遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

異端

2012-04-06 18:24:05 | 文学

異端だという評価が下ると

なんやらつまはじきに会うみたいな

そういう話をよく聞く

遠藤周作の「沈黙」がノーベル賞候補になったとき

異端だと嫌われ排除された と言うのもそうだ

そういう話を聞くと

キリスト教って 自由に考えられない

絶対服従を要求する変な宗教だなあと思ってしまう

だいたい

一神教ってそういう狭苦しい宿命ではないか?

キリストって信仰の自由? 自由な信仰について語っていたの?

でも今や(大審問官の時代では15世紀)自由なんてとんでもなく

権力をもって民衆から自由を奪って パンを与え支配する

それを愚かな民衆は望んでいるのだといい

自由は 異端なんだわ

ヨーロッパの人々にはそういうことが身に備わって自然な感覚の人が

多いのかもしれない

バルバラも 異端だと目されたっけ?

自殺は罪でもあるのだっけ?

ともかく日本人 神存在を感じにくい私には わかりにくい

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2012-04-06 15:38:33

2012-04-06 15:38:33 | ただの記事

一日出かけると

もう一日はばてている

眼鏡が見当たらなくなって

古い眼鏡をかけているので調子悪い

そろそろ温泉だ

ひかりのみち by GENZ

Lyrics:chiyo
Music:GENZ
        Visual Image:Takuya Matsunoki

chiyo:Vocal/Program
Atsushi Wada:Guitar/Program
Sugames Japon:Percussions/口琴
NOBU:Percussions/Sound Design

「ひかりのみち」

Feel the roots
We will be...

走るこども 笑う雲
水と風と 森の奥

走るこども 笑う雲
水と風と 森の奥

かがやく手のひらを太陽に
動かせ動かせよ時の舟

ああ…前へ…
走るこども 笑う雲
水と風と 森の奥

走るこども 笑う雲
水と風と 森の奥

娘たちの作品
 

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大審問官

2012-04-06 09:33:44 | 文学

この詩劇は

異端の火刑が盛んにおこなわれていたセヴィリヤにキリストが表れるという話

ちんぷんかんぷんだったが

ここで大審問官は悪魔の理屈を並べたてて

黙っているキリストを追いつめ

火あぶりにしてやるというんだが

何じゃ?訳わからんと思ったが

大審問官の言うこと

三つ

奇跡 神秘 権力 これが欲望に身をゆだねている

愚かな人間を支配するという説を展開していく

これにまつわる悪魔の問いかけは

聖書にある古い話でもあるらしい

ここでいう悪魔やら大審問官の言っていることは

現代のことでもあるし 当時 革命前夜のロシアでも

イワンのような (ドストエフスキーもそうだろう)予見していたことだったのだ

というのが

分かった

と言うことで

まだ分かりゃしない

ドストエフスキーの創作ノートと言うものは

絵も描き散らしてあるらしく

カラマゾフの兄弟の場合あの正教寺院の玉ねぎの屋根が描き散らしてあるんだそうだ

Img893


その画像を見つけられないが

上のは 悪霊のそれ

玉ねぎ屋根の絵ね

カラマゾフの兄弟は 宗教問題が大事なものだというのだな

だから それは分かりにくい

ロシアと言う国にとって 正教と西欧の文化と

知識人と 無神論とどういう関係なのかわからないと

分からないものだということは分かった

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死刑のこと

2012-04-06 03:47:25 | 文学

死刑がある国って地球上では結構少ない

この間初めて知った

法務大臣になって死刑執行の判を押す立場になるということを想像してみた

 

ドストエフスキーの時代ロシアには死刑がなくて

皇帝を殺すと言うことにかかわると死刑

それで実際はそれには恩赦を適用 と言う仕組みらしい

ドストエフスキーも社会主義に組して皇帝暗殺にかかわるわけだから

死刑を宣告され恩赦があって無期懲役

それもまた恩赦だか特赦で出てきたわけだ

神が居なければ全て許される

と言うのは

人間が神のごとくなって審判を下せるということにつながるから

死刑は 人間の領分ではないということなのかもしれない

無神論者であることと

殺人を犯すことがつながるのかもしれないと思った

バルバラもドストエフスキーも小説の中の殺人は無神論と繋がっている

じゃあ フランス革命の あのギロチンで首をちょん切りまくったのは何なんだ?

大審問官はキリストにあって 異端の中の異端として

焚刑にしてやると言っているわけだ

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