20時51分55秒 | 薪ストーブのある生活


やぁ、のりもの倶楽部、南信州版でございます。
今季は趣味である薪ストーブの事は書かなくてもいいかと考えたんだけど、
ネタが出来てしまったからもう一回だけ書いてみる。

ウチの薪ストーブはダッジウエストのエンライトミディアムで、
インナートップにダンパーと呼ばれる蓋?みたいなのが付いてて、
本体の温度がある程度上がって熾が沢山出来たらこのダンパーを閉めて巡行する訳なんだが、
インナートップとダンパーの隙間が何か増えたような気がして来たな~?と思ってたら、
焚いてる時インナートップが赤くなっててさ、温度上げすぎて溶けて下がってきてしまったらしい…
こうなるともう直るもんでもないから交換だって言われたさ。









これがダンパーを閉じた状態。
インナートップとダンパーにほんの少しだが隙間があるのが分かるだろうか?
たぶん1ミリ程しか無いんだけど、ここから排気が逃げて高温になりすぎるみたいね。

何でこんなになったかって言うと、もう温度上げすぎてとしか言いようがないんだけど、
焚き付けの時の俺の焚き方も悪かったんだと思う。
俺ってせっかちだから火をつけてから結構長い間ドア開けっ放しで、
火の勢いがかなり上がるまでゴーゴー焚いてたから、
インナートップが高温になり過ぎたんだろう。
ホントは火が着いたら直ぐドア閉めてユックリ温度を上げるのが正解なんだって。







インナートップが熔けすぎるとこんなになっちゃうんだって。
これはシューリフラクトリーに灰が溜まりすぎてて、ダンパー閉めると火が消えるから、
ダンパー開けっ放しで焚いてるとこうなるらしい。
俺は掃除だけはしっかりしてたんだが、焚き付けで間違ってたんじゃ仕方ないよねぇ…

薪ストーブ屋さんに電話したらインナートップは交換になるらしいから、
ついでに煙突掃除とストーブ本体のメンテナンスも頼んできた。
だから煙突掃除の方法を習って、来年から自分で全部出来るよう頑張るさね。

でもね、フルメンテと部品交換でたぶん5万は軽く超えるみたい。
高い授業料になっちゃったなぁ…


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プロフェッショナル 薪作りの流儀

2013年02月25日 20時05分37秒 | 薪ストーブのある生活
やぁ。20年近く杉の木の近くに住んでたのにまだ花粉症でない「のりもの倶楽部」南信州版でございます。
↑実家の裏庭が杉と桧木林なんだけど未だへっちゃらだもん。
でもこのまま花粉症から逃げ切って墓場に入りたいね。

で、話は変わるが仕事は車関係でもブログのネタにはせず、
また性懲りもなく薪ストーブの事なんか書いてみる。
ホントはネタにしてみたいんだけどアッと言う間に特定されるから書くに書けないんだよなぁ。



これまでさんざん薪ストーブの事書いてきたが、
薪ストーブの主役って何だか分かるだろうか?
ハッキリ言ってしまうと薪が主役と言っても言いすぎではない。
だって薪が無けりゃ薪ストーブなんてただの鉄の箱じゃん。
薪ストーブがあって長い煙突があって焚く人がいて、良く乾いた薪があってやっと成立するんだよね。薪ストーブって。

薪に向く木や向かない木はあるけれど、基本割ってあって乾いていればどんな木も薪になる。
だから今回は樹種の事は控えるけど、俺の中で薪作りにどうしても通したい流儀があって、
それは薪の大きさだ。

上の写真のように割ってあって、こんな形が整った大割の薪ばかりが保存してあるのがよく見る薪棚だと思うんだけど、
実は俺って太割りの薪が嫌いで去年から作っていない。
写真の薪だって良く見るとペットボトルと同じくらいの太さしかなく、
一本あたり1キロちょっとしか無いと思う。それくらい割ってしまう。

太割りって確かに火持ちは良さそうに見えるんだけどさ、
アレを一本放りこんだだけで薪ストーブの温度は結構下がってしまい、
結果煙が出たり熾きと薪のバランスが悪くなってしまったりと、
1年焚いただけで大割りが嫌いになってしまったし、
薪棚から無意識に運んでくるのって細割りばっかだったな。

俺の薪仲間は大割りが好きで太いのを作りたがるんだけど、
俺は薪割りがそんな好きでもないくせに細割りばかり作って、
大割りが出来てしまったらまた割って細割りと中割りばかり作ってる。
だから補薪の時は大割り一本入れるより細割り2本入れるのが好きだ。

ここからが大事なんだが俺が思うに、
薪ストーブ焚いててだいたいの悩みって薪を細くする事で解決できると思う。
温度が下がるとか煙突からいつまでたっても煙が出るとか熾きが出来にくいとか暖かくないとか…
それって全部薪が太すぎるからなんではないだろうか?
そんな悩みを持ってる人は是非薪をさらに割ってみて欲しい。
細割りや中割りばかり焚いてるとホントよく分かるよ。









だから俺の薪はこんな形が整ってない細めの薪しか無い(笑)
形が整った薪ってインテリアにもなるんだけどさ、こりゃ無理だね。
俺のは形より機能性重視で生活感丸出しだもん。

だから俺が薪は割れそうな木は必ず割って、割れなさそうな細いのは2~3年乾燥させてから使う。
しかしウチは果樹ばかりだからどうしても大割りが出来てしまう時があって、
それを「やむを得ず大割り」と呼んでいるんだけど、
そんな困った奴は熾きが大量に出来た時に盛大に燃やして処分している。
処分と言いきってしまうくらい嫌いなんだわ。

細い薪ばかり焚いてると温度管理が比較的容易に出来るから、
ストーブの温度を高めにキープしやすいし、結果煙突も詰まりにくいんじゃないかと思う。
ウチは今年が2シーズン目でまだ煙突掃除したことないんだけど、
前に天板外してリフラクトリーの掃除した時に煙突の中に手を突っ込んでみたんだけど、
気になるほど煤が落ちてこなかった。
まぁ温度高い場所だから煤は溜まりにくいと思うんだけど、
未だ煙突の引きは悪くないし今だって高温キープでガンガン燃えて、
細いのばかり燃やしてるから全然温度が下がらないし熾きは多いし何しろ暖かい。
それでも今年は煙突掃除するけど、今までの焚き方が合ってたのか直ぐ分かるから楽しみだ。

そう言えば売ってる薪ってどれも大割りしかないけど、
あんな薪どうするんだろうか?
薪ストーブ屋さんで作って売ってる薪だって赤松の大割りとかしかないし、そんな薪絶対焚きたくないな。
針葉樹とか軽いから太く作った方が良さそうに思えるけど、
去年ヒノキの大割りばかり焚いてる時期があったけど全然ダメ。
すぐ温度下がるしガラスは煤けるしで話にならんかったから、
結局また割って使ってたもん。
だから薪ストーブ屋さんで売ってる薪が全てではないよ。
俺が作った薪の方が絶対良いって言いきっちゃう。

まぁでもアレだな、俺ばかりじゃなく朝はカミさんが焚くから、
太いの持たせたくないしってのもあるかな。
だって女性がオリャーって言いながら大割りをストーブに入れてるのって嫌じゃん(笑)
片手でスイスイ持てて直ぐ火が着いて温度上昇が高いのが朝に向く薪だから、
細い薪はカミさんにも朝にも向いているんだよね。
ここまでいちいち考えて薪作ってる薪ストーバーって居るんかな?
薪ストーブ愛好家と自称するならこんな事も考えつつ良く乾燥した良い薪を作ってもらいたい。


今日も薪ストーブを熱く語ってしまったが、
シーズンはそう少しあるし、当分は薪ストーブネタを熱く語って、
部屋の温度も暑くしていこうと思う。

そんな我が家の室温はどこに居ても20度オーバー。
あぁ、アッタケーなぁ♪





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夢は熱いが財布は寒い

2013年02月22日 22時25分02秒 | 薪ストーブのある生活
また見に来てしまいました? こんにちは。「のりもの倶楽部」南信州版でございます。
しかし最近バイク関係のネタやってなくって、
もういい加減のりもの倶楽部を名乗るのが厳しくなってきたように思うけど、
それでも今回ものりものネタは無いさ。
そうさ、俺はそーゆー人間だ。

今日は少し時間が作れたから焼き付いたチェンソーのエンジンでも開けようかと思ったんだが、
どうせ修理代は高額になるに決まってるから断念。
3万で買ってきたチェンソーに修理代で2万ほど使うのってアホらしいじゃない。
だからもう諦めてニューマシンを買う事にするさ。

それで、今まで使ってたチェーンも地面切ったりして刃が痛んでて、
もう目立てでどうにかなるレベルではなさそうだったから、
どうせ捨てるんだしって事で試しにハンディサンダーでざっくり削って目を立ててみたんだけど、
どう?また切れそうになってるでしょ。
まぁ興味無いのに「どう?」って言われても困ると思うけど。

もう次からは目立て棒では無理だけど、
切れそうになったから何か切ってみて使えるようなら予備として持っておこうかと。
ウチは果樹園専門だから針金咥えた木を切ったりしたらすぐチェーン切れるからね。
本音は山の木をやりたいんだけど全然あてが無いや…









今日は少しだけだが薪割りもしてみた。

写真はウチの会社の薪作り場なんだが、見ての通りしっちゃかめっちゃかで、
少しでも片付けないと新しい木を置く場所がもう無くなっちゃってて。
これだけでも結構な量がありそうに見えるんだけど、
実はまだ他の場所に軽トラ山盛り2杯分の割って無い玉が保管してあるのだ。

去年までは割ったら綺麗に組んでいったもんだけど、
俺はどうも薪を組むセンスがサッパリ無いらしく、
積んでも積んでも倒れるもんだから頭にきちゃって、
面倒だから薪割り機で割ったら放り投げて奥の方につくねるようにしちゃった。

だから家の薪小屋も今度から積まずに放り投げて積んでいこうかと思ってて、
でも壁が無いからそこは果樹用のコンテナと薪組んで壁だけ作って、
内部は組まずに積んでいくようにするつもり。
数年やって分かったんだけど薪を綺麗に組む時間ってかなり使うから、
組まなくて良いだけでも体は楽だし長く続けられると思うわ。


今週末の予定なんだが、
明日は薪仲間がウチの会社に来て、ウチで預かってた玉を割っていくって話だから出来れば手伝ってあげて、
日曜日はまた薪集めの予定が入りそうなんだけど、
今この時間大雪降ってるからどんなもんだか…
でも休日を家の中で潰すのって耐えられないから、
また会社行って薪割りするかもね。

まぁ息子と出かけても良いんだけど、またお金使っちゃいそうだからねぇ。
ネットが繋がったもんだからタブレット端末や新しいノートパソコンが欲しくなっちゃって…
夢は広がるけど財布がついていかんわ。
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冬はつとめて

2013年02月02日 22時43分32秒 | 薪ストーブのある生活
現在の外の気温は8℃。雨降ったせいか2月にしては暖かいね。

まぁ、そんなには寒くないんだが、薪は山ほどあるからガンガン焚いてて、
今日のオカズはリンゴの木。
熾は力強いし真っ白い灰と相まって炉内は写真で見るより美しいのさ。

リンゴの木って燃え尽きてからの灰も美しく、
火を完全に落とすと炉内に雪が降ったように真っ白になり、
ドアを開けた時の風で羽毛のようにフワッと舞ってこれも綺麗なんだな。
だから俺はリンゴの木が大好きだ。

そう言えば皆は中学の古典で習った枕草子って覚えてるかなぁ?
春はあけぼのってヤツ。
俺もうる覚えなんだけど枕草子の一説に、
まぁ当然詳しくは覚えてないから俺的に訳すと、
「寒いから急いで火鉢に火を起こして熾になると真っ赤で綺麗だよな。
でも火が消えると灰が残るじゃん。アレって綺麗じゃないよね」みたいな話があったはず。

でも清少納言はきっとリンゴの木を焚いてないね。
もしリンゴの木を燃やしてたら枕草子はもう少し変わった書き方されてたかもしれないな。

俺の経験ではリンゴの他に桜や梨や桃など、
バラ科の木は灰が綺麗だと思う。
その反対に針葉樹は灰が汚くてまさに燃えカスって感じだが、
薪の王様と言われる楢はどうなんだろ?
去年少し焚いたんだが灰なんて気にしなかったからなぁ。

こんな事考えながらオーロラの炎を眺めつつ酒を飲む。
最高な大人の時間だと思うわ。

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割るか割らないか迷ったら割っとけ

2013年01月29日 21時14分49秒 | 薪ストーブのある生活
今日は久しぶりに仕事の予定も無く体から酒もキレイに抜けてたから、
朝からやる気出して少しだけ薪割り。

写真の木で梨と桃なんだけど、
2年前に頂いてきた物で、保管はしてあったけど割ってはなかったのね。
あの頃は薪割り機をまだ持ってなかったから、
「2年寝かすしこの位なら割らなくてもいいか♪」みたいに考えてたんだけど、
果樹は2年もすれば確かにカラカラに乾くから燃えん事は無いんだが、
熾になるまでに1時間くらいかかるから熾と薪のバランスが悪くなって、
結局は燃やして後悔する事が多かったのね。

そんな訳で割りたい木だけ残しておいて、
まとまったから割ってみたんだけど、
生の果樹はシュッと割れたりスパンと割れるんだけど、
ここまで乾かすとバキバキ~みたいな苦しそうな割れ方して。
だから果樹は切ってから急いで割った方が良いね。

しかし割るまでは邪魔な木、程しか思ってなかったけど、
割れば薪って感じになるから大事に焚かないと、
とは思ったんだがせっかく割ったから来月くらいまで干してみるか。

で、今日薪小屋を整理してて気が付いたんだが、
どうやらウチは広葉樹の予定消費量をまだ半分も使ってなかった。
去年は桜が散るくらいまで焚いてたから残り3ヶ月としても、
もし残すと2年前に切って来た木は来年で3年物、
去年切った木は焚く頃には4年乾燥になる計算なんだが、
農家の人に「今年は要りません」とは言えないからねぇ…

よって明日から2日に一度しか火を落とさず、
天気予報によって俺が会社行く前にも薪を入れてみようと思う。

あぁ、薪頑張ってきて良かった♪
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情熱は薪ストーブの燃料にもなる

2013年01月27日 23時25分35秒 | 薪ストーブのある生活
今日は特にやること無かったから、
会社で作った薪を家まで運んでいた。
写真のは3往復目で、これで針葉樹のは終わりだ。
ちなみにこの量で半月くらいで、
今日は2ヶ月半くらいの薪を運んだ計算になるかな。

しかしヒノキだけあって重さも音も軽いねぇ。
重さは広葉樹の半分くらいしか感じられないし、
音も広葉樹同士で叩くとコンコンと詰まった音がするんだけど、
針葉樹はカランカランと軽い音がするから、ウチでは針葉樹は焚き付けにしか使わない。
立派な柱が作れそうな針葉樹でも粉々に割って使ってるのね。
中割りをあと2回割ってペラペラな薪とか作るもん。
だから乾燥も早く、割って1年で焚けるし、
ヒノキ独特のヒノキ風呂みたいな臭いもしないからね。

これで会社の薪作り作業スペースはかなり開いたから、
今年貰ってきた玉をサッサと割って楽したいわぁ。

ただ、今年作った薪をいつ焚けるかは先すぎて不明。
一生懸命が幸いして、カミキリ虫の餌作ってるだけみたいになってきたぞ…

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薪ストーブにもオートマとマニュアルがある

2013年01月26日 23時57分47秒 | 薪ストーブのある生活
今日は住んでる町の夜間ソフトの役員引き継ぎ会。
つまり地区の役員みたいな仲間内のじゃなく、
町全体の行事の役員をやる事になったと言うか、
頭良いしパソコン出来て責任感有るから♪みたいな訳分からん感じで押し付けられたんだな…

まぁ今年の夏は毎週役員の仕事あるみたいだけど、
地区の役員みたいなユルいのじゃなく、そこそこ高いハードルだから逆に燃えるわ。
だって冗談抜きで責任感重大だもん。
でも会社1つ預かる身だからたぶん大丈夫じゃないかな(笑)
↑ 俺一人の肩に会社1つ任せちゃダメだと思う

さて、嫌な責任の話はさておき、趣味の薪ストーブの話を久しぶりに。

俺はエンライトミディアムしか焚いたこと無いんだけど、
たぶんだがエンライトはこう焚け!みたいなのが分かって来てね。

当然薪はちゃんと乾燥してるのが前提なんだが、
エンライトの場合、熾を切らすような焚き方は絶対ダメなんだわ。

俺の場合、薪が全部熾になってから補薪するんじゃなく、
レキでつつけば崩れて熾になりそうかな?くらいの段階で薪を足して、
薪を燃やす、より熾を大量に作り続けるに徹する、みたいな焚き方をする。
写真のなんかアンダイアンよりも熾貯めてるけど、
これはオーバー過ぎるけど、これを目指す感じか?

薪を燃やす温度より熾の温度の方が遥かに高いから、
こうやって焚いて高温をキープするのが正しいのさ。
だから薪足したら放置、みたいなのはダメで、
出来れば薪ストーブ焚いてる間は常に気にかける、くらいが一番良い。

エンライトは薪を足すにもダンパーとエアコントロール明けて 、
ストーブ温度と熾の量を把握してから、
最適な太さの薪を最適なだけ足して、
薪に火を回してからダンパー閉めてエアコントロールを調整する、みたいな一連の作業を、
薪を足すごとにイチイチやるのが一番良いんだが、
面倒な人はダンパー操作と薪を適当に足して終わり、みたいな人もいると言うか、
そんな人ばかりじゃないんだろうか。

それって車のマニュアル車に例えると、
エンジン回転と車速無視してギアチェンジするのと同じ、
エンジンはノッキングしてるから半クラをバンバン使いながらアクセル全閉、みたいな酷い使い方だ。

エンライトや触媒機を焚きこなすには、
ストーブの前でストーブ温度や薪や熾の量を観察して、
焚きこなす経験をつむ必要がある。
とは言わないが、面倒だから…と、適当に扱うと次は煙突にしわ寄せが来るんだな。
低温焚きなんか煙突に煤が溜まり、
何かの拍子に煙道火災で家も火災。とかにもなりかねないからね。

でもマニュアル車が好きな俺にはエンライトは向いてると思う。
だってイチイチ手をかけなきゃいけないって、
キャブのバイクみたいなもんだからね。

あ、でも薪ストーブの主役はメーカーでも機種でもないよ。
次はここら辺りを書きたいな。

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思い出の薪

2013年01月08日 23時59分06秒 | 薪ストーブのある生活
俺が作った広葉樹ミックス薪の中に写真の木が混ざってて、
樹種が分かりにくいと思うが椿みたいだね。

この樹皮を見て鮮明に思い出したんだけど、
この木は全然割れなかった。
7トンの薪割り機で、このサイズがやっと割れるくらいなのさ。
木目読めとかそんなレベルじゃなく、
刃が食い込むだけで割れないから、端から刃を入れてやっと2分割にした、
こんな感じだった。

椿は薪にするような木じゃなく庭木みたいなもんだから、
もう二度と手に入らないと思うが、
焚いてはないけど小割りでもズッシリ重い良い薪だと思う。

でもさ、薪なんて割って干して大事に保管しても、
焚いてしまえばそれでお別れ。
しかし薪を手作りする俺にとっては一本ごとに思い出のある、
例えられないが大事な存在なんだわ。
割れなくて刃の跡だけがついてたり、
節を攻めて割るのを諦めた奴もあったり、
太割りすぎてもう一回割ったら薄く割れて変な形になってたりとか。

だから薪を手作りする人は炉内に放り込む前に、
手に取ってテイスティングしながら色々思い出してもらいたいね。
俺は薪を見てどこで貰ったかとか、
どこの山から伐採したかとか思い出せる。
一番扱う量が多いリンゴの木以外だけどね(笑)
ウチはリンゴがほとんどだからそんなもんよ。
だって南信州だもん。

話は逸れたがこの椿薪は夏にストーブを焚かない時の、
ディスプレイ用として保管する事にした。
山木より庭木の方が飾るには面白いからね(笑)
まぁ、薪ストーブニストにしか分からんささやかな自慢かも知らんけど。

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室温ラミー

2013年01月07日 22時13分18秒 | 薪ストーブのある生活
皆はロッテのラミーとバッカスって言うチョコレート知ってるかな?
溶けやすいから冬期限定で売ってるチョコで、
バッカスはその名の通り酒の神様って事でコニャックが入ってて、
ラミーはラムレーズンのラム酒浸けが入っててさ、
芳醇でアルコールが効いてて冬には食べたくなる一品だ。

酒好きな薪ストーブニストは誰でも口にした事があると思うが、
この手のチョコって冷やしてあるより暖かめの方が、
アルコールが芳醇で美味いんだよね。

でも薪ストーブ焚きながらだとラミーは溶けて折れないし、
バッカスなんて中のコニャックは漏れてしまう。

ウチは薪ストーブガンガン焚くから室温放置は無理だわぁ。
カレーなんて冬でも一晩て腐るくらいの暖かさだもん。

薪ストーバー同志ならこのネタで話出来るかもね。
「カレー腐る?」とか「ラミー溶ける?」とかでさ。
俺の家で一番寒い季節は薪ストーブ焚かない春と秋。
今夜もトロトロのラミーかじりながら焼酎の水割りを飲んでます。

あれ?酒入ったチョコ食いながら酒飲む俺って…
あんパンをおかずに米食ってるみたいだわw

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