テレビでこれについてみてた
知らなかったことがいろいろ出てきた
ボッティチェルリの 春 だの ヴィナスの誕生だのは
19世紀になってから世に出たんだそうだ
メジチ家の別荘にあって 所在が知られていなかった
で ボッティチェルりはだいぶ自分の絵を焼いちゃったけれど
(サボナローラに出会って 思想が変わってしまったらしい)
これらは残ったそうだ
?
と思ったのが下の絵
何を擬人化した絵かというと
↓
ボッティチェルりが
ロレンツォの死後
サボナローラに心酔しただのという話が出てくる
この絵の不正を擬人化したのは審問官が演じるミダス王だというのだが
審問官という言葉で反応してしまった
この絵は審問官がミダス王のようにロバの耳
(王様の耳はロバの耳ってミダス王だったのか!)
で 猜疑と無知に耳打ちされて無実のものを有罪にする
という場面を描いているのだ
古代ギリシャの絵をもとに書いたと言われるが
そこらもまだ調べ中 よくわからん
が この絵が描かれた背景にはサボナローラが焚刑に処せられたこと
これに対する意見表明でもあるようだ
左の裸の女は真実を表しているそうだが
テレビでは
ヴィーナスの誕生のヴィーナスが裏返しだ
という話だった
そのまんまじゃない
しかし こっちは女だが
上の誹謗は お乳はあるけど体が男じゃないか
おかしいなあ
このサボナローラ焚刑事件
世界史で項目だけ習ったが
このサボナローラ と カミユの異邦人のムルソーと
カラマゾフの大審問官にでてくるキリストと
あわせて論じている論文が出てきた
「異邦人」なんて雰囲気でしか読んでないから
ムルソーが最後に言うセリフなんか覚えていない
もう一回読むかなあ
このごろになって 小説の裏にある
絵画の裏にある 宗教問題
やっと考える緒を見つけた感じだ