LOHASな感じ!

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月と森と木

2005-11-20 | 宇宙・環境・資源
「葉枯らし材」は建築業に携わっていれば大方知っている言葉だ。
山林での伐採時に、すぐに山から搬出せず、数か月間枝葉を落とさず斜面に放置して自然乾燥したものが葉枯らし材だ。
葉枯らし乾燥を行う事によって、辺材の含水率が平均化され、反りや曲がりが減少するメリットがある。
通常はコストの面から伐採された木々はすぐに搬出されてしまう。
そんな葉枯らし材、実は伐採日について月との関係があるらしい。

「新月の木」というものがある。
真冬の新月の夜にかけて伐採した木材を葉枯らし乾燥させたものだ。
新月の木は、不思議な事に耐久性・防火性・対害虫性などに優れた建材になるというのだ。
新月の木は、太古の昔からチロル地方で伝えられてきたものらしいが、日本でそれを実行している林業家は極めて少ない。

新月の木かぁ。うーんなかなか奥深いものがありそうだ。