遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

映画「羅生門」

2010-10-25 18:30:07 | ただの記事

</object>

この結末  私は納得いかないが

検索すると

この結末が人間クロサワでいいんだって

ああ!

わかんない。

それこそ藪の中

 

この映画は芥川龍之介の  羅生門と 藪の中を基に作られたものです

 

解釈って

こんなに違うんだ

 

みんなピカソ

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「羅生門」芥川龍之介

2010-10-25 06:13:21 | 朗読

短編を読み漁っているのは

久しぶりに

大人向けの朗読コンサートをやろうという話が持ち上がっているので

何を読もうと考えているわけ

 

ほぼ決まり

表題のものよ

 

俊寛を読んで 芥川龍之介という作家のことが

ますます興味深くなった

私は下町生まれだが父母は両国で育った

芥川龍之介は両国高校の前身 府立三中の出身だ

 

両国に戦前 とある喫茶店があって

地元の若者たちのたまり場だったそうだ

わが父はそこにたまり

音楽好きの若者たちはバンドを組んで  音楽をやっていたって

わが父は マンドリンを弾いていたそうだ

その喫茶店は

芥川龍之介も出入りしてたのよ

母から聞いた

芥川龍之介は母より35歳年上だわ

その喫茶店で若者たちに慕われてたのが

早稲田の先生でわが父もかわいがっていただいたという縁で

戦争中 先生の家にお世話になり

私が5歳ぐらいの時先生は亡くなった

 

幼い私が

お仏壇の前でお経を読んで捧げるのを

みんなが泣いて喜んでくれたのを思い出した

その先生が芥川龍之介とお友達だったのかもしれない

そんな年頃だ

 

そんなことで親近感はあった

故郷の作家という感じ

言葉の調子とか 気に入ってるのはそのせいかと思ったり

 

でも俊寛の話を読んで

芥川龍之介って 本当に自由に古典からインスピレーションをくみ取った人なんだと

あらためて

それがすごいなと思った

英米文学が専門だったから日本の古典だけではなく

外国の文学の影響も?

と思った。

「尾生の信」なんて  ベケットの「ゴドーを待ちながら」の影響が

あるか?

と思ったが 年代的には逆だった

 

「羅生門」は元の話と 俊寛ほどの変換はないけれど

やはり展開している世界は 現代的だ

罪と罰  とか 思い出すし

キリスト教世界と違う世界で展開

 

俊寛も平家物語の  おごれるもの久しからず という世界観とは別のところに話を展開

 

花てぼさんの読んだ「好色」をお手本に

ちゃんと お話を伝えられるように読まなくちゃ

 

どうも自分勝手な解釈をしがちなのです

 

 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「俊寛」芥川龍之介

2010-10-25 00:04:37 | 日本の本

Ehon_22890 この絵本は文章は

木下順二よ

 

今日芥川龍之介のを読んで

自分の中の俊寛とイメージが違う

とはいえ

俊寛がどんな人か知らないや

ということに気付いた

 

恥ずかしながら 私 高校で日本史取ってない

ちゃんとした人は 俊寛がどういう人かしてることが常識かなあ?

 

ともかく私はよくわかってなかった

後白河法皇の取り巻き坊さんだったのね

平家打倒の謀議に加わったとして 鬼界島に流された そういうことか

 

で、芥川龍之介の文章は恐ろしく現代風

大正時代も現代風だろうが

今 21世紀の今を表現しているとしか思えない

 

文学もピカソだなあと思った

 

すごい剽窃

 

俊寛については

 

ある琵琶法師がこうも語り(当時の倉田百三の解釈を語り)

またある法師はこうも語り(当時の菊池寛の解釈を語り)

本当はこうなのだ

と有王(俊寛にかしずいていた若者)に語らせる

 

語りたい人の中にテーマがあって

史実じゃないぞ

 

世の中の情報もそうだぞ

という話に思える

 

平家にしろ後白河法皇にしろ 源氏 平家 藤原 橘 と

世の政争を鬼界島から俊寛に関知しない立場で語らせ

(今の政界を連想してしまう)

 

これまでイメージとして持っていた

悲劇の主とか

陰謀の主とか

そういうのではない

 

恐ろしくニヒルで 超然としている俊寛だ

 

考えてみれば

歴史上の人物って  事実?真実?は  分かりゃしない

表現する人は

それで自分の歴史観やら人間観を語ってるんだな

 

歴史学者は別かもしれないけれど

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする