南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

キャブセッティングは難しくない、簡単なのに難しく考えてしまってるだけ

2016年10月22日 21時18分14秒 | TIGER125編


私のTiger、CX125なんだけど、
部品待ちの時間を利用して実は結構進んでいる。

スロットルは純正ハイスロみたいなもんだから交換はしてないけど、
ワイヤーはハイスロ対応の物に交換して、
クラッチワイヤーはミニモトさんで売ってる160cc用に交換する。

160cc用のクラッチワイヤーは中華エンジンの2次側クラッチにほぼ対応してるから、
ワイヤーのホルダーがエンジンに純正装着の物は160cc用を使わないと中の芯の長さが足りない。

これは知らない人がかなりいるけど、
GPX125や1P60系、ロンシン125の2次側クラッチ、
150ccエンジンなども160cc用のクラッチワイヤーが使えるから、
間違って買わないようにしよう。



今回仮に使用するキャブはOKO30なんだけど、
キャブはエンジンがかかり走れるようになってから考えても遅くないし、
125ccオーバー用にこんなキャブも買ってある。










FCR33のホリゾンタル。

私が思うに160ccでもPC20は動くし口径がデカけりゃ偉いってもんじゃないとは思うんだけど、
私は今までFCRを1度も使った事が無かったし、
このキャブを強く薦めてくれた山梨のPIT長さん曰く、
セッティングの方法や方向性さえ知ってりゃFCR恐るに足らず!
みたいだったから話に一口乗ってみる事にした。
実際BREさん系の人はFCRが多かったし。

ちなみに我が南信州で一番人気のキャブはヨシムラさんのTMのMJNとYDのMJN。
下手すりゃ中華エンジンより高いんだけど、
私もセッティングした事あるけどありゃセッティングとは言わん。
ウチのコンプリートエンジンにYD24でアイドリングしかいじってないもん。
だからセッティングで悩みたくない方は高くてもヨシムラさんのキャブを私も強く薦めている。

あとはやっぱり永遠のスタンダード、PC20やVM22や26かなぁ。
だから中華キャブを使ってるのはホントに私だけ。

まぁこれは私が中華キャブは使うなと強く言ってるからかもしれないけど、
私もそうだけどキャブの中身は全て国産だから、
かえって高くなるし、
わざわざ私と同じ轍を踏む必要は無い。


よく受ける質問でウチのコンプリートエンジンやGPX125にキャブは何が良いかと質問される事が多い、と言うかほとんどなんだけど、
分かりやすく説明するなら20ミリか28ミリの間のキャブなら何でもOK。みたいに言っている。

乱暴に言えば18ミリから33ミリくらいの間の口径でも大丈夫。
もっと酷く言えばカブのキャブからSR500用のキャブでもいけるんじゃないかな?

皆さんは勘違いしてるかもしれないが、
キャブがパワーを出すんじゃない。
エンジンがパワーを出し、
そのエンジンに合った混合気を送るのキャブ。
つまりセッティングして初めて生きる部品であって、
口径が全てじゃないんだよね。


WIN120のハイカム仕様のエンジンにOKO30で使った時の話なんだけど、
スロットルを全開にするとエンジンが吹けないから、
スロットルで言えば半分くらいしか使わなかったた。

つまりエンジンはそんなに混合気を送られても、
使い切れないから結局は半分の量で足りてしまい、
つまり16ミリくらいのキャブでも足りたって事になる。

だから口径の質問には適当にしか答えられないけど、
自分の経験の中で安パイを取り説明しています。

キャブに関しては使い方により口径やセッティングが大幅に変化するし、
そもそもキャブセッティングに100点は無いからね。
だから私に答えを求めるのは無理な話だし、
キャブセッティングは方向性は教えられるかもしれないけど、
最後の最後は自分で学んで欲しい。

あなたのマシンに乗るのはあなた。
だからあなたのマシンのセッティングをするのもあなたなのだ。






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自分のバイクなんぞ適当な現物合わせの世界

2016年10月11日 22時26分57秒 | TIGER125編


今日は空いた時間を使いTIGERのCX125に1P60YMJを載せようと頑張っていたんだが、
クレードルフレームの付け根とエンジンのテンショナーが当たりこのままでは装着不可能。

しかし、このバイクのクレードルフレームでエンジンを下から支えてる訳ではなく、
さらに付け根なんてラバーマウントだし、
無くても何ら問題ない。
と、自分に言い聞かせてフレームをカットする事にした。









エンジン自体はいつもの2ヶ所でマウントされているから、
実は下のフレームは無くても構わないし、
スタンドとステップが欲しければモンキーの物を使えば良い。

ただ下のフレームを取るとタンデムステップは無くなるし、
リアブレーキのマスターの固定に困るから必要最低限だけ切り、
他は残しておく事にする。









右側はこんな感じなんだが、パッと見だと乾式クラッチに見えるかもね。

キャブなんだが可変マウントを買って前に振る事にして、
ブリーザーを引きたかったけどタンクの装着に困るから、また今度の課題にしておく。

んで、1P60YMJの後継機についてなんだが、
今日モダンワークスさんに電話したら面白い情報をいただいたから、
…でも公表して良いか分からんからやめとくか。

一応私はオーダーを入れておいたから、輸入と同時に届くシステムなんだが、
多分ここまでのスペックのエンジンは売れないかもしれないけど、
まぁ話のタネなはなるし、中華エンジンコレクションの一つにはなるし、
中華エンジンだから10万以下では買えるらしい。



ヒントはデイ○ナUSAの、あのエンジン。

前に本家のエンジンを輸入しようとしたらロット20機と言われ、
300万近くの潤沢な資金がある訳でもない我が倶楽部では所詮夢物語だったが、
コピーエンジンなら1機から買えるし、
初期オーバーホールをしようとしてもベアリングのサイズが分かってるし、
使い方さえ分かってる上級者なら面白いエンジンかもね。


































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初めてのバイク作りはだいたい失敗の連続

2016年10月09日 20時17分38秒 | TIGER125編




明日が稲刈りだから現在実家に前乗りして晩酌中。



今日はエンジン組んだり仕事に呼ばれたりして休みの感じはしなかったけど、
CX125に使うエキパイが来たから装着しようと思ったが、
長さが全然足りず無駄な買い物になった。

さらにマフラーを外してからエンジンが吹けなくなり、
原因が分からず結局放置状態。

面倒だしキャブ交換したらまた考えるかな。





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ハイパワーエンジンは知ってしまうと戻れない危険なドラッグ

2016年10月08日 21時08分38秒 | TIGER125編





今週はなぜか仕事がありあまりバイクいじれなかった気がするんだけど、
TIGERのCX125を復活させてからすっかり気に行ってしまい乗り回している。

当初はどノーマルで乗るつもりだったんだけど、
やはりパワー不足にレスポンスも悪く、遅くて苦痛になってきたから軽くだがパワーアップさせることにした。

先ずはマフラーなんだがスリップオンみたいになっているけど、
実際は中華マフラーのサイレンサーのみで、エキパイが細すぎてフン詰まり感があるから、
エキパイだけ安物を買って装着する。

そしてキャブはPC20かPD22もあるしOKO30も空いてるから、
とりあえずキャブ交換出来るようスロットルワイヤーを注文してある。

エンジンはヘッドが簡単に外れるから、
とりあえずはハイカムを入れてオイルフィルターローターを軽量化してライトチューンで乗るつもり。

一応載せ換え用のエンジンは用意したけと載せ換えが大変そうだし、
タイガーエンジンはハイカムをやるだけでもかなり変わるからそれで我慢だ。

ちなみにライトチューンでもGPXのノーマルには敵わないから、
お得意のGPX換装すれば?とは言われるが、
1P60を試す良い機会だしGPXはまた今度。
と言うか自分のエンジン作ってる暇が無いわ。

あとは効かな過ぎてスリリングなフロントブレーキを修理し、
メーター類の切れた電球を交換してライトはLEDにして、
ツルツルのタイヤを交換すれば先ずは完成かな。
結構やる事あるけど元が安かったから文句は何も無い。

最終的な話なんだが、TIGERエンジンのクランクケースはやはり強度があり今でも遜色ないくらいの強化ケースだから、
このケースでGPXの143cc4バルブを作るのもアリ。
オイルジェットが標準装備だから安心感は増えるかなぁ。

まぁでもこれからオフシーズンになるし、来年の春までに完成すればOKだ。


明日は休みだがまた天気が悪いからガレージでエンジン作ったりするつもり。
こうやってツーリングにも行けず今年も終わるかもしれないけど、
私のツーリングは耐久性テストみたいなもんだから、
少しは走りたいねぇ。

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名は体を表す

2016年10月06日 22時17分58秒 | TIGER125編


今日も本業が地味に忙しくバイクをいじれる時間があまり無かったんだけど、
次のマシンのベースとなるTIGERのCX125を引っ張り出してきて、
エンジンがかかるか試したけどキャブがダメらしくオーバーホールしてみた。

したらエアクリのスポンジは溶けて無くなり、
フロート室のパッキンは死んでるっぽいけどこんなキャブ見た事無いし、
部品が買えなさそうだったから液ガスで止めて、
劣化したガソリンホースを交換したけど、
コックとキャブのホース径が全く違い無理くり装着と、
なかなか困りそうなバイクだと分かった。










バッテリーは生きていたからセル回してみたらアッサリ始動。
少し乗ってはみたが遅いねぇ(笑)

私が中華エンジンを始めた頃はこのTIGERエンジンが横型最強なんて時代があって、
ライトチューンだけで簡単に速くなったもんだが、
今じゃGPXなんてチートみたいなエンジンが安価で買えたり、
排気量は125cc超えのエンジンも当たり前。
さらに私が作ったロンシン125ベースのコンプリートエンジンの方が速い始末で、
ノーマルのTIGERエンジンじゃ満足出来ない時代になっていたんだねぇ。

でも部品として見るなら未だ遜色なく使える物が多く、
やたら硬いクランクケースやCD90用純正クロスみたいなミッション、
GPXと同じヘッドなんだけどO2センサーが簡単に装着出来るビッグバルブヘッドと、解体すれば価値はあり過ぎなんだが、
個人的にこのエンジンはこれが完成形だから解体は何かしたくないかなぁ。

まぁせっかく動くんだししばらくはフルノーマルで乗ってみるし、
試乗したけりゃ我が倶楽部まで。

スクーターの形をしたマニュアルミッションバイクだから、
乗ると両手ブレーキしてしまいそうになるよ。







ナンバーを付け換えてガソリンを入れに行ってみたが、
満タンで3.5リットルくらいしか入らないか1P60なんか積んだら100キロ走れないね。

でもどうせコレでツーリングなんてしないから問題無く、
南信州仕様のシャリィのナンバーを切り捨ててこちらを登録する。

ちなみに市町村登録の125cc以下のバイクの場合、
登録の際に社名を変更出来るから自分だけの名前で登録してみよう。

つまりホンダとかカワサキとかの社名をフェラーリ、ポルシェ、ランボルギーニなんて名前にできるし、
当然ミツオカとかトミーカイラ、RUF、AMG、なんて名前も大丈夫。
だから私の場合は南信州のりもの倶楽部だし、嫁や子供や孫の名前もOK。
でも名前には一応TPOみたいな変な配慮が要るから、
どこまでが大丈夫か試してみては?

例えば昔話題になった悪魔くんみたいな名前とか。

まぁ悪魔くんの場合父親がヤク中でタイ━━━━||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||━━━━ホ!! になってるし、
それならあえてヤクでパクられた有名芸能人や実在する政治結社、
朝○中央党や○国共産党、ナ血ス、
日本○軍、イ○スラム国、アル○イダなんかの微妙なのも挑戦してみたり、
カ○ト指定されてる宗教団体なんてどうなんだろ?
オ○ム真理教、ア○フや創○学会、幸○の○学とかエ○バの○人とかの海外からカ○ト指定されてる団体なんかも。

…まぁ大丈夫だろうね。
国内最大のカルト教団やアジアを乗っ取ろうとしてる国の政党が普通に政治進出してるのが我が国日本だから。

まぁあまり書くと命を狙われそうだから止めとくけど、
自分の愛車にギリギリの名前を求める意味も無いから試したけりゃどうぞ。

まぁ愛車に田代ま○しなんて名前はつけないと思うけど、
南信州のりもの倶楽部がアリならストライクゾーンは広いと思うぞ。


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人もバイクも出会いから

2016年04月08日 22時29分59秒 | TIGER125編

昨日新規の板金屋さんに仕事に行ったんだけど、
そこにあったバイクが売り物みたいで金額を聞いたら5万って事だったから、
今日衝動買いしてしまった。













タイのタイガー社製スマート CX125ってバイクで、
エンジンは当然タイガーエンジンの、
この車体なのにマニュアルクラッチで、
運転方法は普通のバイクと全く同じ。
ホイールは12インチで見た目はスクーターなんだけど、
この意外さが笑えるね。

しかしフレームはバックボーンが最初からあったり、
ブレーキは前後ディスクでサスもちゃんとしてるしと、
面白いバイクかもしんない。

で、買ったからには当然乗りたいんだけど、
エンジンはストックのままだとかなり遅いから、
メカチューンしようか考えたがGPX125を乗せた方が安いし速いんだよなぁ。

でも自分のエンジンをやってる時間無いから、
チューニングし終わったタイガーエンジンに載せ換えても良いし、
その前にオーバーホールの依頼をやらないと連休に間に合わないか。

このバイクはタンク容量が少なくツーリングには使えないかもしれないけど、
だったら近場スペシャルでカリカリにやったエンジン積むのもアリかな。

まぁそんな感じで作った南信州仕様のシャリィは今は乗ってないから、
二の舞にならなきゃいいけど…
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エンジンチューンはやり過ぎに注意

2014年10月22日 15時51分43秒 | TIGER125編


山ちゃんのタイガー125、前に55ミリシリンダーとゼファーのピストンで組んであったんだけど、
圧縮比は高いしバルブはピストンと当たるしと、
問題だらけだったもんだからまた仕様変更した。

今回はタイガーエンジン純正の54ミリシリンダーと、
ピストンはタイだかのメーカーの54ミリハイコンプピストン。
ただハイコンプと言っても見た感じレギュラーガソリンでいけそうなくらいのピストンだから、
使い勝手は良いエンジンになると思う。

だけど問題があってピストンピン径が13ミリ、タイガーエンジンは14ミリだからそのままの流用は無理。







数年前に作ってもらった削り出しのカラーを使ってセンターの部品だけ14ミリにする。
材質は真鍮で過去にこうやってエンジン組んでる人いたんだけど、
潤滑用の穴をこの状態から開けてバリ取りをして組んでみる。

ウチでは昔自作ピストンピンでタイガーエンジンを作ったけど、
見事に折れてエンジンブローしたもんだけど、
今度は大丈夫。だと思う…

もしこのカラーの耐久性が良かったら自分のタイガーやWIN120なんかもハイコンプにしても良いね。







シリンダーのトップの状態なんだけど高さはちょうど良い。
これにメタルガスケットを使って組んでいっても、
リセスはビッグバルブ用だからヒットする事はなさそう。
前はかなり無茶な仕様だったけどこれくらいにしとなかいとさ、
修理してる時間の方がよっぽど長いもの。
このバイクもどれだけ預かってたか分からんよ。

そんな訳でもうしばらくしたら納められそうだから、
ガレージを片付けて次はエンジンを2機バラしてみようかね。



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エンジンはかけてみるまで分からない

2014年08月20日 17時42分53秒 | TIGER125編
これはヒラヤマワークス山ちゃんのタイガー125。
ガスケットブローから始まり直したら今度はバルブ接触を起こし、
リセスカットを行ってここまで組んで放置してあった訳。
ただ長いことウチで預かってるし本人多忙のため、
ワタクシがとりあえず動くようにしようと続きを組む事にした。

今回の補修箇所はまずベースガスケットをかなり厚くして圧縮を落とすと共に、
バルブが当る場所をリューターで削ってリセスを作り直して組み直す、
こんな感じでクランクを回してみても当たってる感じは無かったからもう大丈夫でしょ。







俺が行ったのはステップやマフラーやキャブ組んだだけ。
とりあえずこれでエンジンをかけてみてから、
あとは本人にキャブの調整などやってもらう。

で、キックしてみたけど何か当たってる感じはしないんだけど、
圧縮がまだ高いのか重くて足の裏が痛くなるくらいだ。

だからキックすんの嫌になってセルを回してかけてみたんだけど、
キュルキュルっと回したくらいでかかったとたんに「ゴトゴトゴト…プスン」

もうね、何がどこに当たってるか分からんけど、
クランク回してOKならバルタイでどうにか調整出来んかねぇ…
ヘッドまた開けるのもう嫌だわ。

ここまでやったら心がポキっと折れて甲子園を見ながらブログ更新。
工具すら片付けるのが嫌になったくらいだ。

そんな訳でタイガー125を返せるのはまだ先っぽいし、
よく考えてみたらエンジンやバイクに関して最近何も進んでいない始末。

気分転換に自分のタイガーエンジンでも開けてみるかなぁ…

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遠心クラッチ式タイガーエンジンのオーバーホール 再び その1

2014年07月22日 16時45分55秒 | TIGER125編
やぁ、「のりもの倶楽部」南信州版でございます。
しかし暑いね!
昨日なんかツーリングで450キロも走って来ちゃったんだけどさ、
日焼け止めを首の回りに塗っていったんだけど汗で流れて変な日焼け跡になっちゃって。
しかも今日になって痛くなり出して、これきっと変に皮剥けるんだろうな。

さてと、久しぶりに登場のタイガー125。
ヒラヤマワークスの山ちゃんが所有してて今日はキャブ交換したってんで乗って来たんだけど、
会社に帰る途中エンジンが停止してからかからなくなったみたいで、
さらにエンジンかかってもブローバイが出る口から白煙が出るって事だから緊急入院。
キックしてみたら何か軽くなってて、かなりハイコンプなはずなんだが、
まぁ無茶苦茶な構成でエンジン組んであるし、どんなカオスな壊れ方したか見たかったから…







早速エンジンを降ろしてみた。
このエンジンはタイガーエンジンでも遠心クラッチタイプので、
オーバーホール後にエンジン回転と連動して異音が出てて、
これも修理するし、せっかくだからカバー類を剥離して塗装もし直す事にする。

あと、これは全く関係無いんだけど写真に写ってる上セル用のエンジンスタンド、
残りと一個だけ売れ残ってるから誰か買ってくれ~orz

欲しい人は左にあるエンジンスタンド販売のリンクをクリック♪







エンジンを開けてみたんだけど燃焼室がなぜかオイリーな以外全く問題なし。
ピストンも穴も空いてなけりゃタナ落ちもしてないし、
バルブだって曲がってない。

でも燃焼室にオイルが回るって上がりか下がりしか無いんだけどそんな痕跡は微塵も無く…






話は変わるがこのピストンなんだがタイガーエンジンって元は54ミリのピストンが付いてるんだけど、
昔山ちゃんがブローさせてシリンダーをボーリングして55ミリにしてあって、
それに合うピストンは55ミリでピン径が14ミリだとゼファー400のが合いそうってんで買ってはみたいいだけど、
このまま装着は出来なかったからピストントップを本人がウチの旋盤でガリガリ削って無理くり作ったスペシャル。

だからこんなにハイコンプピストンになってるのは良いんだけど、
どうやらピストンでなさそう。

で、ピストンでもシリンダーでもヘッドでもないって事は、
俺もこの間中華の洗礼を食らったガスケットじゃないかと調べたら…









ビンゴ。

カムチェーントンネルとスタッドボルトに吹き抜けた跡があって、
さらに良く見るとガスケットが潰れた跡があるから、
想像すると組んでクランキングした瞬間にピストンの削り不足でガスケットが潰れて、
今日になっていよいよ吹き抜けて、さらにカムチェーントンネルの中のオイルを吸った。
こんなメカニズムらしく、ピストン不良と高圧縮によるガスケットブローであることが分かった。

修理方法なんだけど、ガスケット交換してもう少しピストントップ削れば問題無いべ?って思うでしょ。
それは当たってるんだけどピストントップを削って圧縮を落とすのも限界があるし、
それにガスケット交換したくても部品が無いの。
まさに数が少ない中華エンジンを弄る者の常の悩みは部品が欲しくても存在すらしてないって事。

だけどこの部品はもうダメだし、でも何とかしなきゃならんから、
ガスケットは今ウチにある何かを中古だけど我慢して使うか、
もしくはタイから純正部品を取って加工して使うか。
そもそもガスケットだけ取れるかすら疑問だ。


そんな訳で原因は分かったからこれから部品探しに画策します。
また見て下さいな。

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タイのエンジンは地雷の塊

2012年08月31日 18時00分35秒 | TIGER125編
何年か前に作った4速ロータリーのタイガーエンジンなんだけど、
完成当時からクラッチが滑る症状が出てて、
あの二次側クラッチが滑るとは考えにくいから一次側クラッチが怪しいのさ。

一次側クラッチはスーパーカブ110やSPD100と同じ作りだから予備で持っていたSPDのと交換する事にしたんだが、
シューの厚さは違うけど使えないって事は無さそうだから移植してみた。

だけどシューが取り付けられてるハウジングの内部のギアの厚さがタイガーと違って薄いから、
ハウジングを締めつけるとクラッチアウターも一緒に締められてしまい、
クラッチが繋がったままになっちゃったんだわ。

だからシューだけ交換しようとしたけど、
ハウジングのピンの太さも違うわ変磨耗してるわで交換時期…
結局はスペーサーを作ってハウジングごとSPDのを使うしかなさそうなんだよね。

しかしタイガーは汎用性が無いねぇ。
色んな場所に地雷が仕掛けてあるから、似てるってだけでは部品使えなかったり、
知ってないといじり壊しちゃったりする。
いじって遊びたいなら125ccの2次側クラッチ中華エンジンの方が楽だし楽しいだろうね。

スペーサーは山ちゃんが作るから、
近く復活するんじゃないかな。
あのパワーでクラッチが滑らなかったらかなりの加速だから楽しみだ♪
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南信州に吹くタイの風

2012年08月07日 20時50分29秒 | TIGER125編
書いてなかったと思うけどちょっと前にタイガー125が完成したのだ。
友達の山ちゃんが買ってからもう何年経ったか分からんな…

当初はエンジンを降ろして全バラ、ミッションのメインシャフトがクラッチバスケットの付け根から折れていたので、
合いそうなCD90の物に交換するも長さが合わずクラッチやギアを加工しまくり修理。
したんだけど、このエンジンは使うのもったいなくなっちゃったから保管し、
車体売却を前提にSPD100のエンジンを購入し、
ヘッドを軽くいじって載せ走行可能なまでにして少し前に登録。
山ちゃんが走らせてたらやっぱ物足りなくなってオリジナルのエンジンに積み替え今に至る。

前から売るつもりで修理してたんだけど、
登録していざ走るようになると面白くなったみたいで、
今じゃ通勤に使ってるみたいよ。
実際俺も乗ったけど、大きくてハイパワーなカブみたいで面白いし、
その代わりに安っぽくないし、何しろこんなバイクがこんな田舎で走ってるから変に目立つらしい。
元はタイのバイクだからね。

今から思うとメインシャフトが折れた原因は乗り方なんじゃないかと思う。
このバイクってタイでは4~5人とか載せて走ることもあるみたいで、
例えば重量物載せた状態で4速に入れて全開にすると…
クラッチが急に繋がって、でもシャフトはすんなり回らないから125ccのトルクでボキッと。
多分こんな感じじゃないかな?

これはモンキーやカブにも言えるから、
皆は同じ事してミッション折らないように。

このバイクはバーハンドルでクラッチレバーの装着はカブと違って困らないから、
エンジンをロータリーミッションからもっとハイパワーなマニュアルミッションの物に載せ換えて、
もっとスピードが出るようにしても面白いね。
俺のシャリィと違ってタイヤのインチは大きいし、
ホイールベースは長いし安定してるから。

さて、タイガー125は居なくなったから、
次はロケットボーイも走れるよう何とかしようかね。
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面倒を止むともっと面倒になる

2012年05月23日 19時48分17秒 | TIGER125編
お昼に山ちゃんが遊びに来てオイル漏れを修理したいってんで、
昔組んだSPD100のヘッドをバラしてたのさね。

このエンジンも面研したんだけどメタルガスケットは中古だから、
耐熱液体ガスケットを使って修理。
って言うか前も液体ガスケット使って組んだんだけど、
オイルリターン通路の所は綺麗に塗れてなかったみたいなのね。

ただこれでダメならガスケット交換しかないんだけど、
50ミリピストン用のガスケットなんてあるのかね?
エンジン作ってた会社はもう無いからどうにかしないとなぁ…

このエンジン、もう作ってないんだけど、
もし見つかったらガブとかに積んだら面白いよ。
純正のキャブは口径が小さいんだけど、
PC20と少し抜けの良いマフラーとハイカムだけでポンとパワー上がるもん。

このエンジンには3バルブ中華エンジン純正のカムを入れてみた。
ロンシンの中華エンジンに組んだ時はカムが長かったから旋盤で少し削ったけど、
このヘッドにはポン付けできたもん。
早くエンジンかけて乗ってみたいな~。

ついでだから明日はシャリーの中華エンジンにキャブでも装着してみよっと♪
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遠心クラッチ式タイガーエンジンの組み立て その後

2010年02月16日 17時50分28秒 | TIGER125編
やぁ。またすっかりご無沙汰してしまいましたな。
「のりもの倶楽部」南信州版でございます。
最近は仕事を終らせてからガレージに引きこもっているので、
自分のブログなんぞ気にしてる暇も無くて…

今日は暇なので全然関係ない話から始めるけど、今オリンピックの真っ最中ですな。
信州育ちの僕はガキの頃からスケートとスキーがなぜか得意だったので、
やはり冬季五輪は楽しみだし、
普段気にならないような競技にも自然と目が行くようになるので、
やっぱりオリンピックは好きです。

子供にも何でも良いから冬のスポーツはやってもらいたいし、
「他人と競って己を高める」みたいな事はしていただきたい。
が、そんな親の気持ちなんぞ知る訳も無く、
競い事なんぞどうせ「給食の早食い」しかしていないでしょう。
男って奴はしょーもない事に一生懸命になるんだもん。
自分も人の事は言えないけど、ホントバカだねぇ。

なので我が家では「食事は一番遅く食べるのが一番偉い」と教えております。
「早食い早糞芸のうち」なんて言いますが早食いに関してワタクシは全否定。
食事も睡眠と同じ人間の欲求の1つ。ゆっくりと楽しみながら取った方が勝ちです。

まぁそんな話は置いといてオリンピックの話に戻すけど、
僕は小学生の頃、だいたいソウル五輪からテレビでオリンピック観戦してきまして。
その中で思った、オリンピックの一番つまらない観戦方法、
それは「ガンバレ日本」です。
競技自体の背景や選手全員にもっと興味を持ちましょうよ。
今まで以上に楽しくオリンピック観戦できること請け合いです。
そして「お前には愛国心のカケラも無い」とおっしゃる方。
チッ、うるせーな、とだけ(小声で)言っておきましょう。
↑ウソです。反省してま~す










さて、長い時間使って作ってきた遠心クラッチのタイガーエンジンですが、
実は結構前に完成していましてね。
上の写真のように見た目では出来上がっているのですが。

と言うのも完成してしてから早速ゴリラに搭載し、
オイルを入れてキックしてはみたのですが、
何だかキックがやたら軽いような気がする…
なのでキャブも安定性では一番のPC20を装着してエンジンをかけてはみたんだけど、
もうね、絶不調ですよ(笑
「ボベベベベベ」と、とっても情けない音出して吹けるんですわ、これが。

原因を考えてみたんだけど、
ピストンとシリンダーは問題なさそうだったんだが、思い当たるのがヘッド。
実は去年壊したタイガーエンジンのヘッドを何の疑いもせず流用いたしまして。
このヘッドにはすでにカムを入れるお膳立てがしてあったし、
バルブは何も問題無さそうな感じがしたんだけど、
もしかしたらエンジンが壊れた時にピストンとバルブが接触し、
バルブが曲がっていたのかもしれないですねぇ…

なのでこのエンジンはまた降ろしてただ今放置状態。
手が空いたらまたヘッドを分解して様子を見て見ましょう。









タイガーエンジンをゴリラに搭載していたので、
代わりに載っていた中華エンジンを降ろした上の写真が存在するのですが、
このエンジンもせっかく降ろしたんだし何か手を入れてみようって事になりましてね。
実はもう終ってるんだけど、これは次回のネタにしようと思います。

そんな訳で心血注いで作ってきたタイガーエンジンはあえなく撃沈。
しばらくは他のエンジンを弄ったり修理したりしてモチベーションを上げて行きたいと思います。
それではまた見て下さいな。



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遠心クラッチ式タイガーエンジンの組み立て

2010年02月03日 16時15分54秒 | TIGER125編
みなさんこんにちは。「のりもの倶楽部」南信州版でございます。
ついこの間我が南信でも大雪が降りまして。
まぁ大雪と言っても数十センチも積もりはしませんが、
それでも最近では大雪の部類。
おかげで修理の車が増えて最近は忙しく働いている訳でございます。

さてさて、またタイガーエンジンのお話なんですが、
上の写真の通り腰下はもう組み終わってまして。
実はほとんど完成間近まで来ているのですが、
組み付けの最中にあった事についてだけ記録しておく事にしましょう。

まずはCD90用を流用したメインシャフト。
クラッチを組んでいる時にやっと気が付いたんだけど、
タイガー純正のメインシャフトと5ミリほど長さが違ってまして。
今回使ったCD90の物の方がどうやら短いみたいでした…

ここで何が困るかって言うとクラッチの固定。
メインシャフトだけ短くなってしまったのでロックナットがギリギリまでしか締まらず、
困ったあげくにクラッチ裏のカラーを外したりして帳尻合わせを行う。
クラッチバスケットのギアとクランクシャフトのギアとの兼ね合いもあったんだけど、
何とかクラッチの本体はロックナットで固定する事ができ、
位置的な問題も何とか回避できました。

と、思ったら今度はクラッチ本体がクランクケースに少し近づいた形になったので、
アームの位置が足りなくなってしまい、このままでは変速時にクラッチが切れなくなってしまい、
クラッチ下のオイル受けとも干渉してしまう始末。
まぁこんな事で悩んでも仕方ないので、
アームは内側に少しだけ曲げて調整し、
オイル受けは強引に曲げて何とかしました。
何だか無理矢理っぽいですが機械的に問題は無いのでこれで良いでしょう(汗










今回はオーバーホールが目的なのでピストンはカーボンを落とし、
シリンダーはほんの少しだけホーニングして腰上は終わり。
しかしまたここで問題が。

カムスプロケットは前に壊したタイガーエンジンのを使ったんだけど、
カムチェーンを張っていたら何だか切り欠きとの位置がしっくり出ない。
ここもさんざん悩んだあげくピストントップが正確に出ているか調べてみたら、
マイクロメーターで出したトップとローターのTマークとでは3度ほどずれてたみたいでした。
このまま組んだら調子悪かったでしょうねぇ。

なので精密に測ったピストントップでチェーンを張り、
今回も流用したS15カムの位置は前回と同じく、
クランクを180度回転させ、カムもオーバーラップ時で固定してからカムスプロケを締め付けます。
本当はバルブが1ミリリフト時のクランクの位置を測れば良いんだけど、
この方法でもバルブとピストンは干渉しないので良いでしょう。
とは言ってもS15カムはバルブが両方とも開いている時が無いので、
あまり気にして組まなくても壊れる事は無いと思いますが。


こんな感じでエンジンを組んでいる訳なんだけど、
カムシャフト内部の拡大を忘れたまま組んでたので、
今はまた分解してそのままにしてあります…
次回には完成すると思うのでまた見て下さいな。



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タイガーエンジンのブラスト処理とミッションのメインシャフト交換

2010年01月25日 16時28分30秒 | TIGER125編
皆さんお久しぶり。「のりもの倶楽部」南信州版でございます。
今年に入ってこれが3回目の更新。
すでに日記ではなくなり不定期更新のHPみたくなってますが、
仕事の片手間で倶楽部活動してるのでこんなもんです。
なんだかんだ言っても暇って素晴らしいですわ。

さて、去年から始めた遠心クラッチのタイガーエンジンなんですが、
先週ブラスト作業と、ミッションを少し弄れたので記録しておくことにしましょう。

まずは上の写真。
バラバラに分解したエンジンで、一通り洗浄した後にマスキングし、
ブラスト作業に入る直前の写真です。
前から書いていたようにクランクケースやシリンダーの腐食が酷く、
すでに腐食が表面を浸食し始めている状態。
そんなに綺麗にならないかもしれないけど諦め半分でやってみました。









これがブラスト後の写真。
意外と綺麗に見えますが腐食が進んだ所は少しへこんだような感じになっています。
しかし終りかけたガラスビーズでここまでになるので、
見た目が気になる人でも「まぁアリかな」くらいにはなってるのではないでしょうか。

ちなみにヘッドですが、この段階でポート研磨とバルブの摺り合わせを終らせ、
燃焼室も簡単にですが磨いてあります。
バルブもカーボンを除去してからお決まりのポリッシュ。
ここら辺はオーバーホールしたことある方なら誰でも行う簡単なメニューですかね。









続いて折れてしまっていたミッションのメインシャフトの交換。
上側のシャフトが新品で、どれだけポッキリ折れてしまったかお分かりになるでしょう。









ギアはスナップリングで固定されているだけなので簡単に分解することが可能です。
自分でギアを混ぜ合わせてクロスミッションにした方は皆同じ事をしたと思います。

ちなみに購入したメインシャフトなんですが、
これも前に書いた通り同じ2次側クラッチであるCD90の純正品。
実は勘だけで買って装着出来るかは試してみないと分からなかったのですが、
写真の通り切り欠きの位置などは全く同じ。
事前にギアの丁数だけは調べてあったんだけど見事同じ物でしたな。
無駄な買い物にならなくて良かった♪

そんな訳でミッションは無事復活したので今はクランクケースの組み立て中。
春までの始動には何とか間に合いそうです。
しかしまた新しい買い物をしたあげくに修理車が入庫いたしまして。
次回はその事でも書きましょうかね。
それではまた見て下さいな。



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