昨夜は眠いと言いつつ
映画 「赤ひげ」を見た
見た映画だと思っていたが なんだろう記憶にない
山本周五郎の小説の方を読んだのだな
ここで出てくる小石川療養所は
小石川植物園の中にあったのだそうだ
この植物園は 有名?
青木昆陽が救荒植物として サツマイモを普及させるために
栽培の実験を行ったのがここ
青木昆陽のことは多分小学校で習ったけれど
ここでお芋作ったのかあ
というのは
わたしは植物園にあった掲示を読んで初めて認識した
わたしの高校生時代のボーフレンドがこの近くに住んでいて
都内にだって自然豊かないいところがあるんだと
と連れて行ってくれたのが
ここに来た初めて
すっかり気に入って 学校さぼって散歩なんかもよく行った
そののち近くに就職して
職場では毎年5月2日には職場総出の写生会がここで開かれるのが
年間行事だったので
私もいっぱいここのスケッチはしているはずだが
一枚も残ってない
とてもいいところだ
今赤ひげ と言われる先生は
日本全国にいるようだけれど
この間亡くなった大月先生も まさに小石川の今赤ひげ先生だった
映画を見ながら
いろいろ思い出して
涙涙だよ
植物園の南側に走る千川通りは
徳永直の書いた「太陽のない町」の舞台だし
私がそこらで働いていたころは
本当に地域という言葉は こういう住人達の
素晴らしいつながりで暮らす街を言うのだなあ
と思ったものだった
その町もすっかり変わってしまったみたいだ
バブルが変えてしまったように私には思える
映画を見ていて
心も体もやむ少女と新米医師やすもとのやりとりと
赤ひげ先生のやりとりを見て
何かをするときには そこで一番大事なのは何か
軸をぶれさせずに行かないとな
と すぐ 軸が エゴへと向かう自分を反省した
反省だけは 上手いんだが・・・