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唐王朝の精華・古代鏡展示館(9)

2022-09-26 12:23:45 | 博物館・兵庫県

<続き>

南北朝から唐王朝にかけての金属製品を紹介する。今回は【胡風への憧憬】と【宝玉貴石ー美の集積】とのサブタイトルの展示である。

【胡風への憧憬】

響銅とは銅に錫を加え、蝋型鋳造と轆轤加工によって製作する西方的な合金である。叩くとよい響きがすると云う。「佐波理・さはり」とも呼ばれている。

響銅長頸瓶 南北朝

響銅長頸瓶 南北朝

響銅透彫獣脚香炉 唐

響銅鍍金獅子鎮柄香炉 唐

このような柄香炉(えごうろ)は聖徳太子が持つ孝養像(こうようぞう)があまりにも著名である。

左:響銅胡人走獣文鉢 南北朝  右:響銅塔碗形合子 唐

響銅ミニチュア明器セット 南北朝

【宝玉貴石ー美の集積】

楊貴妃もこのような腕輪で飾っていたであろうか。

<続く>

 



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