遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

ボッティチェルリ

2012-04-25 23:09:23 | 絵画

テレビでこれについてみてた

知らなかったことがいろいろ出てきた

ボッティチェルリの 春 だの ヴィナスの誕生だのは

19世紀になってから世に出たんだそうだ

メジチ家の別荘にあって 所在が知られていなかった

で ボッティチェルりはだいぶ自分の絵を焼いちゃったけれど

(サボナローラに出会って 思想が変わってしまったらしい)

これらは残ったそうだ

と思ったのが下の絵

Img_671462_13285753_0

何を擬人化した絵かというと

Botticelli_calunnia02b

ボッティチェルりが

ロレンツォの死後

サボナローラに心酔しただのという話が出てくる

この絵の不正を擬人化したのは審問官が演じるミダス王だというのだが

審問官という言葉で反応してしまった

この絵は審問官がミダス王のようにロバの耳

(王様の耳はロバの耳ってミダス王だったのか!)

で 猜疑と無知に耳打ちされて無実のものを有罪にする

という場面を描いているのだ

古代ギリシャの絵をもとに書いたと言われるが

そこらもまだ調べ中 よくわからん

が この絵が描かれた背景にはサボナローラが焚刑に処せられたこと

これに対する意見表明でもあるようだ

左の裸の女は真実を表しているそうだが

テレビでは

ヴィーナスの誕生のヴィーナスが裏返しだ

という話だった

20070301_279898


あら 私寝ぼけていた

そのまんまじゃない

しかし こっちは女だが

上の誹謗は お乳はあるけど体が男じゃないか

おかしいなあ

このサボナローラ焚刑事件

世界史で項目だけ習ったが

このサボナローラ と カミユの異邦人のムルソーと

カラマゾフの大審問官にでてくるキリストと

あわせて論じている論文が出てきた

「異邦人」なんて雰囲気でしか読んでないから

ムルソーが最後に言うセリフなんか覚えていない

もう一回読むかなあ

このごろになって 小説の裏にある

絵画の裏にある 宗教問題

やっと考える緒を見つけた感じだ

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児童画

2012-04-25 18:46:18 | 教育

昔 世界の児童画展というのを見に行ったことがあって

日本の子供は特異だと思った

私は日本人なのでそれが普通だと思うわけで

世界の方が変だと思った

日本の子供の絵は

これが 子供の絵かよというぐらい

多分上手い

そういう絵を見たら 外国の美術の先生は

日本って何やっているんだ?と多分想像できない

そういうことを日本の先生はやっているだろうな

と思った

上手い絵描かせて?馬鹿じゃね!?

と 思うかもね

前に 教育実践報告で

模写を授業でやっている報告を見たことがあった

ゴッホの靴の絵

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多分この絵だったと思う

中学の授業だな

生徒は 克明に模写する

私自身は模写の授業って受けたことがない

今度笠間のワークショップが初体験だ

日本語では 学ぶはまねぶだ  なんて言うからね

国民的な思想として

多分

それが 学ぶことだという考え方が 身に染み込んでいるんだと思う

鶴太郎氏は 声帯模写が最初だった

全て真似して 学んできた

それが自分のやり方だ

というようなことを言ってた

こういうこと一式が

日本特異なものだ という自覚はなかったんだよな

上に書いた児童画展でも

外国の先生は 放任主義?というふうに思ったもの

子供の感性を自由に解放する

という方針で授業をすすめる人たちもいるけれど

解放する 魔術 難しいだろうな

私は勉強していない

 

自分自身が 

自由にのびのび描くのが子供だ

お前の絵は子供らしくないから嫌いだ

小学校の図工の先生に嫌われて

(その先生は 勝手に子供はこういうもの

と決めつけて 自分好みじゃないと嫌うんだ

やな感じ

と思い

あまり絵画的センスのない私は

見えるように描きたいんだ

という要求を抑えることは出来ないから

反抗した

そしたらね モチーフの石膏の先っぽがかけているのを

かわいそうだと思って 壊れていないように

絵の中で修繕して描いた

件の先生 見えるように描きたいと言ってるくせに

お前は嘘を描いた

と 馬鹿にしてきた

小学校5年生の時のことだ

60年近くまで執念深く覚えているくらいだからね

頭にきたんだよ

後に 思春期の子供の絵を描くときのあれこれを学んでいくとき

大人が望むように 子供は子供らしい絵を描きたいとは思わないものだ

知りたい

できたいことに猛進するものだ

これまた 勝手に思い込んで

それが 知的リアリズムから 視覚的リアリズムに進むのが

発達の筋道だと思ったからね

私の頭は硬かった

今思うと そういう頭の固い教育を受けてきて

大人になって

絵が好きでお絵かきを始めても

どうもつまらん絵になってしまうのは これのせいかもしれない

このごろ思い始めている

遅いよな

どうもすみません 

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今描いている絵の話

2012-04-25 15:34:58 | 絵画

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書いている途中の絵なんか

恥ずかしくって

見られたもんじゃないが

見るもんだなと思った

しかもこういう風に写真に撮って

小さい画面になって見ると

見えるものがまた違うなあ

カンバスに向かっていると

この鬼の面のバランスが悪いことは気づかなかった

この絵は

静と動というテーマが課題の絵

そりゃあ 動だわ と思って

ほかの人が静を描くだろうから

私は 動でいいの

この課題もっと色々描く

でも 鬼剣舞はこれで終わり

今日ラジオで鶴太郎が色々喋っていた

この地域でもジュディオングの展覧会があったりして

タレントは発表の場もあって

描いた絵も埋れることもなく いいなあ ずるいなあ

ゲスの嫉妬心が湧いてくるが

すごいねえ ボクシングで鍛えると

もう死んじゃうんじゃないかというほどのぶっ叩かれ具合の訓練をするのね

そのあとの撮影の時なんか

なんか こう 吹っ切れちゃうんだ

と言ってた

なるほど そういうことも通ってきて感覚は磨かれるんだな

ゲスの嫉妬心は引っ込めた

ユスラウメさんのところで

アメリカにいる孫ちゃんのお絵かき記事があった

http://weloveai.exblog.jp/17863980/

これ見て

ああ 日本ではこういうお絵かき勉強ってしないなあ

と思った

するかもしれないけれど

私が美術教育に関わっていた頃

巷には 3っつ 美術教育研究団体があった

そこで 問題になったりい話し合われたことって

とっても日本的かもしれないと思った

子供の空間認識の発達とか考える軸になっていたし

表現をとおして 子供をどう育てるか

って

なんというかなあ 恐ろしく理屈っぽくて

今思えば不自由このうえなかったかも

自由って 手立ても掴めて 歩けるように順次お膳立てするような

ああ 私たちって なんて大真面目すぎるんだろうと思った

でも

多分だから いろいろな技術

例えば六角ナットを作る町工場が世界の製品のうち

ええ!!と思うほどシェアを勝ち取ったり

技術的なこと

キッチリやるというような伝統ってできたのかもしれない

でも

今その手のお家芸は ダメになってきているみたいだけど

日本の絵かきがあまり世界に羽ばたけないのは

そうやって窮屈に育てられたせいかもしれない

と 思った

が なあ この絵なんとかしないと

コメント (6)
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「死の家の記録」ドストさん

2012-04-25 09:38:27 | 外国の本

高校生の頃ドストエフスキーを読み漁ったが

「死の家の記録」は途中で投げたと思う

ドストエフスキーが死刑宣告を受け

恩赦でシベリアに抑留されていた時のことがソースの話だ

高校生にはイメージが描けない話だったのだろうな

ともかく出てくる人間が面白い

これらの人々を絵で表したらどうなるだろう

等と考えながら読むのだが

すぐ眠くなってしまってベッドのヘリから取り落としている

どこまで読んだっけ?とわからなくなるんだ

しかも古い全集で 字が小さい

読むのは苦労だよ

この本は表紙が緑

高校の図書室にあったのは表紙が赤かったような気がするが

50年以上前のことで記憶はおぼろ

でも暗い図書室だった

その感じは覚えている

中学の図書室は明るかった

小学校は図書館だった

大学はええ!?記憶にない

借りたことないのか?

いやあるある アーサーランサム全集(12巻)

これを読み止められなくて

単位落とすかもと思いながら試験勉強するどころではなく

講義中さえ読みふけってた

あれは図書館の本だが

図書館?どこにあったんだろう

街にはポストの数ほど 図書館 保育園 プールが必要ですな

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