昨日は 地域の美術館に ジュディー・オングが来る というので大変な賑わいだった。 彼女の版画展が ひらかれ トークショーもあるということなのです。
私は
人間がせせこましいというか
いじけ虫なので
タレントが美術界に出てくる
本を出してる
そういうのを苦々しく思う。
タレントというのは表現者として修行をを積んで成功しているので
才能は金平糖のように多岐にわたって発揮されるに違いないとは
なかなか思えず
フン
タレントを使えばお金になる
政治の世界じゃ票になる
・・・・
なんて思ってしまう。
で、
看板出でていた版画も力作だけれど
写真が元だなあ
と
そう魅力的にも思わず
見る気もなかったが暇だったので
入場してみた。
顔見知りの人もいたりして
中に集まっている人たちは
「すごいねえ、あんなに美人で天は二物も三物もあたえるのねえ
技術だけでも凄いねえ」
感嘆の声がしきり
皆さんの心はやわらかいなあ
・・・
私って
どうしてコウ素直じゃないのだろう?
ちょっと落ち込んだ。
で、 会場の出口に 美術館所蔵の版画 として 飯野農夫也氏の版画がかけてあった。
これではなかったが
そこには
茨城を吹き渡る風が吹いている感じだ。
私はこの人を知らなかったけれど
近くの農家でお芋の絵を見たことがある。
そこのおじさんに
絵を描くくせに知らないのかよ
と馬鹿にされたっけ。
土地では有名です。
調べてみたら
が~~ん
この人、 長塚節の描いた この地の風景を 農民の目で 描こうとしていた詩人だって。
茨城って寒い西風が吹くのよね。そういうことがちゃんと絵になってる。凄いなあ。
ああ
生前お知り合いになっておけばよかった。
この方の農夫也って本名ですって。