南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

夏なのに暖房機を心配するこの不自然さ

2016年05月31日 22時00分50秒 | 薪ストーブのある生活







今日は3年ぶりに薪ストーブのメンテナンスの日。
だったんだがストーブを開けると酷い有様だった。

まず天板が熱で軽く溶けてダンパーと隙間が出来ていたのは知っていたし、
2次燃焼室もボロボロっぽいからと電話では説明して部品を持ってきてもらったんだけど、
結局はファイヤーボックスを全交換、天板に正面奥の鉄の壁板も熱変形で交換、
ガスケットもあちこちが正味期限切れで交換と、
普通のメンテナンスでは3万以下で終わるはずが、
総額11万オーバーとかなりな出費になってしまった。

まぁでもだ、憧れの薪ストーブを入れてガンガン焚いたからもあるが、
今から思うと熱をかけ過ぎていたり焚付けで扉を開けたまま長時間焚いたりと、
間違った使い方をしていたのも事実。
つまりは授業料みたいなものかもしれない。

ウチみたいに冬の主暖房は薪ストーブになると、
ストーブのメンテナンスは車で言う車検みたいなもの。
当然自分で出来る作業がほとんどだけど、
実際は部品調達に困ったり、消耗品だって車やバイクみたく簡単には買えず結局は施工店にお世話になる。
車検整備って知識のある一般人でも出来るけど、
部品や消耗品に困ったりするのと一緒みたいなもんかなぁ。

まぁしかし煙突掃除してもらったらほんの少ししかススが落ちて来なくて、
褒められるくらいだったから良かったかな。

実は燃料の薪は現在2年乾燥した物が一番若く、
広葉樹は4年オーバーのしかなくカラッカラに乾いている。
むしろ虫に食われて軽くなっているくらいだ。
薪の性能は樹種でなく乾燥と教わり乾かしに乾かしたが、
嘘みたいにガラスは曇らないしススは少ないしと、
燃料だけは良かったみたいだね。
使い方は悪かったが。

しかしバイク好きに薪ストーバーはかなりいるが、
私の場合ベクトルがバイクに偏り過ぎてしまい薪ストーブは…
だから自分で整備せず丸投げなんだけど、
怠って火事になり家が全焼になるよりはまだましかな。
薪ストーブって家の中心で焚き火をするのと同じだから、
よく考えたら怖いんだよなぁ。

メンテナンスは部品不足でまた今度になり午前中も潰れて、
会社と言うか私のガレージでエンジンを作っていたら、
急な修理が入り部品を飯田から松本まで夕方に急いで取りに行き、
部品交換して会社に着いたら今日は時間切れ。
夕方に軽トラで200キロ近くの移動はキッツイわ…





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剥離は好きだがブラストは嫌

2016年05月30日 23時01分10秒 | 輸入横型エンジン編


今日は本業が忙しく7時まで働いていたから、
その後からやっとエンジン作りに着手出来た。

今日はあまり時間がなく剥離しか出来なかったんだけど、
残念ながら剥離だけじゃ塗装が落ちないっぽいから、
クランクケースのスタッドボルトを外してブラストになるかも。
ウチの剥離剤で剥離剤出来ないとマストテクノさんの剥離でも無理だから、
やっぱりブラストで落とす事になるんだが、
アルミナでブラストすると表面が白くなり過ぎるから出来れば避けたいし、
そうなるとウチのガラスビーズのブラストをする事になるんだが、
ブラストって私的には重労働だから避けたいんだよなぁ。

今日は剥離だけして悩んで終わったけど、
正直ソーラー社のリムーバーナンバーワンで剥離出来ない塗装を中華エンジンにしないでほしい。
と言うか荒隠しの塗装するくらいなら、
鋳造後の下手過ぎる研磨を止めれば良いだけ。

あんな雑に磨くならやらない方がマシだし、
無駄な人件費がもっと減って安い中華エンジンがもっと安くなり、
さらに無能な人材の首切れるしと良い事だらけだ。
ケースなんて私が組む場合は自分で磨くから関係ない話だ。

明日も時間が作れたらエンジンを作るんだけど、
今週の予定日は珍しくすでに埋まりつつあり、また自分のバイクは放置状態。

去年買ったGPXエンジンと143cc4バルブキットは完全放置なんだが、
でもエンジンのオーバーホール依頼を頂けるだけありがたい話で、
でも依頼メールを返信してる暇無くて申し訳ないです。

そしてブログを書いてる暇あったらメール返信しろとかごもっともですな。
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スーパーエンデューロin天竜を観戦して来ました

2016年05月29日 20時21分21秒 | イベント、ツーリング参加
2016年スーパーエンデューロin天竜 スタート



今日はエンデューロの観戦に伊那市まで行って来た。

我がカムイレーシングからはのむさんがファミリーバイククラス、
副店長の子供3人がキッズクラス、
オープンクラスには副店長とテラさんがKTMのシックスデイズ、
ノブさんがハスクバーナを駆り1人で参戦。
全員無事完走出来た。

動画は私が撮影したオープンクラスのスタートシーンで、
埃が凄くて面白い動画ではないかもしれないけど、
オープンクラスは普通に観戦していても面白くて、
ノブさんは初めてなのに1人で走って完走。
応援にも熱が入ったわ。

今日は応援にHISPECさんと野口組組長とヨッタカさんも来てくれたから、
応援を盛り上げる事も出来たし、やっぱりレースは面白いね。
実は今年私も参戦したかったがメンバーが集まらず、
オマケにお客さんのエンジンばかり作っていたから参戦用の中華ミニモトすら作れず断念。

だからカムイツーリングクラブの皆さん、
マシンだけは提供するから誰か参戦してくれ!
一応CR80も持ってるからレンタルするけどオープンクラスになっちゃうし、
しかもエンジンの部品が廃番だから壊れたら廃車で部品取りの運命だが。


しかしこう言った敷居が低いレースはもっと増えてほしいと言うか、
私がもっと有名だったら南信州のりもの倶楽部杯で主催しても良いんだが、
無名にも程があるほどの無名だからなぁ…

ちなみに場所は自動車学校のコースを借りて、
排気量別でコースを途中で分けて全車イコールコンディションのシングルレースから。
まぁ、このさじ加減が難しいんだけどね。

そんな訳で今日は1日楽しめたが、顔に日焼け止めを塗るのを忘れて顔が真っ赤。
それくらい面白かったからまぁ我慢かな。



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また陣中見舞いに行きます

2016年05月28日 21時55分45秒 | イベント、ツーリング参加
まずお詫びなんだけど、私のメールアドレスに沢山の質問をいただいていて、
正直全て返信してると軽く1日が終わるので、
なかなか返信出来ないけど申し訳ないです。

一応全てには目を通しているんだけど、
前も全てのメールを返信してたら半日で足りないとか経験してるから、
良かったら私に直接電話下さい。

私は初回の返信時に必ず私の会社の住所、氏名、電話番号を載せているはずなので遠慮無く電話してくれて大丈夫。
1人の会社だから自由は効くのだ。
さらに夜に電話くれると私は漏れなく晩酌してるから、
酔っ払ったバイク好きなオッサンのコアな話がきけるかもしれない(笑)










明日は伊那市役所前の河原でエンデューロが行われるって事で、
飯田下伊那からも多くの方が参加されるみたいだから、
私は出走しないけど陣中見舞いに行く予定。
また南信州のりもの倶楽部のロゴが入ったTシャツ着てるから、
もし知ってる方がいたら遠慮なく話かけてね。

ちなみに写真のバイクはカムイのカー用品店の副店長のKTMシックスデイズ。
明日はこれでオープンクラスに出るみたいだけど、
レーサーはビックリするほど軽いわ。

一応明日は応援兼お手伝いとして行くつもり。
参加される方は怪我しないようベストを尽くしてね。
私も真夏のエンデューロで熱中症にかかり病院に担ぎ込まれたけど、
死ななかったから一応ベストは尽くせたさ(笑)

そんな訳で明日に備えて早く寝たかったけどブログ書いてたらもう11時。

また飲み過ぎちゃったなぁ…

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カブはバイクのスタンダード

2016年05月27日 22時42分15秒 | 輸入横型エンジン編



前に私がオーバーホールしたエンジンが搭載されたカブ、
修理も終わったからオイルを入れてシェイクダウンしてみたんだけど、
実はカブに乗るのは久しぶりなんだが、
何なんだろうか? このホッコリとするようなバイクは。

エンジン自体はただの中華110ccフルノーマルでオーバーホールしかしていないから、
パワー的にはたいした事無いし、可もなく不可も無くみたいな感じなんだけど、
何か知らんが何も考えず1日中乗っていたい感じの、
急かされる感じの無い不思議なバイクだ。

だから今日は自分のバイクは乗らずコレばかり乗っていたらカムイさんからの帰りにガス欠。
タンク容量が分からないからガスの入ってる感じが良く分からんかったわ。

まぁこれで納車出来るから一安心なんだけど、
今日またエンジンが届いた。








お客さんがタイガーフォーチュンと言っていたからタイのタイガー社のエンジンかと思っていたが、
どこにでもある普通の中華110ccだった。

このエンジンもオーバーホールするから…









全てバラバラにして明日から剥離をする。

ただこのエンジンは良く見る中華110ccとは少し違い、
キックスピンドルは珍しくAタイプで、
さらに走行中に4速からニュートラルに入らないようになってるストッパーがミッションに着いてて、
似てるようで腰下はかなり違うシロモノ。
しかしこの世にはホントに色々な中華エンジンがあるねぇ。

今日はこの他に1P60も全バラにしたんだけど、
そっちは詳しく説明するからまた今度。
プライマリキックのエンジンは久しぶりにやったけど、
久しぶりだからけっこう忘れてるもんだわ。

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レストアとは錆び取りだ

2016年05月26日 08時08分03秒 | 一般整備編



現在レストア中のゴリラなんだけど、
フロントタイヤのチューブがパンクしていて、
動かすのが嫌でガレージ内に鎮座していたんだが、
仕事のたびに困っていたから直ぐにチューブを注文し修理してみた。

フロントをバラしたついでに固着していたブレーキのキャリパーを洗浄して揉み出しもして、
さらに錆び取りを簡単にしただけなんだけど、
錆びが無くなると何となくだが見れるようになるねぇ。

このゴリラはとりあえず走れるようにしたら、
実車を確認してもらいながらカスタムやオーバーホールをしていくんだけど、
エンジンは始動が確認出来たら終わりにして、
オイル漏れだけ修理したら終わりでも良いのかなぁ?










ちなみにクランクケースの刻印だとGクランクの
ケースなんだが、
R系のストロークアップされたクランクが使われてるみたい。
写真で分かるように6Vのケースなんだがジェネレーターは12Vのデンソー製だもの。
つまり腰下からキッチリやってあるみたいで、
ミッションは4速だけどギア比が気になるなぁ。

とりあえず移動だけは出来るようになったから、この後はまた考えるつもり。
エンジンのオーバーホール依頼も山積してるし時間を有効に使わないとこのゴリラは時間かかりそうなんだが、
でもツーリングだけは行きたいなぁ♪
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1P60FMKの初期オーバーホールと4バルブ化 その1

2016年05月25日 21時30分55秒 | 1P60エンジン編



モダンワークスさんから1P60FMKが再販され、
丁度初期オーバーホールと4バルブ化の依頼が入ったから、
細かく紹介しながら作っていこうと思う。

1P60は何回かの進化を経て現在のモデルになっているんだけど、
今回は何が変更になったか簡単に説明していくと、
まず写真で分かるようにオイルの点検窓が新設され、
オイル量と汚れを簡単にチェック出来るようになったね。

それとクランクケースの強度が初期から格段にアップ。
昔はラフキックでケースが簡単に割れたもんだが、
右側ケースのミッションのベアリングの間の肉が増えて、
マシにはなったんだがやっぱりラフキックは禁物。
クラッチやプライマリギアが欠けたりするから気をつけよう。









これはヘッドなんだけど、オイル通路のすぐ横にあるボルト、
これはデコンプになっていて、このデコンプはゾンシェン155cc、つまり1P60YMJも装着されていて中にスプリングと突起物みたいな何かが入っていたけど、
どんな風に作用して圧縮を抜くのかは知らん。

ただデコンプが使えるのは2バルブヘッドだけで、
4バルブヘッドはデコンプが無いから、
ギアを入れてバックさせたり頑張って圧縮が抜けるのを待つしかないかな。










これは前からなんだけどキックスピンドルがかなり太くなった。
だからと言ってラフキックはやっぱり禁物なんだけど。

ちなみにキックペダルはNSR50のが使えるから是非買っておこう。

1P60は色々が対策されてきた経緯はあるんだけど、
それでもまだデリケートに扱わなければならないエンジンに違いは無いから、
そう割り切って使ってもらいたいと思う。
だいたいいくら強化されたとは言え元はモンキー系の50ccみたいなもん。
それを3倍の排気量にしてあるんだから、ロンシン125ccみたく腫れ物に触るくらいの扱いが丁度良いのだ。
と言うか中華エンジンは全てがデリケートに扱わなきゃダメだ。

そんな訳で次からはいよいよ分解だが、
バラす段階でも地雷を踏まないようにしないと取り返しのつかない事になる。

使う前に分解して正しく組み立てしなきゃいけないのに、
ただ分解の段階だけで地雷が仕掛けてあるとか、そりゃないよなぁ…

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何を信用すれば良いのやら

2016年05月23日 21時47分00秒 | 輸入横型エンジン編


今日は午前中だけ仕事があっただけで比較的暇だったから、
前に組んだエンジンの手直しをしていた。

まずオイルが漏れるみたいだったのはガスケット不良で交換なんだが、
キックスピンドルの位置がおかしいとギアが鳴る症状が出ていて、
キックスピンドルにスペーサーのリングを入れ忘れたかと思ってケースを割って調べたんだけど、
結局はスピンドルのポンチマーク位置が悪く、
新品に交換したらキックの遊びも適正になった。

スピンドルはお客さんがキックペダルを間違って付けてしまい山がなめてしまっていたんだけど、
ポンチマークで悩むなんて普通じゃない話だから、
良い経験になったかもしれないけどもうゴメンだ。

エンジンが完成したら次は車体に載せて始動確認もしなきゃなんだが、
こんな時に限って本業が忙しくなる予定で、また夜なべ作業して深夜酒からの二日酔いで悪循環。

酒リミッター的な物があれば買いたいくらいなんだけどなぁ…

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ブログ開設10周年

2016年05月20日 23時56分12秒 | 輸入横型エンジン編

今日は5月22日って事で、
このワタクシ、ブログを始めてから10周年を迎える事になった。

昔はただのバイク好きで自分のバイクやらの整備などをしていたんだが、
いつからかゴリラを買ってから歯車が狂い始め、今じゃ横型中華エンジン専門家みたくなってしまったなぁ。
日本中どこ探してもこんな事やってる人間はいないと思うが、
これからも中華エンジン専門で行くのかなぁ、と思う。

そんな訳でこれからも我が南信州のりもの倶楽部をよろしくお願いいたします♪

さて、2日ほど更新をサボってしまったが内容の濃い日々を過ごしており、
まずはロンシン125cc改140cc4バルブが完成した。












いつものようにバルタイやバルブクリアランス調整など細かな作業より、
一番困ったのがデイトナの全波ジェネレーターかな。

ピックアップコイルの位置がシックリ来ないからベースプレート位置を変えたりしたんだが、
結局はコイルは小さいから純正位置に拘る必要は無いみたいだ。

このエンジンの仕様の場合56×57のボアストロークで140cc4バルブ。
私はヘッドがWIN120系の2バルブを使っているが、
排気量がこれだけあればトルクもあるし中華150ccのノーマルと比べればパワーも負けて無い。
と、言うか中華150ccは圧縮比が低いからパワーは以外と低いし、
4バルブになると圧縮も高いから車体も大きめに作らないと危ないかもね。










余った時間で自分のゴリラにオイルクーラーを取り付けてみた。

本当はエンジンのヘッド下にステーを使って付けようかと考えていたけど、
よく見たらアルミフレームの下に良い感じの穴が開いていたから、
結局はその穴を使って取り付けて、オイル取り出し口はヘッドからにしてみたけど、
そのうちクラッチカバーから引いた方が配管がスッキリするかな。

まぁ面倒だからやらないかもしれないけど(笑)









さらに昨日はカムイさんに部品を買いに行ったら、
QさんとHISPECさんが現れて、駒ヶ根までソフトクリームを食べのツーリングに同行してしまい午後はほぼ終わり。

当然道中は凄いスピードで、スピード域はミニモトのレベルではないし、
そもそも私以外は8インチのモンキーだけど先輩方はまぁ飛ばすわ。
飛ばすと言うよりアクセルをガンガン開けるし、
全員が100cc以上のエンジンでワイドオープンだもの。
こんな事やってるそのうち死人が出るレベル。
カムイツーリングクラブに限っては排気量上限が88ccとかにしないと、
頭に血が登ると歯止めが効かない連中ばかりだから危ないわ。



しかし昨日食ったソフトクリームは最高だった。
また食いにプチツーリングに出かけたいな。










HISPECさんにお願いしていた中華エンジン用のガイドローラーがやっと完成した。

今までのはシリンダーのローラーから異音が出て、その対策品を作っていただいたんだが、
サイズとしては中華エンジンのと全く同じになったから異音はもう大丈夫で、
そのうち正規販売が行われると思う。

しかしこれでもまだ完成品ではなく、
次はニードルベアリングがローラーベアリングになるみたいで、
この方がベアリングが回転する音が出難いみたいだ。
だからこれが問題無ければいよいよ販売開始。
クランクやミッションのベアリングにL1C3などを使ってる位の方は、
ガイドローラーにも拘ってもらいたいかな。



そんな訳で今日で田植えも終わった事だし、
また明日から11年目を目指して頑張るかね。
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ロンシン125を4バルブヘッドにする時の注意

2016年05月19日 21時21分49秒 | 輸入横型エンジン編


今日は注文しておいたDトラッカー用のドライブスプロケットが届いたから早速交換しようとしたんだが、
ミッションのカウンターシャフトの形が全く違って使用不可。

私のはKLX250改DトラッカーだからKLXなら年式関係無いと思い2000年以前のを注文したんだが、
2001年からシャフト形状が変わったみたいで、
無駄な買い物しちゃったなぁ…

ただWR250と共通っぽいからHISPECさんのお友達に半値で買ってもらえるか聞いてみようかねぇ。

ちなみに購入したのは15丁。
普通は13丁とか12丁にするのが基本なんだけど、
ツーリングオンリーだからロングに振りたいのだ。









またまたエンジンを作っていたんだけど、
ロンシン125に4バルブヘッドを合わせる場合、
カムチェーンスプロケットが大きくなり、
ヘッドのカムチェーントンネル内でチェーンが接触し異音が出ると報告を受けていたから、
今回はちゃんと対策を行いカムチェーントンネル内を座具る事にする。

GPXの場合はカムチェーンスプロケットが28丁だから接触はしないんだけど、
ロンシンは32丁だからカムチェーンスプロケットがかなり大きくなる。

ただ削り過ぎると取り返しの付かない事になるから、
シリンダーのカムチェーントンネルと比べながら削っていこう。









頑張ったんだけど今日はここまで。
腰上になると面研やバルブのすり合わせ、
オイルリターン通路を拡大したりなどの細かな作業が増えるからこれでも頑張った方だ。

だいたいピストンのリングのバリ取りだけでもかなりな手間だから、
時間がかかるのも仕方ない話。

そんな訳で今日も働いた割には進んでない気がするけど、
部品注文が忙しかったりすればだいたいこんなもんだ。

ただ私は今日もカムイさんでかなり粘度の高い油売ってたから、
これがよくないんだろうねぇ。
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バイクは天下の回り物

2016年05月18日 22時22分19秒 | 一般整備編
今日は朝から普通に仕事をしにお客さんの自動車屋さんに行ったんだけど、
その時にここの社長、まぁ私より少し若い方なんだが、
ゴリラを買ったみたいなんだが不動車で自分で直してる暇もないし、って事で、
代わりに私が修理する事になった。

同世代の独立組の中では私のバイク好きとミニモトのエンジン好きは知れ渡っていて、
前にタイガーのCX125を買った時もオーナーさんが、
「飯田に中華系エンジンばかりやってる凄い人が居る」みたいな事を話してくれて、
俺より上がいるんだなぁ、なんて思ってたら話を聞くうちに「それ私です」みたいな事になったもんなぁ。
ちなみにその方はカムイさんで行われたイベントの時に顔出してくれて、
エンジンの分解組み立て講習会も観て行ってくれた。

んで、そのゴリラってのかコレ。









前に、これも独立組の方の会社に仕事に行った時に保管されていたゴリラで、
HISPECさんが昔に作った物だから売って欲しいとその時にリクエストしたんだけど、
次に行った時にはこのゴリラは無くなり、回り回って私が直す事になる、と。
なんか運命すら感じるバイクだ。

んで私は何をするかって言うとレストアしながらもう少しカスタムしていくみたい。
とりあえずは走れるようにしたいんだけど出来ればエンジンを開けてみたいなぁ。
最悪は自費で良いからエンジン開けちゃうかな(笑)










今日はベアリングが届いたからロンシン125改140cc4バルブを作っていて何とか腰下は完成した。

ロンシンの場合だとミッションのシフトドラムを加工したり、
ストッパーなどの修正をしていたらやっとミッションの入りが良くなったが、
調整する前はちゃんとギアが入っていたか心配になるくらいだったかな。

このエンジンは今週中には終わりそうなんだけど、
今回のゴリラは時間かかりそうだからまだまだ頑張らないと、
これで本業の繁忙期と重なるとバイクの置き場が無いわ…

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ダートマックス1P60の再販が開始しました

2016年05月16日 21時58分55秒 | 1P60エンジン編







モダンワークスさんから1P60がやっと再販された。
前から欲しかったから早速購入して、
4バルブヘッドも一緒に購入したんだけど、
ボアアップはせずに160ccのまま使う、と言うか、
どうせ自分のエンジンは出来ないからコレクションとして買ったようなもんかな。

で、このエンジンに関してだが、エンジンの載せ換えが出来る人くらいのレベルだと、
逆にお勧め出来ないと言うか、
そのまま使ってもらっても構わないけど、
まぁ私が世話を焼く事も無いから別に構わないか。

そもそも4バルブに交換するとバルブクリアランスはシムで調整する事になるし、
4バルブヘッドのバルタイは酷いもんだし、
私もBREさんに研修に行ってなければ作れないシロモノ。
そしてダートマックスの1P60の技術は全てBREさんで勉強したものだから、
深くは書けないのは分かってもらいたいかな。

このエンジンはレース専用みたいな感じだから、
面白いエンジンだけど少しだけハードルが高い。
でもガチエンジンになると登りで全開にするのが怖くなるパワーなんだけど、
自分の場合はツーリングで使うからあまりカリカリにはやらない、
と言うか多分ノーマルで使うと思う。










んで、今日もエンジンを作ろうと思ったんだけど、
お客様に送っていただいたベアリングのサイズが1つだけ違うのが入ってたから、
今日注文して他のベアリングを入れて終わり。
ミッションのベアリングが無ければ何も出来ないからねぇ。

ミッションのベアリングの2つはL1C3が入っていたから入れてみたけど、
このベアリングはエンジンの暖気をしっかりする人用だから、
私みたく暖気をしっかりやらない人は1番安い開放型のベアリングで充分だ。









だから空いた時間で自分のDトラッカーの整備。

5年も眠っていたのを最近叩き起こしたおかげで、
フロントフォークのシールが抜けてしまった。

とりあえずフォークはまだ予備が有るからそれに交換して、
抜けたフォークはオーバーホールついでにスプリングとオイル粘度を換えて、
オフロードから舗装路に対応した足に作り変えるつもり。

ホントはシールが抜けてなければバネとオイルを換えて終わりにしたかったんだけど、
フォーク自体がもう10年近く前に買ったから無理もない。
つまり修理のタイミングだったってことかな。

そんな訳で毎日のようにエンジンを作っているんだけど、
シーズンインしたからだいぶ予約も減り、
休日にガレージに篭ってエンジンを作る事も減りそうだし、
…書いてて思い出したんだがチェンソーの修理依頼を忘れてた。



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やっぱりオフ車はツーリングに向いていないが定説、を覆したいなぁ。

2016年05月15日 22時45分54秒 | イベント、ツーリング参加
今日は午前中に息子の野球の試合を観戦しに行ったんだけど、
ライバル校に2対1で負けてしまった。

俺が観に行った試合はほとんど勝っていたんだが、
どうも他校のレベルが上がったのかエラーや暴投、フィルダーズチョイスの一つが命取りの白熱した内容。
ただ南信だと中学生で私位の身長の子は少ないし、
打率が5割超えの子も居ないから、推薦入学を貰える子はいるのかなぁ?

まぁどの子供達も金の卵かもしれないから学校の垣根を越えて応援したいよね。


ちなみにだ、私が住む下伊那郡高森町は星野仙一を生んだ明治大学野球部の元監督、
島岡吉郎の出身地で、島岡さんは御大と称えられて、
御大の館なる温泉宿泊施設がある程で当然野球に熱心なお国柄。

毎年明治大学の野球部が夏の合宿に来ているから、
気になる明大プレイヤーに会いたかったら高森町へどうぞ。
私も広島広陵高校から明大を経てカープで現在ピッチャーをしてる野村祐輔投手のサインボールを持ってるくらいだ。

それと高森町は全国的に有名な高級干し柿のブランド、市田柿発祥の地で、
実は私の家の住所は市田だし、そのせいで、って事は無いが市田柿をイメージして南信州のりもの倶楽部のステッカーは市田柿の色であるオレンジ。
柿だけにカーキ色も考えたが柿と関係ない色だし地味だった…










昨日の完成したばかりのDトラッカーで午後に軽くツーリングに行ってみた。

写真は日義の道の駅で、飯田から権平峠を抜け国道19号を南下しただけのツーリングだったんだけど、
Dトラッカーをツーリングに使う弱点が2つあり、
先ずはタンク容量の少なさ。

満タンで飯田からビーナスラインを抜けて美ヶ原を軽く攻めながら行くと美ヶ原の下りでガス欠になりそうな感じ。

今日も220キロ走行程でリザーブになったから、
1日500キロを走ったとすると3回の給油をしないと心配だし、
当たり前だが現金会員カードを持っているガススタは選べないかも。


それともう一つはシート。
まぁケツが痛い!

ゴリラシートだと1日500キロは何とか大丈夫だけど、
オフ車はかなり厳しくてだ、
今日だとほとんどが立ち乗りか広いタンデムシートに腰掛けるしかなく、
クッションを自作しないとロングは無理。

タンクはアチェルビスのビッグタンクが有るから少しは平気だが、
ケツが痛いのはどうしようか悩んでいて、
コレ書いてる時もまだケツが痛いわ。


1日200キロのヌルいツーリングでこザマは何とかしなきゃなんだが、
高速道路を快適に走れるよう頑張って作るかなあ。


ただ来週は田植えの手伝い。
片道20キロの実家に帰れなかった今年の冬は、
エンジン三昧だったが楽しかったから良いか♪



現在は初期フルオーバーホールの場合約1ヶ月待ちくらい。
夏真っ只中にツーリング行けるか軽く心配だわ。

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KLXロングツーリング仕様が少し完成しました

2016年05月14日 22時43分42秒 | KLX250 レストア、整備編
昨晩モダンワークスさんから1P60が再販になって、
急いで注文を入れたんだけど今晩になって無くなり、
多分いきなり売り切れたんだろうねぇ。

ただ4バルブヘッドは売り切れてからしばらく経つし、
もう買えるか分からないけどベースエンジンだけは何とか間に合ったから、
また初期オーバーホールしてみようかなぁ、なんて考えてたら、
いきなり1P60初期オーバーホールの依頼が入ったから、やっぱり自分のは最後。
GPXなんてフルキット持ってるのに自分のは組めないけど、
まぁ今年の冬には何とか作りたいかなぁ…










実は昨日の深夜に自分のKLX改Dトラッカーを作っていて、
キャブのパッキンが来てたからキャブを洗いながら組んで、
今朝からあちこち調整してバッテリーを充電しながらエンジンをかけてみたが、全く持ってかからない…

セルスイッチを離すとエンジンが止まるから迷ったあげく、
バッテリーを新品にしたら何の問題も無く始動した。
KLX250はバッテリー点火だからバッテリーがビンビンでないとダメで、
つまりバッテリーが死んだら押しがけすら出来ないバイク。
だから電圧はマメにチェックして規定電圧は以下になったら迷わず交換。

ただね、今回初めてバッテリー液がジェル状になったバッテリーを買ったんだが、
HISPECさん曰くジェルバッテリーは上がり難いしかなり良いらしい、みたいな話を聞いてたから買ったけど、
安い中華バッテリーなんて1年持たないんだけどジェルバッテリーは2年経ってもなかなか電圧が下がらないらしい。

だから今度は私がインプレしてみるが、結果が出るのは数年後かな。

あとはツーリング仕様らしくリアキャリアを装着しただけ。
次はタイヤ交換ついでにリムをチューブレスにしてみるつもりだ。










最近LEDライトが気に入ってしまいKLXも早速ライトを交換したんだけど、
まぁ呆れるくらい明るいわ。

前はH4のハロゲンだったんだけど始動時はライト消せないからバッテリーの負担が大きかったんだけど、
LEDだからライト点けたままセル回しても明るさには変化無し。
昔はさ、バッテリーなんてMFが主流だったけど安物は直ぐ使えなくなるし、
ライトも消費電力は凄いけど暗いのが当たり前だったけど、
今は高性能バッテリーも開放型より遥かに安く買えるし、
ライトもHIDが出たり時はこぞって交換したけど、
今じゃ明るさはほとんど同じで電力を使わないLEDが安く買えたりと、
本当に良い時代になった。

LEDライトの場合カブのジェネレーターが半波でもナイトランは怖くないくらい明るいし、
HIDみたくジェネレーターは全波にしてバッテリー装着みたいな事しなくても良いからね。

ちなみにゴリラもKLXもLEDライトはどちらも冷却ファン付き。
次はジムニーもLEDライトにするつもりだし、
もうハロゲンに戻る事は無いだろう。

んでKLXが普通に使えるようになったから今日は超久しぶりに乗ってみたけど、
当たり前だけどパワーはあるし、ミニモトを無理してチューニングするよりも楽だし遥かに安全。
しかも6速ミッションなんて久しぶりに乗ったから、
100キロ以上で走っていてシフトアップ出来た時の驚きと言ったら…
中華エンジン愛が少し薄れたかも(笑)

まぁそれは無いけどこれで高速に乗れるから、
次は高速使ってロングツーリングとかしてみたいね。
コメント (2)
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これで組み立てレベルが高けりゃ文句無いんだが

2016年05月13日 23時43分59秒 | 輸入横型エンジン編


今日は中華110ccを組んでいたんだけど、
キックスピンドルのポンチマークがいい加減で、
マークに合わせて組むとキックの遊びが多すぎる。

今回は1ノッチ分だけ遊びを減らす方向で組んだけど、
中部110ccはクランクケースにピストントップの切り欠きが無かったり、
そもそもキックスピンドルのストッパー位置がズレていたりと、
毎回思うが組み立てる中国人をちゃんと教育してるのかなぁ?

まぁ教育以前の問題かもしれないけど、
中華110ccの1次側クラッチエンジンと遠心クラッチエンジンは日本で週に数機売れてる人気のエンジンなんだが、
組み立てレベルがこれじゃ…

ただこのエンジンのクランクは両側の芯が綺麗に出たし、
ミッションの不具合も無かったりと、
組み立てが間違ってなけりゃ合格かも。
まぁ組み立てでポカしてくれてるから結局はダメなんだけど。

中華エンジンって素性は悪くないんだけど、
組み立てのレベルが低く結果不具合が出たり、
購入した方も「所詮は中華だから」と諦めていたりするパターンが多い気がする。
ちゃんと組めば全然悪くないんだけどねぇ。

中華110cc、もしくはエンジン型式TZH152FM系を使ってる方は、
キックの遊びを確認してもらいたいかな。

キックの半分近くが遊びとかのエンジンはゴロゴロしてるから、
キックスピンドルとストッパーは適性か確認してもらいたいし、
調整はクラッチ側をバラせれば自分で調整出来る。

無調整でガンガン走ってるカブがあったりするけど、
出来ればクラッチカバーを開けて確認してもらいたい。
けど、中国人がちゃんと組み立てさえすれば良いだけの話で、
日本の考え方が中国では通用しないんだろな。



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