遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

A先生に会えない

2013-09-27 23:25:39 | 絵画

Img584

この写真をあてがわれて肖像画を描いているのだけれど

行き詰って

A先生に会いたいとは思うものの

月一回の先生を囲む研究会の時だけしかいらっしゃらないので

会えない

この黒くつぶれている

写真で胴着の中の体の位置が読み取れない

そう思ってたけど

!!!!!

そうだ あの日 写真を撮った

あの日 先生は白い胴着を着ていらっしゃった

写真を探してプリントしてみて

分からないことがだいぶわかった

Img_2059

分かってみりゃ

この写真でもわかるんだけれど

この竹刀を持つ手は右手が前よ

先生の体に対してはもちろんだけど

画面に対しても

どっちが前で後ろか

こういうことって

剣道のこういう絵では 絶対ゆるがせにするわけにはいかない

左右の手の 力の入り方の違いもだ

体の左右も 気がつくまでは

上下でしか見てなかった

右が前だよ!

どうしてこんな簡単なことが読めなかったかと思う

彫刻の授業でも

そういえば先生は

どっちが前だ!

と よくおっしゃってた

どっちが前か後ろか

言葉でわかっていても

作っている彫刻では全く分かってない!

そんな視点もなくなぞるように作る学生を

烈火のごとく叱り飛ばしてたけど

分かんない人にはわからないで

恐ろしいからと恨んでばかりだった人もいたなあと思いだす

剣道も どっちが前か 大事なのよね

子供の稽古前の訓練で すり足ってのをやってたけれど

右足の後ろに左足がついて進まなければいけない稽古のようだったけれど

おいおい

全く無視かよ という子供もいた

前後が決まらなきゃ 技だって決まるわけないわな

やっぱり

剣道の絵を描くのは 面白そうだ

フフフ 手の前後がわかって来ただけで

ずいぶん 分かって来たぞ

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P さんのガラスができた!

2013-09-27 18:30:05 | 原風景

素敵ねえ

薔薇ですもの

Pさんですわよ

わたしはガラスをやったことがないので

どんなに大変な作業か

分からないの

とっても 重労働なのね

本当によく頑張られて

お疲れになったようだけれど

この美しい光と色の世界を創造されて

疲れも吹っ飛び ビア も一段と美味しい?

美しいもの見せてくださって

ありがとう!

P さん メール見て欲しいのだわよ

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負けず嫌い

2013-09-27 14:25:34 | ただの記事

 

 

P さんの作品↑

Pさんの記事で思った

お歌の世界でもガラスの世界でも

Pさんは 優秀だから たたかれやすい感じがする

優秀な人をたたくのが好きな嫉妬深い人が多いのではないか

 

幸い 私が今いる集団にはそんなことはないけれど

人間の集まりだから

そういう 弱点は 誰でも持っているのかもしれない

 

人が集まると とかく なんにでもヒエラルヒーを作るのを好きな人って多い

 

これはたぶん教育のせいだ

順位をつけたり 称揚することが育てることと勘違いしていたり

 

静岡県の学力テストの成績の悪かった校長名を公表するという

動きもそれだ

評判が悪く

炎上した

そしたら

成績の良かった校長名を公表するって

救いがたい馬鹿だ

そういうバカげた考えを

学校教育が育んでしまった

という風に思う

 

この近隣に ほとんど病気のお母さんがいる

優秀な息子は成績が2位なのだそうで

1位でないと言って叱るんだって

それで

1位の子をいじめるようになったって

 

情けなくって たまらない話だ

だから 高々趣味の集まりで 楽しんでいる会でも

微妙に 人々の目が 順位をつけたがり

出っ張るものは たたく そういう風潮はどの世界にもあり

自分がこの世界では第一人者だと自負するような人が

結構 せこい けなしや 嘲笑を出る杭に送るという情けない

そういう風なことは

あまり

私の周りにはないが あることもあるみたい

相手にしないに限る

 

 

然し 剣道では 絶対的ヒエラルヒーがあると思うのよ

上位の者の技は見抜けない

というか

見ている視点の高さと 読みの深さには

これは おかしがたい 上位の者の優秀さというのがある

 

そういうことって

あるのよね

自分には見えないものが見えている人がいる

こういうことは あるものだ

絵なんか(工芸も)好みの問題とか

画風の問題とかと

言ってもいいけれど

そうでないもので

まだ見えないものが自分にはある

ということは 確かにある

そういうものを ぶつけ合って 検証し合って

というのは面白いと思うのだよ

でも 実際は 他者と触れ合っても 自分の限界を破るのは難しい

 

逆に 人様に見えてないものが 私には見える

ということもある そういうことは

伝えるのは 難しい

お互い 微妙にプライドや 自負があり

さわらぬ神にたたりなし という気もするんだけれど

一歩踏み出してみることも 大事でもあるけど

難しすぎる

逆に 私が プッツンする ということもあるのよね

 

 

 

 

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毛糸の水着

2013-09-27 06:20:42 | ただの記事

昨日温泉で水着の話をしていて思い出した

私たちって子供のころの水着って毛糸だったよね?

え~~!?

子供のころ泳いだことない

という人もいたけど

横須賀出身のKさんは そうそう あら懐かしいという話になった

Img600

これ
多分江ノ島

わたしよ

この水着毛糸よ

わたしにもあばら骨が見えるころもあったんだわ!

昨日の記事の坊やと妹

Img601


このころもお子様水着に毛糸のがあったんだ!

今から50年近く前だと思うが

この写真は 隠岐の島に行ったときのものだ

この子たちのお父さん

(今住んでるわが家もおばさんちも彼の設計だ)

が隠岐の島出身で お納戸にお世話になってた頃

帰省するのについて行った

そのまたお父さんは山本幡男さんといって

収容所(ラーゲリ)から来た遺書 (文春文庫)

クリックしても中身は見えません

この話の 主人公だ

この話はテレビでも話題になったし

有馬稲子が山本幡男さんの奥さん役で芝居にもなったから

ご存知の方もいるかもしれない

山本幡夫の遺家族の者たちよ。
とうとうハバロフスクの病院の一隅で遺書を書かねばならなくなった。
鉛筆を取るのも涙、書き綴るのも涙、どうしてまともにこの書が綴れよう。
帰国して皆さんを幾分でも幸福にさせたいとそればかりを念願に10年の歳月を辛抱してきたが、それが実現できないのは無念。
‥妻よ、よくやった、実に良くやった。
君はこの10年間、よく辛抱して戦い続けてきた。
その君を幸福にしてやるために帰国の日をどれだけ私は待ち焦がれたことか。
一目でいい、君に会って胸いっぱいの感謝の言葉をかけたかった‥。
‥(子どもたちへ)君たちに会えずに死ぬことが一番悲しい。
成長した姿が一目見たかった。
私の夢には君たちの姿が幼かった姿で多く現れた。
ああ、なんとかわいい子どもの時代。
とうとう永久に別れねばならなくなったことは、何といっても残念だ。
第一、君たちに対して誠にすまないと思う。
4人の子どもたちよ、お互い団結し、協力せよ。
君たちが立派に成長してゆくであろう事を思いつつ、私は満足して死んでいく。
‥最後に勝つものは道義であり、誠であり、まごころである。
友達と交際する場合にも、社会的に活動する場合にも、生活のあらゆる部面において、この言葉を忘れてはならぬぞ。
人の世話にはつとめてならず、人に対する世話は進んでせよ。
ただし、無意味は虚栄はよせ。
人間は結局自分ひとりの他に頼るべきものが無いという覚悟で、強い能力のある人間になれ。
自分を鍛えていけ!精神も肉体も鍛えて健康にすることだ。
強くなれ、自覚ある立派な人間になれ。
‥自分に才能に自惚れてはいけない。
学と真理の道においては、徹頭徹尾敬虔でなくてはならぬ。
立身出世など、どうでもいい、自分で自分を偉くすれば、君等が博士や大臣を求めなくても、博士や大臣の方が君等の方へやってくるのは必定だ。
要は自己完成!しかし浮世の生活のためには、致方なしで或る程度打算や功利もやむを得ない。
度を越してはいかぬぞ、最後に勝つものは道義だぞ。(抜粋の一部)
友達くん、君の問いから、山本さんのことを思い出したんだよ。
これは日本人みんなへの遺書じゃないかと思ってね、今日は、こんなこと書いたよ。
ほかにも考えたことがあるから、またおいおいと書いていくよ

ネット上で見つけたその遺書の一部

この遺書は 収容所での暮らしの中で

俳句など文芸を通して仲間を励まし まとめ続けた山本氏が

いよいよご病気で亡くなるというとき仲間たちが

国にいる奥さんに遺書を書くように勧め

それを書いたものを持ち帰ることはできないから(検閲があって帰れなくなるから)

皆で暗記して帰って

戦後 15年以上かけて 次々と奥さんの居場所を探し当てて

届けられて行ったのでした

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