南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

自分のエンジンはやりたい放題

2015年03月31日 19時51分24秒 | 輸入横型エンジン編


これはどちらも中華のジェネレーターカバーで、
左のはチェーン確認用の穴があるシャリィタイプなんだけど、
デザインは両者全く同じ、
でも何かが違うよね。


左側のカバーは昨日俺がエッジを効かせたのを全部落としスムージングしたカバーで、
横に走るラインとか、わざと入れたライン的なのを、
サンダーで全て落としてペーパーをひたすらかけて、
凹凸的なのを落とした物。
アルミだから造形が比較的楽で、
パテみたいに足せないけど削りや磨きに気を付ければ、
大胆なスムージングも可能で、









クラッチカバーに刻まれたダサいLIFANのロゴも、
アルミなら簡単に削れる。









この後剥離して荒削りした所はペーパーで形を整えて、
それからバフで磨いてピカピカにする予定。

今回作るエンジンの両カバーはバフるつもりで、
中華では無さそうなデザインにしたいし、
これだけ中華エンジンばかりやってるとだ、
「これはパクりではないですよ」みたいな、
わざとダサく作って訴訟を逃れてるのかな?みたいに勘繰ってしまう。

だから中華でもある程度手を入れれば、
国産に近く出来る。
ただ手間は凄いけど。



まぁ今日も色々やってるがエンジン作りも進んでるし、
暇になった証拠かな。
もっと暇になったらこのクラッチカバーに、
のりもの倶楽部のブラストでもしてみるかな♪

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気になったなら作ってみようか

2015年03月29日 22時24分10秒 | 輸入横型エンジン編


今日はツーリング行きたかったけど雨。
休日の雨ほどバカらしい物はないよね。

だからいつものようにコンプリートエンジンを作ってたんだけど、
昔買ったWIN120のコピーエンジンであるLIFAN120のガラクタを眺めていたら、
新しいエンジンの案が出てきて作りたくなっちゃったから、
早速ケース類の剥離だけしてみた。

本来のLIFAN120はビッグバルブヘッドなんだけど、
このクランクケースとクラッチカバーは、
オイルスルーが塞いであるからホースでバイパスさせないとヘッドが焼き付くんだが、
その焼き付いた中古にビッグバルブヘッドは取られ、
ビッグバルブヘッドでない普通のヘッドが組まれ、
その中に焼き付いたカムとロッカーアームが組まれたジャンク。
まさに絵に描いたようなノークレーム、ノーリターンだ。

だけどね、ビッグバルブヘッドでないノーマルヘッドのこの状態、
悪くない!

つまり細かく説明するとLIFAN120の腰下はまんまWIN120。
ピストンピンは14ミリだから52.5ミリのシリンダーと合わせるピストンはWIN120純正ピストンだとすると、
ノーマルヘッドにこの仕様はかなりハイコンプになる。

それに合わせるカムはオーバーラップが無いスーパーヘッド+RのS15カムとするとだ、
ハイコンプだけどバルブは当たらない面白いエンジンになるんだな。
今の仕様はフラットピストンだけど、
もう少し圧縮比が上がるエンジンになるから、
試したくはなる、から作る!

今日は色々やりながらだから剥離も終わってないけど、
アイデアが出るたびにエンジン作ってたんじゃ終わらない…
でもパッと見スペックダウンさせたようなエンジンで、
タイガーエンジンやWIN120を凌駕する可能性もあるし、
現在国内でこんな仕様の中華エンジンも無いだろう。


楽しみ過ぎるから来週中にコンプリートとこのエンジンも作って両方ベンチテストしたいが、
肝心なベンチが無いや…




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車検は結局検査員次第

2015年03月27日 21時42分59秒 | ジムニー編



今日は忙しかったしパズドラやりながら酒飲んじゃったから短めだ。

車検で半月近く預けていたジムニーなんだが、
やっと帰ってきたから幌ひっぺがしてビキニトップに交換し、
リアバンパーも交換していたら暗くなってた。

そう言えば検査受けてから車体形状が前は幌車だったんだが、
今回はなぜかボンネットに変更されていた。
しかしボンネットの定義って何だろうね?
例えばセダンとかワゴンとかクーペは全部ボンネットあるけど形状は箱車。
と言うかボディがモノコックなら箱車なの。

じゃあ幌のビートは?
セリカのキャンバストップは?
BMWのカブリオレは?
Z32のTバールーフは?

何を基準に決めてるか良く分かんないし、
毎年整備主任者講習を受けてるけどサッパリ分からんね。

俺のジムニーだってさっきまで幌車だったのがボンネットって…

でもそんなグレーな部分があるのも車検だし、
検査員が良いって言っちゃえば通るのが車検。

でも形状がボンネットだったら、幌が有ろうが無かろうが通して欲しいんだが、
ジムニーは幌骨って言うグレーを通り越したブラックな部分もあって、
それを決めるのは検査員だもんね。
だからジムニーに関しては分からない部分が多い。
幌は無いけど幌骨だけ装着とかどう定義するんかね。

まぁでも車検は終わったし、幌無しで走ったら、
ノーヘルでバイク運転してるみたいで最高に気持ちが良い。

ただ、転覆したら頭削れて命落としそうだよね…

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潰れたタイヤに空気を入れる強引な方法

2015年03月26日 18時58分19秒 | 一般整備編


今日俺の親父に頼まれてタイヤ交換をしたんだが、
タイヤを平積みしてあったもんだから潰れていて、
空気がリムの間から漏れてビードが広がらない。
こんな時はチーターって言う高圧空気を一瞬で放出する空気入れがあれば良いんだが、
まぁそんな物持ってる訳も無く途方に暮れていたんだが、
写真の道具を使って何とか空気を入れる事が出来た。

そう、使う物はパーツクリーナーとライター代わりのガスバーナーで、
タイヤの内部で爆発させる事によってビードを広げるデンジャラスな方法だ。

しかしパーツクリーナーを内部に吹き過ぎるとただボワッと燃えるだけだから、
少し塩梅が必要なんだが、
これは理論空燃費と同じになる位と言うか、
俺の場合はタイヤ一周に5回くらい分けてシュッとクリーナーを吹いて、
すかさず火を点けてやるとチュドンと爆発してビードが一瞬で広がる。
だからもしボワッと燃えたらクリーナーの吹き過ぎで、
少ないかな?くらいが丁度良かったりする。

ただ火傷に注意して、是非耳栓をしてやってもらいたいかな。
爆発させるもんだから音も大きいし、
もし燃えてしまったら火は消せれないからね。


それと本日、ワタクシのジムニーが車検終わってめでたく公認車両となった。

変更点はシャックル交換でのサスペンション構造変更に、
全長と全高が代わり乗車定員が2名になった。
本当は幌も取って幌車からボンネットトラックにもしたかったんだが、
書類審査の後だったからこれは次回かな、
でもちゃんとJA11改になった。

明日引き取りに行って来るんだが、
金額は業販だから65000円で済んだ。
ホントはこんなにしないんだが今回は重量計測のためガソリンを満タンにしてもらったから、
本来なら軽自動車は5万ちょっとで済む場合がほとんど。
ただ自分で整備して持っていかないとなんだけどね。

それとコンプリートエンジンの製作だが、
書いてはいないけどちゃんと進んでいて、
とりあえず剥離は終わってクランクケースとカバー類は磨き終わり、
ブラストも終わってる段階。
まぁここららが大変なんだけどね。

そんな訳で色々やっているんだが、
昨日新しいエンジンの案が浮かんだから作ってみたいんだが暇も無し。

真剣に誰か俺の元で修行して、
コンプリートエンジン作りを任せられるようにならんかねぇ…


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人には無い方が良い才能もある

2015年03月25日 21時02分00秒 | ジムニー編



車検に出している俺のジムニーなんだけど、
猪狩りバンパーだと全長がオーバーするって事で、
ヤフオクで車検には大丈夫そうなバンパーを落札して装置してきた。

猪狩りバンパーはフォグランプのため前に飛び出してたんだけど、
今回のはただのパイプみたいなバンパーだから車検は平気。
着けた感じも自然だからこっちのバンパーをこれからも使おうと思う。










実はリアバンパーも買ってしまった。
こっちは車検には関係無いんだけど前から欲しかったからねぇ。

車を預けてあるアミーズオートさんで交換しようと思ったけど、
純正と社外ではライトの形は似ていてもサイズが違う。
つまり社外のライトでの配線も違い、
カプラーのセットを持ってなかったし、
車検が終わったら交換する事にした。
車外の配線はちゃんとしておきたいからねぇ。

で、どうやら明日検査に持っていくみたいなんだが、
ライトの光量と光軸で落ちる事が多いらしく、
松本から飯田まで戻って修理するのも大変だからと言われ、
もしもの場合は新品ライトを松本で買ってもらって車検に通してもらうようにした。
マルチリフレクターにはなっているんだが、
車検に通らなければ意味が無いもんね。

ただ俺のジムニーはサイドスリップも調整してないし、
そもそも元は不動車で錆も酷いしギリギリ動いてるような状態の良くない車。
それを陸運局に持って行って闇車検じゃなく正々堂々て正面突破しようってんだから、
車検は凄く大変なのだ。

「じゃあ何でそんな車乗ってんだよ」と思われそうだが、
そう思った人は才能が無いだけだから気にする必要は無いよ。
と言うかこんな才能無い方が良い。(笑)

何事も無ければまた明日からジムニーに乗れるみたいだから、
早く幌とドア取って夏仕様にしたいわ。そして出来れば荷台にダミーの銃台とマシンガンも付けてだ、
シリアとかアフガンで走っていそうな戦闘用車両みたくしたかったが、
それやちゃうとガチで捕まりそうだからやめておくか…

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コンプリートエンジン製作 その4

2015年03月24日 19時06分59秒 | オリジナル コンプリートエンジン


前に腰上は分解したから今回から腰下。

先ずはクラッチカバーを外すためにボルトを外してカバーを取りたいんだけど、
ガスケットが張り付いていてなかなか取れないんだよねぇ。









クラッチカバーには必ずこんな出っ張りがあって、
ここをゴムハンマーなどで軽く叩いてみるとカバーが浮いてくる。

それとよくマイナスドライバーでこじる人がいるけど、
オイル漏れの原因になるから絶対にやらないようにしよう。









カバーを取るとこんな感じ。

右側のがオイルフィルターローターで、
左側が2次側クラッチ。

オイルフィルターローターは大きくで重いんだけど、
これを軽量化すると吹け上がりが驚くほど軽くなる。

ここはまずオイルフィルターローターの蓋を、
ショックドライバーで外しておこう。









ローターの回転する遠心力でオイルに溜まってるゴミを濾す仕組みなんだが、
掃除しないとこんな風に内部にヘドロ状のゴミが貯まっている。
だいたいがクラッチのカスなんだけど、
外したなら必ず掃除しておこう。

次はオイルフィルターローターを外すためロックナットを緩める。









自分の場合はインパクトで外しちゃうんだけど、
インパクトが無い場合は写真のように大きなオイルフィルターを外す特殊工具で固定する事が出来る。

それと、クランクとクラッチバスケットのギアにマイナスなどを挟んで回転止めする方法もあるんだが、
ギアが痛むから出来ればやってもらいたくないかな。









オイルフィルターローターを外すとスペーサーが出てくる場合があるから、
組む時に忘れないようにしよう。

ちなみに入ってなくてもオイルフィルターローターとクラッチが干渉しないエンジンもあるんだけど、
干渉しないなら無くてもそれで構わないんだけど。


次はクラッチを外していくがそんなには難しくないから、
気になる人はまた見てね。




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コメント (4)
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手間の無駄使い

2015年03月23日 22時52分39秒 | 輸入横型エンジン編


今日は短めだ。

予約いただいたコンプリートエンジンを製作してはいるんだが、
塗装の剥離が全然進まない。

どうやらこのエンジンだけ塗装の下地処理をしてあるみたいなんだが、
余計なことしてくれるよねぇ。
そんな事するくらいならちゃんと組み付けろっての。

毎回シリンダーは剥離後にブラストしてるんだけど、
今回はヘッドもやらないと完全剥離は不可能っぽく、
しかしクランクケースやクラッチカバーは磨いたら綺麗になった。
けど全て手磨きだから指紋が薄くなっちゃったが、
クオリティだけは高い次元で揃えておかないと信用無くすからねぇ。


ここからは謝罪。


コンプリートエンジンをご予約頂いた皆様、
こんな時に限って本業が多忙のため製作が捗っていません。
しかしクオリティ均一化のため時間をかけて作りたいため、
お待ち頂く事もあるかと思いますがご了承下さい。

そしてお待ち頂いても週末のツーリングは行かせて下さい。
冗談抜きで耐久テストも兼ねているので、
長距離走行で得た知識はこれからのエンジン作りにフィードバックしていきます。
昨日のツーリングでも仕様変更後初の長距離走行でしたが、
走ってエンジンを開けて確認したいことも多々あるためご理解下さい。
でも久々のロングは最高に楽しかったです(笑)



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春の田原市は菜の花が美味そう

2015年03月22日 13時51分35秒 | イベント、ツーリング参加


やぁ、21日が休日だって今知った「のりもの倶楽部」南信州版です。
知らなかったから普通に働いちゃったよ…

3月なんだけどかなり暖かいから中華エンジンの耐久テスト兼ツーリング。
ルートは151号線から渥美半島の先端まで走り、帰りは岡崎から153号線で飯田に向かう何回か走ったルート。
ここ1周でだいたい400キロくらいかな。


写真の場所は半島先端付近の漁港にある海の中を通る道の上で、
去年もここに来たかな。
ここだけなんだけどまるで海の真上を走ってるみたいで、
個人的に凄くお気に入りの場所だ。

今の時期の渥美半島は菜の花が満開で、
もう少し早かったら菜の花を摘んで、
その場でカラシ和えを作って一杯やりたくなるだろうね。
俺は菜の花が凄く好きだから、前に道端に生えてた菜の花でカラシ和え作って食ったら、
凄く苦かった事があるんだけど、多分観賞用のを食ってたかもしんない(笑)
だから食うなら事前に食用か確認した方が良いんだけど、
その前に菜の花畑でカラシ和え作って食ってたら補導されるから気を付けよう。

しかし数ヶ月ぶりにガッツリ走ったけど、
自分で作った中華エンジンの出来が良いからホント楽しかった。
ただ、意外に高回転でパワーがあるから、
スプロケを少しロングに振れば吹けきる事もなく走れるかも。
登り坂はツライんだけど3速を使えば良いだけ。
出来れば5速入れたいんだけどね。

まぁ今日は楽しませてもらったから、
明日からはまたエンジン作って…
じゃないや、働いて車検代を捻出しないと2台分はかなりキツイ…


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コンプリートエンジン製作 その3

2015年03月21日 15時54分37秒 | オリジナル コンプリートエンジン
今回から中華エンジンを分解していくところから細かく書いていく。
途中で必要な特殊工具が出て来るから、
もし自分でエンジンを分解組み立てしたい方は参考になると思うし、
一般工具と特殊工具数種類と、知恵と勇気さえあれば誰でも、とは言わないがチャレンジする事は出来る。
今回はポイントなども書いていくから、
自分でこれと同じエンジンを作りたい人は参考にしてみてもらいたいかな。









先ずはジェネレーターローターを外してみる。

いきなり特殊工具が出てきたけどこのプーラーが無いとローターは外せないから借りるか買う必要があるんだけど、
横型エンジンに乗ってる人は買ってもそんなに困らないかなぁ、と思う。

ちなみにローターの中のネジは逆ネジになっているから間違えないように。
それと奥までしっかりプーラーを入れないとネジは細目だから痛める事になるよ。









ローターが外れたらジェネレーター本体なんだが、
この2本のネジがやたら硬く締まっているから、
貫通ドライバーで叩くなり、ショックドライバーを使った方が良いね。

ショックドライバーはオイルフィルターローターを外す時にも使うから買っておいても良いし、そんなに高くないよ。









ジェネレーターを外したらネジの穴にOリングが入っているから無くさないように。
まぁコンプリートの場合は交換しちゃうんだけど。

内部はカムチェーンテンショナーが入っていて何だか難しそうなんだけど、
実は部品数点て構成されているだけだからそんなに参考に難しくない。
俺なんか外したらまとめてカゴに入れちゃうくらいだから。









続いてヘッド。

先ずはエンジン左側のカバーを外す。









カバー類を見やすく組むとこんな感じで、
センターのロングボルトがカムの内部を貫通してて、
丸いカバーを固定してる簡単な仕組み。
この単純さが長い事愛されている理由なのかもね。









カムチェーンスプロケットを外すためにピストンの圧縮上死点を出す。

まず借り止めしたローターのTのマークとクランクケースの切り欠きを合わせる。








カムチェーンスプロケットの丸のマークをヘッドの切り欠きに合わせた状態が圧縮上死点。

この状態でボルトを緩めるんだけど、
このボルトの工具サイズが何と9ミリって言う変わったサイズで、
このためにメガネレンチを買ったくらいだが、
このボルト使いたくなかったら交換しても構わない。









スプロケを手前に引けば外れるけど、
もし硬かったらカムチェーンテンショナーを先に外しても構わないかな。









ヘッドとシリンダーを繋いでいるボルトを外せば簡単にヘッドが取れる。

ヘッドを取るとOリング類やノックピンが外れるから一応保管しておこう。









シリンダーを外して内部を確認してみるけど、
今まで使い込まれたエンジンに出会った事が無いくらいで、
このエンジンも全然綺麗で縦筋は多少入ってるが、
クロスハッチも綺麗に残ってるね。

シリンダーは組む際に軽くホーニングして、
荒いペーパーでクロスハッチを付け直す。









ピストンのCクリップをラジオペンチで外せばピストンは取れる。

ここでコンロッドのガタを確認するんだけど、
もしコンロッドに縦のガタがあったらそのクランクは終わってるからオーバーホールが必要だけど、
このエンジンは大丈夫だし、多分芯もズレてないと思う。


腰上の分解はここまでだけど、もしボアアップキットだけ組むなら特殊工具は要らないから、
もしヘッド周りで異変を感じたら気軽にバラしてみよう。

次回からは腰下の分解。
実は全然難しくないから、コレ見ながらやれば自分でも出来そうな気がするかも?

また見て下さいな。


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コンプリートエンジン製作 その2

2015年03月19日 18時55分13秒 | オリジナル コンプリートエンジン



昨日からコンプリートエンジンの製作を書いていく事にしたんだけど、
まずベースエンジンが手に入らなければ始まらない。

俺の場合ベースに選ぶのはロンシンの125ccエンジン。
このエンジンにはいくつか訳があって、
まずオークションなどで簡単に手に入りやすい。
多分新品買って載せて走ったは良いんだけど、
トルクはあるけど上は回らないし、
あげく国産の88ccレギュラーヘッドチューンエンジンに負けて、
腹立って売り払うケースが多いのではないかと思う。
だから状態の良い中古がゴロゴロしてて、しかも安く手に入る上に、
このエンジンにはまだ他にアドバンテージがあるのだ。

まず国産エンジン用のハイカムが簡単な加工で簡単に装着出来る。
だから中華エンジン用のハイカムが品切れの今でも作れてしまうのが大きいかな。
ハイカムはこのコンプリートエンジンの要でもあるから、
ハイカムが使えるヘッドでないと話にならない。
だから最初からハイカム入れときゃ良いと思うんだけど、
量優先でクオリティは二の次の中華エンジン。
いちいちシビアにバルタイ取りたくもないだろうし、
組んでる中国人にバルタイなんて知る由もないだろうから、
誰が組んでも、と言うかバルタイがスプロケ1丁ずれてようが動いてしまうダメなカムが使われているんだと思う。

話はずれたがハイカムの他にもまだあって、
オイルポンプがかなり大きい上に、
クランクケースにオイルジェットが設けられているから、
オイル管理さえちゃんとしてれば国産のボアアップエンジンより耐久性などが有利。
カムや組み方はいい加減なくせにこんなところはちゃんとしてるんだよなぁ。

他には最初から2次側クラッチであったり、
あまり意味は無さそうなんだけど、
クランクのクラッチ側の先端がカバーに刺さる一応3点支持クランクだったり、
ピストンやバルブなどもまだ買えるし、
腰下はまんまCD90の部品が使えるから、
やろうと思えば5速化も出来る。
つまりツブシが一番効くエンジンがこのエンジンな訳。
プライマリキックの腰下はこうはいかないもんねぇ。

だからベースエンジンは毎回このロンシンなんだけど、
やっぱり一番安価に買えるのが大きいかな。


そんな訳で2回目でもウンチクばかりで全く進んでないけど、
次からは分解を詳しく書いていくから見てね。


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コンプリートエンジン製作 その1

2015年03月19日 17時55分35秒 | オリジナル コンプリートエンジン








今回またコンプリートエンジン製作の依頼が入ったので、
せっかくだからその製作方法の全てを書いて、
多くの方に真似してもらったり、
自分で出来そうな事は是非チャレンジしてもらいたいと思う。

エンジンの値段は4万円。
これからいつも使っていたハイカムが手に入るか分からないから、
金額は上がってしまうかもしれないけど、
注文があまり入らなければ「まぁいいか♪」みたいな感じで値上げは出来る限りしないようにしたかな。
オークションでお金儲けのために売る訳じゃなく、
ブログユーザーのために作るのが目的だからね。

それと、これから作り方を包み隠さず書いていくから、
「真似して作ってお金儲けしよう」と思ってもらっても全然構わない。
むしろちゃんとした中華エンジンが欲しい方のために作ってもらいたいし、
その前にこの作り方でエンジン作ってこの金額で売っていたら儲かりません、言い切っても良い。

ベースエンジン買ってガスケットやオイルシールなどを全て新品に換えて、
全バラオーバーホールついでにベアリングも新品に交換し、
組み立てもただ素組みするんじゃなく全ての部品に調整が入るようなもんだから、
時間もかなりかかるし部品代に加工代もかかるから、
俺みたく時間が自由に作れて加工機や工具を一式揃えてあって、
方法もちゃんと分かってる人でないと作れないし、
まず間違っても儲からないんだけど、
知り合いに修理工場があるなり、金属加工が出来る人がいれば、
自分のエンジンのために手を汚して作業するのは全然あり。
出来れば中華エンジン買った人全てがオーバーホール出来るようになってもらいたいくらいだ。

俺はこのエンジンに関してはそこら辺のバイク屋さんより詳しいが、
バイク屋ではないから自分の汚れた手に値段を付けないだけ。
だから別に儲からなくても買ってくれた人が喜んでくれるならそれで良いのだ。

だからベースエンジンが手に入らない限り安定的に作れる訳じゃないし、
納期を作れて守れる訳でもないし、
作っても結局は早い者勝ちみたくなっちゃうんだけど、
そこら辺は理解してもらえるとありがたいかなぁ、と思う。

そんな訳で今日から始めたのは良いんだが、
分解だけでも何枚も写真撮るから全くはかどらない。
よって全て書き終わるのはかなり後になるけど悪しからず。




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春からはレースの季節

2015年03月18日 20時51分32秒 | 輸入横型エンジン編
最近一気に暖かくなってバイク乗ってる人をよく見かけるようになったね。
ただ、この季節は花粉症の季節だから、
道の駅とかに寄ると鼻水垂れ流しながらバイクに乗ってる人とかも見かける。
それなら乗らなきゃ良いのに、とか思うんだが、
俺も全く同じだから人の事は言えないよなぁ。

現在3月の半ばって事で、これからレースに参戦しようと考えてる人は、
もう準備に追われている頃かもしれない。
南信州でも伊那市で河原のエンデューロは6月の頭に開催されるし、
夏は近県でも多くの走行会などが開催されるから、
俺も何かに出たいなぁと思って50ccのエンジンだけは作ろうと思ったんだが、










ここまで組み立てて力尽きた…

排気量は49ccでCD90のミッションで2次側クラッチにして、
ハイコンプピストンまで買ったんだけど、
狙ってるカテゴリだと完全ノーマルばかりだから、
作っても意味無かったかもしれない。
ノーマルのエンジンなら山ほどあるんだけど、
もしこれから作ってもだ、他のエンジンを先に作るのが命題だから、
そんな事してる時間も無いわ。







レース用と言えばこんなエンジン。
モダンさんで昔売ってたゾンシェンの1P60の4バルブ。
もう一度言おう、4バルブエンジンだ!

まぁこれは預かり物なんだけど、
エンジンをかける前に点検を頼まれたんだが、
モダンさんで組み直してあるから実際に俺がやるべき事はあまり無い。

ただ、1P60はバルブタイミングがいい加減みたいで必ず調整するよう言われてるから、
それだけは確認してみたいんだけど、
1P60をいじるのって始めてだから、
できれば山ちゃんなんかにも手伝ってもらいたい。
が、本人は多忙すぎるため数ヶ月会ってないや。

しかし俺も知識の向上のために1P60を買っても良いのかもしれない。
現在は品切れだけど、再販されたらデータ取り用で買って、
そのまま観賞用として飾るか(笑)



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このエンジンで走るのには訳がある

2015年03月17日 22時04分52秒 | 輸入横型エンジン編


いやぁ、忙しい。
毎年なんだが俺らの業界は一番の繁忙期で、
毎日飛び込みで仕事が入るんだけど、
それでも何とか捌いてしまう俺って凄いと自画自賛してしまうくらいだ。
いつも持ち歩いてる納品書が使われてどんどん薄くなっていくのは、
一人で仕事してる俺からすればスゲぇ喜びなんだけど、
時間的な余裕が無いのも事実。
早く4月にならんかねぇ。

でだ、昨日から仕事で1台車を預かっていて、
今日引き取りに来てくれた方が俺のゴリラに見て興味深そうにしていた。
だって原型がほとんど無いからね。

さらに「僕はこのバイクで1日500キロとか走るんですよ~♪」みたいなこと言ったら、
目をまん丸にして驚いてて、
やっぱり俺の距離感覚は少しズレているんでないかと改めて思ったかな。
去年の夏は1日で米原往復とか、
群馬県の富岡往復とかしたし、
ガッツリ走りたい時は必ず県外だったもんねぇ。

エンジンで言うと去年の前半はタイガーで走って、
夏にWIN120にしたけどギア比が気に入らず即降ろし、
結局はビッグバルブでもない普通の中華エンジンを修理して、
かなり気に入って使っている。

でもこのエンジンにしたのには訳があって、
最近エンジン作りの依頼が増えたから思うんだけど、
中華エンジンユーザーってほとんどがロンシンの125ccや、
110ccのマニュアルクラッチか遠心クラッチので、
タイガーやWIN120なんてかなり少数派で、
150ccとかの上の排気量のエンジンもかなり稀。
つまりまだロンシン125ccとかのエンジンは需要が多いんだよね。

オークションでも中古が飛ぶように売れているし、
でもオークションに出るって事は、
ストックのパワーに満足出来なかったり、
誤ったキックで壊しちゃったり、
中国人のいい加減な組み方で何らかのトラブルが出たりしたのがほとんどだと思うし、
中国製ってだけで疑念を抱いてる人が多いのも事実だ。

だからそんなマイナスのイメージを払拭したいから、
ちゃんとオーバーホールして軽くチューニングした、
だれでも手に入る中華エンジンを作って、
さらにそのエンジンで実際にかなりな距離を走って、
エンジンを作った人間がテストするのも俺の責任の様な感じがした。
逆にそうでもしないと胸張って使ってもらえないし、
さほどハイパワーでも無いかもしれないけど耐久性には自信を持っていたい。
いつ壊れるか分からないエンジンに誰もお金出してくれないもん。

だから今年はあえてこのエンジンで走ってみて、
来年はまた変わったエンジンに手を出してみたいと考えている。

が、その前に暇作らないとエンジン作りとか言ってるレベルではない。
作り方知りたいからお手伝いに来てくれる人とかいないかな(笑)


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中華エンジンには困らないが使うエンジンで悩む

2015年03月16日 20時59分49秒 | 輸入横型エンジン編


こんなことしてる場合ではないんだが、
今年に作りたいと考えているモンキートライク、
そのエンジンを何にしようか迷っている。

現在ウチで在庫してる中華エンジンは10機近くあって、
何でか知らんがバギー用のエンジンまで買ってしまってるのだ。

それが写真の左の黒いエンジンなんだけど、
セル始動しか無いしミッションのカウンター側がやたら太く、
モンキー用のスプロケは使えない。

だからこれは無いとしても、
トライクはスピード出すと怖いから、
高回転がかなり回るエンジンはもったいないし、
必要もない事から考えると、
やっぱりロンシンのエンジンになるのかなぁ。
でもさ、そのエンジンだとまさに中華トライクと同じだから、
それもどうかとも思うし、でもタイガーとかWIN120とか積んでもねぇ。

中華トライクには乗ったことあるんだけど、
スピード出して曲がると横Gが凄いし、
速さは要らないけど作るならセンス良くまとめたいとは考えている。
シャリィの場合はなんかゴチャゴチャしてて取って付けた感が出れば良かったけど、
ワタクシも良い歳だしよく考えないと変なオジサンと変わらないもんねえ。
まぁ、ジムニーの幌とドア取って乗り回している姿はどう見ても変わり者なんだが。

とりあえず部品を買わないと始まらないから、
トライクキットとホイールだけでも買っておくかね。
これから軽自動車2台の車検代が必要だけど…


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ジムニーの車検はそこそこ面倒

2015年03月15日 21時48分03秒 | ジムニー編


ワタクシのジムニー、車検に出して来たんだけど、
まだ検査前なんだけど大変だ。

まずフロントホイールなんだけど、
はみ出るからわざわざボロい純正買って、
錆び取りしてマットブラックに塗装して予備のタイヤ履いてみたんだけど、
タイヤが太くてやっぱりはみ出る…
だからアルミも純正もオフセットは同じなんだね。

もう仕方ないから、自動車ガラス屋さんなんかが持ってる、
接着剤がはみ出ないように使うダムラバーって言う部品をフェンダーに貼って終わりにした。
片側5ミリなら規格内だから大丈夫なのだ。

それで、今回は車高と全長と乗車人数を変更して、
シャックルも換えてあるから構造変更もするから、
先に強度計算書や車体サイズを計測して書類審査に出したら、
軽自動車協会から来た返答には、全長がオーバーしてるから規定内に収めなさいとのお答え。

猪狩りバンパーを外せばそれで良いと思ったら、
バンパーレスみたいなのは突起物丸出しだからダメじゃないかとアドバイスされたから、
仕方なくさっきタニグチのバンパーを落札して、
ついでに社外のリアバンパーもなぜか落札。
車検前なのに大金使ってるわ。

バンパーが来たらまた全長測って良ければ検査なんだけど、
1発で通る訳なく予備検査も受けるから、
陸自の持ち込み車検はホント面倒臭い。
でも幌とドア取って走った爽快感を知っちゃうと、
手間と時間使ってでも車検取って乗りたいんだよね。

そんな訳でジムニーは部品待ち。
4月に間に合うんかなぁ…

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