南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

シャリー、ATエンジン腰上のオーバーホール その4&中華エンジンも少しだけ

2009年07月31日 12時32分08秒 | シャリー、整備やカスタム編
皆さんお久しぶり。「のりもの倶楽部」南信州版のお兄さんだよ。
今週はすっかり更新をサボってしまいましたな。
何やってたかって言えば仕事終ったらガレージに閉じこもって、
ず~っとエンジンやらシャリーを弄ってた訳ですが。
おかげでネタは貯まったので書いていきましょう。

まずは上の写真。

これは前回に紹介したばかりのATエンジン。
前に組んだ時にはオイル漏れや圧縮抜けもあったので、
またエンジン開けて、今度はメタルガスケットを使って再度組み直しました。

メタルガスケットは普通のとは違ってもの凄く薄く、
僕がデジタルノギスで計測した結果、
普通のガスケットは1.2ミリほどの厚さに対して、
メタルガスケットは0.25ミリとペラペラ。
しかし75ccと少なめの排気量なのでその差は大きく、
吹けがポンポンと軽かった前仕様に対して、
排気音の歯切れがとても良くなってました。

そしてメタルガスケットを使うとヘッドの部分のOリングは不要になるので、
当然ながらオイル漏れなども無くなりまして。
エンジンをかけてしばらくは白煙噴いてましたが、
その後は消えて吹けがもっと良くなってました。

前よりは少しだけパワーが上がったと思ったので、
せっかくだからスプロケ少しだけ最高速仕様に変更し、
平地をベタ伏せして全開走行してみましたが、
何とか最高速10キロの上乗せに成功しまして。
まぁミッションが3ATなので頑張っても80キロしか出ないのですが。
PC20にポート研磨までしてあってもこんなもんですよ。
これ以上パワーを上げられない事は無いのですが、
低速スカスカで乗りたくないですし。

なのでオススメの仕様としては最高速を70キロちょっとにスプロケ変更して、
トルクで乗るような感じに仕上げた方が坂道でのストレスも無くなるし、
かと言って交通の流れに乗れないって事は無いと思います。
実際少しの間だけアシとして使ってましたが、
何の不便もなく、逆にオートマチックの変速を楽しんでいましたからねぇ。
最初はヘンテコなエンジンだと思ってたけど、
弄ってみればとても楽しく良い素材だったかもしれません。










3ATエンジンはもうやる事無いし、
売り物にいつまでも乗っていられないので、
次はシャリー用に購入しておいたエンジンにサクリと積み替えます。
が、何しろ炎天下で撮影したため光が乱反射して写真が白っぽくなってしまいましたな…
僕のゴリラはアルミの部分が多いですし。

乗った感じとしてはタイガーエンジンに似たフィーリングで、
目を閉じて乗っていればどっちがどっちだか分からないくらいです。←危険
それとキックが軽い。
これはカムにデコンプが搭載されているのが大きいですね。
写真の短いキックアームでも問題なくエンジンが始動できます。
が、そのうちカムはS25かS30に交換しちゃうので、
デコンプともおさらば、キックアームも長いのに交換でしょうな。

何しろ僕らはどノーマルの中華エンジンに乗った事なかったので、
キャブは3ATに使っていたPC20をセッティングもそのままに搭載し、
ナラシ運転をしばらくするつもりで搭載したは良いのですが、
いきなり修理しなければいけない所が見えてきまして。

まずはお決まりのミッショントラブル。
とにかくギアチェンジが渋いしニュートラルが出ません。
そしてあちこちのギアの間でのギア抜け。
直しがいのあるエンジンなので早くもクランクケース割りたいです…
そう言えば最初から入っていたオイルが凄く粘度のあるオイルだったので、
もしかしたらそれが原因かも。
触った感じとしては20W-50くらいだったですからねぇ。









これは左側のショット。
セルモータのあるタイガーエンジンと違ってこれにはセルが無いので、
キャブは左側に向けてみました。
それにしても今まで載せていたタイガーエンジンと違って、
アチコチがスカスカに見えますな。
タイガーは「パワーたくさん出まっせ」みたいな感じが伝わってきますが、
このエンジンは少しだけ大きな国産エンジンと言った印象です。

それと詳しい人には分かると思いますが、
ジェネレータだけは国産の12Vタイプのうちの、
純正軽量ジェネと言われるデンソーの物にいきなり交換しまして。
値段は張りましたがやっぱり軽いし旋盤を使ってローターの軽量化も出来そうでした。
おかげでアイドリング状態でライト点灯させてウィンカー使っても、
ちゃんと点滅するので街乗り目的のシャリーにはちょうど良いと思います。

今週は他にも色々な事に手をつけていましたが、
今日は長文書いちゃったので続きは次回にしましょうかね。
また見て下さいな。



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シャリー、ATエンジン腰上のオーバーホール その3

2009年07月25日 12時06分16秒 | シャリー、整備やカスタム編
やぁ。ただ今二日酔い状態でブログ書いてる「のりもの倶楽部」南信州版でございます。
ここまで気持ち悪くなっても夜には「酒飲むかな♪」って気になってるんだもの。
人間、って言うか僕ってバカだね。

さて、今日の本題ですが途切れながらも続けていたATエンジンのオーバーホールです。
やっと完成したので早速アップしておきましょう。

まず下の写真。









かき集めた部品や消耗パーツをガンガン使って無心で組みます。

もう何回もやってるので難しい事はないですが、
少し組んだら確認作業を何回も繰り返しているのでとても時間がかかりますな。
でも失敗したら元に戻れない所もあるので慎重に。









組み終わったらバルブクリアランスを0.05ミリに合わせて終了。
もうこの写真からでは新品エンジンにしか見えませんな。
さすが我が倶楽部の技術力。

このエンジンはしばらくナラシ運転をしないといけないので、
この後ヘッドに付いている意味不明の部品(たぶん負圧コックの何か)を外し、
IN側のポートを拡大加工してあるのでキャブを大きめのPC20にして、
しばらくは僕のアシになってもらいます。









早速僕のゴリラのエンジンと積み替えてキック。
エンジンかからない…
調べたら火花が飛んでないらしく、ここから仕事が忙しくなってしまったので、
何も手を付けられず放置してありましたが、
山ちゃんが調べた結果、ゴリラとシャリーではジェネレータの配線が違うらしく、
カプラーの配線を組み替えたら火花が飛ぶようになりました。

その後キャブの調整をしたりして現在に至る訳ですが乗った感想としては…

何か変な感覚。
クラッチ操作がいらないんだけどついクラッチレバー握ってしまうし、
加速すると勝手にシフトアップして面白いです。
変速も車みたくカチッと変速するのではなく、
内部のクラッチが勝手に繋ぎ換わってるみたいでとてもスムーズ。
この変速を機械的にやってるってんだから凄いと思います。

そうは言っても1回目の変速は時速20キロ、
2回目の変速は30キロ、みたいな感じで決まっているらしく、
それ以上はエンジン吹け切るまでずっと3速、そんな感じです。
カブだってほとんど3速で走っているでしょう。
ギア比はそんな感覚に近いと思います。
でも片手運転可能なので意外と面白い、と言うか笑えます。

しかしここで問題が…

まずオイル漏れ。
油圧がかかるとオイルを圧送するスタッドボルト(エンジンに向かって左下)からポタポタと。
Oリングの1つをケチったのがいけなかったのでしょう。
組み直しですね。

それとマフラーからの白煙。
そんなに酷くはないんだけど圧送されたオイルがシリンダー内に回っていそうな雰囲気で…
これもOリング交換とシリコンガスケットっでどうにかなるでしょう。

もう1つ。
これは問題ってまではいかないんだけど、
もう少し最高速を出したい。
ミッションが3速のオートマチックなのでそんなに期待しちゃいかんかも知れんけど、
せっかくまたエンジン開けるんだし、
ヘッドガスケットをメタルタイプにし少し高圧縮にして、
ほんの少しだけパワーアップしたい。

本当はハイコンプピストンとか使えれば良いんだけど、
ヘッドはシャリー純正を使うのでそんな訳にもいかず、
少しの投資とスプロケ変更でせめて80キロは出るエンジンにしたいですねぇ。

そんな訳でただ今エンジンを再分解して部品待ち状態。
早くこのエンジンを組んで1P56FIMエンジンを試したいんですが、
今ナンバーが付いててまともに走る車体が僕のゴリラしか無いし、
空いてるエンジンでも整備しましょうかね。
→我が倶楽部には現在5機の横型エンジンがある

まぁまた何かするので待ってて下さいな。



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メーカー不明125cc1次側クラッチ5速エンジンの観察 その3

2009年07月22日 17時32分10秒 | 輸入横型エンジン編
やぁ。午前中に仕事をサボって日食観測していた「のりもの倶楽部」南信州版でございます。
南信州では雲が多かったけど時より太陽を見る事ができまして、
板ガラスに可視光線透過率と紫外線透過率ほぼ0パーセントのフィルムを何枚も貼った、
自作日食観測サングラスで太陽を見ていたんですが、
写真に収めるにはまだ明るすぎたらしく、
何枚か撮ったうちの1枚しかまともに写ってませんでした…

しかし太陽の上から欠け始めて最後は下の方が欠けて三日月状態まで見る事ができました。
次見れる時は26年後らしいけど、その時はすっかりジジイになって、
視力が悪くなってるかもしれませんな。
今も夜の運転時はメガネないと怖いですが。


さて、数回に渡って書いてきたコピーエンジンのお話、
今回は一応最終回ですかね。
コピーのくせに独自規格すぎたエンジンですが、
このエンジンにも国産に流用出来そうな物が数点ありまして。

まずは下の写真。









クラッチです。
このエンジンは1次側クラッチ仕様なのですが、
普通に考えて容量不足な気がしますな。
しかしこの中にはクラッチディスクが2枚入っていて、
少しながら強化になっているみたいです。

使用しているディスクは国産の1枚ディスクが2枚入ってるだけなんだけど、
このクラッチはスプリングの長さを短くして容量を稼いで2枚入れてる構造。
そうは言っても2次側みたく減速されて回転してる訳では無いので、
クランクが8000回転すればクラッチも8000回転して、
さらに125ccのトルクもあるのでやはり容量不足なのではないかと…
ちなみにCD90などの2次側クラッチはクランク回転の半分~1/3くらいで回転してるらしく、
ディスク枚数も多いので耐久性も高いのだそうな。

しかしこのクラッチとプライマリーギア、
モンキーなどの1次側クラッチにポン付け可能なので(Rクランクで実証済み)
そのまま交換すれば強化クラッチになるし、
プライマリーギアの減速比も大パワーエンジン向けなので、
スプロケで無理しなくてもクラッチ交換だけで最高速が伸びる仕様になります。
無駄な買い物にならなくて良かった。









こちらはオイルポンプを横から見た写真。
クランクケースに装着されているのがタイガーエンジンのポンプで、
取りは外されているのが今回買ったパーツに付いて来たポンプです。
一目瞭然でポンプの容量の違いが分かりますねぇ。

このエンジンのポンプはカムチェーンから動力を取るタイプでなく、
クランクから直接駆動するタイプで、
形はナイス110などと同じだと思うんだけど容量が若干少ないのが残念。
タイガーなどと同じであれば補修部品として使えたんだけどなぁ…









このエンジンのミッションですが、見ての通りの5速ミッション。
そしてモンキー純正などのケースにも組み込めると思います。
若干ケース加工が必要かもしれないですがね。

ただ、事前情報では4速と5速の減速比はあまり変わらないらしく、
そのまま装着しては面白くなさそうなので、
可能であれば何かのギアを混ぜるなどして減速比を変更した方が良いでしょうね。

それと僕らの使ってるタイガーエンジンにミッションを流用したかったんだけど、
メインシャフトの長さが微妙に違い、
社外のシャフトを混ぜて使うにしても値段が高いので断念…
まぁそんなもんですかね。









これはこのエンジンの54ミリストローククランクシャフト。
見た通りRクランクと同じ形で、もしモンキーのケースに組む場合は
オイルポンプのスピンドルを部分的に細くすれば装着できるみたいです。
もしくは旋盤でクランクウェブを強引に削るとか(笑
これができれば国産クランクケースにこのクランクを組んで54ミリストロークに変更できます。

ただスモールエンドが14ミリなので、
国産エンジン用のピストンを流用して組むにしても、
ピストンピンの問題は避けて通れなさそうですな。

そんな訳でそのうちこのクランクとミッションを使って、
新しいエンジンを作ってみようかと模索中。
ただ足りない部品が多すぎるので全部揃ったらになりますが。
いつになることやら…



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メーカー不明125cc1次側クラッチ5速エンジンの観察 その2

2009年07月21日 17時32分30秒 | 輸入横型エンジン編
やぁ。土曜の丑の日はウナギ食べたかな?
「のりもの倶楽部」南信州版でございます。
今年は奮発して丸々1匹のウナギを子供と食べましたが、
ちゃんと国産を買ったので安心だしホント美味しいですねぇ。
→前回書いた通り中国産は無理

そう言えば友人が「中国の動画見れなかった」と言ってきたので、
ウチのパソコンで見せてあげましたが、
かなりショッキングだったようで見終わってから手が震えてました。
僕も初めて見た時は目を背けてしまったくらいなんですが、
ようつべで同じ動画を見つけたし、これなら誰でも見れるのでまたリンクでも貼っておきましょう。

人体を蝕む中国の環境破壊

元はと言えば中国産にあまり抵抗なかった嫁に見せたのが始まりでしたが、
これを見た人は間違いなく中国産を食べられなくなります。
僕の目の前で中国産のウナギを買って行った人にも見せたかったなぁ。
↑営業妨害

さて、今日は話を戻して中華エンジンの部品のお話。
中国産は買えないと言いながらも機械物にはお世話になっております。
→エンジン食べたりオイル飲んだりしないからいいの。









まずは上の写真。
付いてきたヘッド内部を撮影した物なんだけど、
デコンプが無いタイプってのは一目で分かりますね。
ただこのヘッド、困った事にカムシャフトがすごく短かくて、
どんなカムを持ってきても流用はまず不可能なんではないかと。
この中華エンジンだけ独自規格を突っ走ってますなぁ…

どうしても何かのカムを流用したかったら、
写真左のベアリングの位置をさらにボーリングして、
強引に帳尻合わせをすれば何とかなりそうなんだけど…









これはカムのスプロケット側なんだけど、
見ての通り6V系の形してるので12V系のようなベアリングタイプの流用はまず無理。
それとカムスプロケットは国産と同じ丁数。
なのでこの中に納まるスプロケも凄く小さく見えます。
ワタクシ、何種類かの中華エンジンを開けてきましたが、
ここまでどうにもならんエンジンは初めて…









これは燃焼室の写真。
カムはとってもお粗末なくせにバルブは大きくて、
調べた結果我々が使ってるタイガーエンジンと同じ27ミリと23ミリのビッグサイズ。
ただ前回も書いたけどスタッドボルトのピッチが全然違いすぎて、
僕らのエンジンには流用がまず不可能。
当然国産の純正50ccエンジンにも流用は出来ないので、
いきなり必要なくなってしまいましたな。
同じエンジンを使ってる人のための補修部品として手放すことになるでしょう。









この部品らと一緒についてきたジェネレータなんだけど、
カプラーは12Vタイプで、こんな物でも12Vは発電するみたいです。
その証拠に電装系を発電するコイルが6Vポイント点火方式のより大きいのが分かりますかね?
点火用のコイルはそんなに発電しなくても良いので、6Vタイプと同じサイズでした。

まぁ、このジェネレータはステーターベースが写真のように割れてしまってるので、
修理すりなり交換するしかないんだけど、
せっかくだからジェネレータくらいは国産の大発電量タイプのを使いたいですねぇ。
コイルの長さは倍になっていても、
発電ポイント自体が少ないので所詮は6Vと似たり寄ったりの発電量ですし…

次回はクランクやミッションの事について書いていきましょう。
また見て下さいな。



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土用の丑から中国製食品を考える

2009年07月17日 19時56分00秒 | オートバイの無い生活
やぁ。中国製の物にかなりお世話になってる「のりもの倶楽部」南信州版でございます。
まさかバイクのパーツにまで中国製が出てくるなんて、
数年前には考えられなかったですねぇ。

さて、今週末は土用の丑の日ですな。
日頃から貧乏生活をしてる僕でさえ「無理してウナギ食ってやろうかな」くらいは思うものです。
ただ値段が高いので毎年買えず、結局は諦めてたのですが、
今は中国製のウナギまで売っていて、
値段は国産の半額くらいですかね。
「これなら買えるじゃん♪」と喜んで飛びついてもおかしくはないと思うのですが…

ワタクシ、意外にも自分の口に入る物は中国産を避けている人間でして。
「部品で世話になってるんだから食い物も買えば良いのに」とか、
「いくら中国製だからって気にしすぎ」
そう思ってる思っているアナタ。
そう、そこのアナタですよ。
今から紹介する動画見終わっても同じ事言えますかね?

※ 実はここでyou tubeの動画を貼ろうと思ったんだけど、
  内容がショッキングすぎるためか削除されてました。
  昨日まで見れたんだけどなぁ…

ここでめげるのも嫌なのでニコニコ動画の方から同じ動画見つけたので貼っておきましょう。
内容はかなり過激でショッキングな物ですが、
アカウント無かったら取得してまでしても見ていただきたい。

【環境汚染】中国の実態【輸入禁止】


…ご覧になりましたか?

どうでしたか?
たった6分の動画だけど考えを180度変えるには十分すぎたのではないでしょうか。

そしてこれ見ても中国製の食品を食べれますかね。
僕は一度見て「もう買わない!」と思ったし、
出来れば今までの食生活をリセットしたいと思ったくらいです。
(喉に指突っ込んで吐きたかったけど時すでに遅し)

ここまで言ってもまだ中国製食品を買おうと考えてるアナタ。
止めはしませんが最後に笑うのは私だとだけ言っておきましょう。

しかしここで考えなければいけないのが私達の住む日本。
高度成長期の日本でも水質汚染は大きな問題で、
水俣病やイタイイタイ病なども水質汚染からもたらされた公害です。
数年前の話だと僕の住む長野県の諏訪湖なんか泳ぐどころか入るもの嫌だったくらいですから。

つまり今の中国は何十年か前の日本の二の舞を踏んでいる訳で、
過去の日本は問題を重視して政府が頑張りましたが、
中国もここで対策をしておかないと大変な事になるのは明らか。
って言うかすでに大変な事になってるんですがねぇ。
そもそも1党制の政治ってのはいかがなものかと…

そして安い労働力で中国人に多くの物を作らせて、
その人達を踏み台にしてきたのが僕ら先進国の人間だということ。
誰かが言ってました。「世界の工場は逆に世界のゴミ箱」だと。
中国がこうなってしまった責任の一旦は僕らにあるのかもしれません。

…なんて真面目な事書いたつもりでも、やはり中国製の食品の不信感は消えない訳で。
中国では「触れる事すら危険」って川が存在してるのも事実だから、
やっぱり買うのをためらうのも無理はないかな…

最後に今日の記事に関係し、検索してもらいたいキーワードを書いて終わりにしましょう。
当然you tubeなどの動画サイトでも有効です。

中国 汚染

毒菜

畸形

中国の実態

動画の最後にも出てきましたが、
周囲に警告する義務は果たせたと思います。
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メーカー不明125cc1次側クラッチ5速エンジンの観察 その1

2009年07月15日 18時57分55秒 | 輸入横型エンジン編
やぁ。梅雨は明けたのにまだコタツ片付けてない「のりもの倶楽部」南信州版でございます。
ウチの場合だとコタツが出てないのはたった3ヶ月くらいになりますかね…


さて、これはしばらく前の話なんだけど、
某オークションで中華エンジンの部品の詰め合わせを発見し、
金額が以外に安かったのでデータ取り用として購入いたしまして。
せっかくなので中華エンジンを弄り倒している同好の方のデータベースになれば良いので、
調べた事について細かく書いて行くことにしましょう。

で、上の写真が例のブツなんだけど、
まずは何のエンジンの部品かを調べなければならないので、
部品から逆にエンジンを追っていくんですが、
ここで重要なポイントは…

1 ボアストロークは54ミリのスクエア

2 クラッチは1次側のディスク2枚タイプ

3 5速ミッション

4 縦フィンの鉄シリンダー

これだけ分かってればおのずと完成形は分かってくるもんでして。
エンジンの全貌は下の写真。









何しろ手元に完成したエンジンが無いので、
写真を借りてまいりました。

このエンジンは某オークションでよく見る、
メーカー不明の125cc5速ミッション1次側クラッチエンジンですねぇ。
僕も今と違って無知な頃はこのエンジン買おうか悩んでたもんですよ。

外観では2次側クラッチのような大きめのカバーが付いてますが、
レバーがクランク付近から出ているので、
国産のノーマルエンジンと同じく1次側クラッチのリターンミッションですね。
中華エンジンの購入を考えてる人は、
こういった細かな所からエンジンの内部が分かるようにならないといけませんねぇ。
見ためではクラッチくらいしか分かんないですけど…










まずはシリンダー。
国産のエンジンと比べてもやっぱり大きめで、
フィンの部分も鉄で出来てるのでやたら重いです。

シリンダーのボアは54ミリで、
中華エンジンは52.5ミリみたいな中途半端なサイズのピストンを使われがちですが、
意外にもタイガーエンジンと同じボアストローク。
まぁ、54ミリピストンを使ってるエンジンも最近は多くなってきたので、
オーバーサイズピストンが苦手な僕には嬉しいですけど。

ちなみにピストンは当然タイガーエンジンや、
この間購入した中華エンジンとまったく同じ。
もしかして中国では汎用のピストンを作る専門のメーカーとかあるんですかね?

このシリンダーの流用についてですが、
調べた結果スタッドボルト位置がワイドピッチなので、
まず国産のエンジンには不可能。
それと僕らが使ってるタイガーエンジンや、
LIFANの125cc2次側クラッチエンジン、
この間購入したメーカー不明の2次側クラッチエンジンなどともピッチが違う独自規格で、
僕が知ってる限りどの横型エンジンへの流用はまず無理なのではないかと。
中華コピーエンジンは仕様が乱立してるので、
好きな方は良く調べてから購入してもらいたいですね。










これが例の54ミリピストン。
もう何回も見てるので見飽きてます。

一応だけどこのピストンピンも14ミリ。
国産エンジンのクランクのスモールエンドは13ミリだし、
日本にあるアフターパーツメーカーも13ミリでピストンを作っているので、
このピストンを国産エンジンに流用するのは難しいでしょうな。
ピストンピンを自作できる人がいれば話は変わってきますけど。

このピストンもサイドには潤滑用の穴が空けられていて、
ダメージはほとんどありませんでした。
中国人だって伊達に何年もコピー作ってる訳じゃないって事でしょうか。
耐久性の事まで考えて作られているので次は精度と材質かな。
まぁ安いので材質については越えられない壁があるかもしれませんけどねぇ。


次回もこの続きでヘッドやジェネレータなどについて書いて行きます。
また見て下さいな。



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無いものは作ろう

2009年07月09日 19時21分22秒 | 自分で出来るメンテナンス編
やぁ。皆から無類の暑がりと言われる「のりもの倶楽部」南信州版でございます。
僕はお客さんの工場に行く機会が多いんだけど、
今の時期に皆さん長袖のツナギ着て涼しそうに仕事してるのに、
半そでの僕だけダラダラ汗かいて水ガブガブ飲んで働いてるので恥ずかしいったらない。
でもこれが痩せ気味の体を保ってる秘密かもしれないですな。

さて、バイクを弄っていく上で必ずぶち当たる壁、
入り込んだ整備をする人は「ワンオフパーツ作りたい」って経験はあると思います。
僕の場合は現物合わせってのが非常に多くて、
「ココを少しだけ削りたい」とか、
「ワンオフで良いからスペーサー欲しいいなぁ」なんて事が星の数ほどありまして。
でも大体は無理だったのでグラインダーで強引に処理したり、
ワッシャーを何枚も入れて誤魔化していた訳なんですね。

しかし、2週間ほど前にオイルフィルターローターを旋盤で削らせてもらってから、
「小型のでも良いからやっぱり欲しい!」と思い始めて、
気が付いたら…









本当に買ってました…

これは僕が所有できるであろうサイズの中で一番小型な旋盤で、
本体以外にもバイト数本やドリルチャックが付いていて、
こんな物でもギアさえ交換すればネジ切りだって出来てしまうスグレモノ。
芯間300ミリなので極端に長い物は無理だし、
振れ止めが無いと長物の加工は無理なんだけど、
そんな物加工する機会は無いので丁度良いかと。

で、買ってみて気が付いたんだけど、
ヤッパリ重いですな…
写真では脚立に載せてありますが、
一人で持ち運ぶのは華奢な僕には不可能なレベル。
ガレージも狭いのにどこに置こうか迷ってる最中です。

まぁ買ってしまったので、
前にローターの軽量化したのを持ち出してバリ取りをやってみましたが、
やっぱり自分のガレージで旋盤加工出来るのって良いですねぇ。
ただ付属のバイトは使って削れなくなったら自分で研磨しないとダメなタイプなので、
そのうちにチップタイプのバイトとホルダーを購入予定。
荒削りするのにバイト磨いでいては面倒なので、
交換で済むのが手っ取り早くて良いですね。

しかし中えぐり用のバイトなどは磨ぐしかないので、
そのうち山ちゃんに磨ぎ方教えてもらわなきゃ…
大根のかつら剥きやった事ある人なら分かると思うけど、
包丁を立てすぎても寝かしすぎても上手くいかないですよね。
バイトの角度にも同じ事が言えるみたいなのでここは真面目に勉強しないと。









これはオリジナルのピストンピンの製作途中の写真。
中華エンジンのクランクはスモールエンドが14ミリなので、
13ミリの国産ピストンを使いたかったら、
肩肉0.5ミリのすき間をどうしてでも埋める必要が出てきます。

ただ0.5ミリのカラーだと強度が心配なので、
僕らはワンオフのピストンピンを作る事になりまして。
本体は山ちゃんが昔にNC旋盤で作ってあったので、
少しでも軽くするため内部に穴を空けました。
買っていきなり出番が出来ましたな。

旋盤を使ってる人には常識なんだけど、
旋盤での穴あけ作業ってのはドリルチャックの方が固定で、
加工物が回転して穴をあけていきます。
僕はエアードリルしか使った事ないので新鮮でした。
それと初めの穴あけはセンタードリルって言う専用のドリルを使うみたいなんだけど、
それは付属してなかったのでそのうち購入しないといけないですねぇ。

それと加工物の真ん中とセンターチャックを合わせるため、
トースカンって言う専用の工具を使うみたいなんだけど、
これはマグネットベースでどうにかして代用したいですな。
このバイトと加工物の高さ合わせもキッチリやらないと、
切り落としなどの時に切り落とせないですからね。

まだまだ勉強する事は山ほどあるんだけど、
次はもうフライスを狙ってまして。
ただ外野が大騒ぎするので買えるか分からんし、
金額が金額なだけに僕の財布と心が痛みますねぇ…
ただ僕が小さい頃は自分の家に当たり前のようにグラインダーや電動ドリルがあって、
ガキの頃から慣れ親しんでたってのがあったので、
子供にもそんな環境を作ってやりたいっていう心があります。
言い訳以外の何者でもないですけどね。

そんな訳で我が倶楽部に新しい工作機械が来ましたが、
嫁に三行半をつきつけられない程度に色んな事に挑戦したいと思っています。
創作意欲を止められるか自分でも分かりませんが。
次回はやっと中華エンジン部品のお話でも。
また見て下さいな。



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失恋し写真を全部焼いて全て忘れた気になっても思い出は消えない

2009年07月06日 16時54分27秒 | オートバイの無い生活
やぁ。「のりもの倶楽部」南信州版でございます。
…最近忙しくて全然更新出来ません。
そのくせバイク関係のネタは貯まらんしどうしたもんかね…

さて、ここしばらくはバイク関係の事しか書いてなかったけど、
もういよいよネタも尽きたって事で、
ストックが貯まるまでは他の事でお茶を濁そうかと。
ドラ○ンボールだって前話回想を毎回長々と繰り返し、
原作のストックを貯める、なんていう事やって我々をやきもきさせたもんですが、
そうやってでも長く続けられるブログを目指してもいいんじゃないですかね。
→一旦打ち切ってまた再開する水戸黄門作戦も考えたけど絶対忘れ去られる

まぁそんな話は置いといて昨日なんですが、
昨日は嫁と子供連れて久しぶりに河原でバーベキューをしていたんですが、
場所は野底山森林公園っていうちょっと山の中に入っていった場所で、
遊具やマレットゴルフ場なんかもあったりしてなかなか良い所です。

昼飯が終ってウロウロ散歩してる途中、
「幸せの鐘の丘、コチラ」みたいな立看板を発見しまして、
軽い気持ちで登ってはみたけど気が付いたら上の写真のような絶景。
距離くらいは書いておいてほしかった…

せっかく登りきったのでその丘で鐘を3人でカンカン鳴らしてたんだけど、
今度は他にも看板見つけて読んでいみたら、
どうやらその丘は昔、きこりさんが道具の手入れをしたるする場所で、
第二次世界大戦中は松の木から松ヤニを採取したりもされていたらしく、
「この看板の裏の木に傷を付けた跡があります」なんて書いてあったので見てみると…









本当にありました。

どうやら木をVの字状に傷つけて、そこから流れ出る松ヤニを採取する方法らしく、
ゴムの樹液を採取する方法に似てますな。

しかし松ヤニってそんなに油を含んでるもんなのかね?
それにそこまでして油を集めてたって事は、
それだけ困ってたって事になりますね。
そう言えば実家近くの銅像も土台しか残っていなくて、
コンクリートの変なオブジェみたくなってるし。










この鐘のある丘一帯は松が多く生えていて、
調べてみたらほとんどの木に傷がつけられていました。
中には時間が経ち過ぎて傷が木の皮に埋もれているのまで発見しまして。
終戦からもう64年も経過してるので、
木がそれだけ育っても不思議は無いですが。

しかし探してみれば戦争の記憶なんてものは意外と多いものでありまして。
実家の蔵の前には今は埋められてるけど避難用の防空壕があったし、
玄関には「戦没者遺族」って書かれたプレート貼ってあるし、
今だ不発弾が掘り出されていたりしますからねぇ。
時は経過しても記憶はなかなか消えないもんです。

そして良く考えれば終戦からたった60年ちょっとしか経過していない訳で。
今の生活はかなり豊かになったけど戦争って忘れちゃいけないなぁ、なんて考えたもんです。
子供にも戦争の事教える良いチャンスだったけど、
僕は木を探すのに夢中になってたし、小学校低学年にはまだ早いか…


そんな訳で昨日は楽しく過ごしてしまった訳ですが、
疲れすぎたから帰って昼寝してたら、
自分のガレージで卓上旋盤を使って何かを削ってる夢を見ましてね。
んでどうしたかって?それは次回にでも。
また見て下さいな。



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シャリー、ATエンジン腰上のオーバーホール その2

2009年07月01日 20時13分05秒 | シャリー、整備やカスタム編
やぁ。最近忙しくてなかなか更新の時間が作れなかった「のりもの倶楽部」南信州版へようこそ。
忙しいわ熱くて軽く熱中症になるわで散々な目に合ってます。
ホントに倒れて休んでやろうかな。

さて、前回の予告で中華エンジンパーツの事でも書くなんて言ってましたが、
シャリーの3ATのエンジンの方がやっと進みまして。
まずはこっちを載せておきましょう。

んで、上の写真なんですが、
ヘッドなどブラストが終って洗浄し終わったところですね。
やはり綺麗に見せたいって事でブラストしたんですが、
実はその前にポート研磨してIN側だけ少し拡大もしてたりします。

このヘッドは前も書いた通り結構前の物で、
今の12Vタイプよりはバルブ径が大きかったので、
IN側のバルブ径20ミリに合わせて拡大し、
あのリードバルブが搭載されたマニホールドも同時に研磨しました。
しかしEX側ポートはバルブ径と同じく18ミリあったんでそのまま。
これで少し大きめなキャブでも合わせてやれば少しはトルクフルになるでしょう。









こちらは燃焼室の写真。

内部もブラストしたので綺麗なのは当然として、
磨いたバルブを使って摺り合わせも行うんですが、
バルブシートは結構荒れていたので少し時間かかりましたかね。
おまけにバルブの当たり面が気に入らなかったので、
少しバルブを磨いて当たり面の調整もしておきます。
意外と手がかかっています。

しかしやはり燃焼室は広いですねぇ。
だけどハイコンプタイプの純正ピストンが使えないし、
12Vタイプのピストンはピストンヘッドが凹んでるので、
このままだと圧縮が下がりすぎてしまって、
パンチのないエンジンになってしまうのが目に見えてます。

で、ボアアップなら排気量が増えて吸入空気も増えるので、
燃焼室とのバランスも良さそうだし、圧縮比も保てそうだし、
さらにポートも拡大してあるので丁度良いだろって事で…









本当にボアアップする事にしました。
使うピストンは外して保管してあった48ミリピストン。
写真の左がそのピストンなんだけど、
ヘッドを鏡面加工してあるので鏡のようになってますな。

ピストンを作ったメーカーは刻印の通りJUNで、
ノーマルヘッドを使ったボアアップ用のピストンだったので、
ピストンヘッドは盛り上がっておらずフラットになってます。
これなら上の写真のヘッドとも相性は良いのではないでしょうかね。









ピストンに合わせるシリンダーはデイトナのアルミシリンダーで、
中古を買ったはずだったんだけどなぜか綺麗…
そして排気量の刻印がなぜかありません。

普通ついていそうな縦スジも無かったんだけど、
一応簡単にホーニングをしておきました。
本当に簡単なので1分くらいしか磨かなかったけど、
写真の通り綺麗に磨き上がりましたな。

このピストンとシリンダーを使うと75ccのエンジンが出来上がる事になりますが、
このくらいの仕様ならオイルポンプを気にしなくても良いし、
パワーとの兼ね合いも考えると丁度良いでしょう。
なんたって腰下の耐久性が全く分からないので、
いたずらにパワーアップだけしても仕方なさそうですし。


そんな訳でもう今にでも組めるまでしてあるし、
ガスケットなどの消耗品も全部揃ってるんだけど、
明日からまた忙しくてそんな暇あるかどうか…
でもまた見て下さいな。



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