LOHASな感じ!

日頃、仕事やプライベートで感じた事をLOHASな感覚で書いています。

菜の花

2006-04-14 | lohas的情景
菜の花かぁ。
確かに咲いていた。今日気がついた。

しっかりと大地を黄色で埋めるように...。

桜ばっかり気になっていて、もしかしたら足元を見つめることを忘れていたのかも知れない。

足元を見つめられないほど繁忙な日々が続いているのか?と自問すれば決してそういう事は無いはずだ。

どうやら自分自身にあるようだ...。

吹墨のうさぎ

2006-04-14 | 美の壺的解釈
「吹墨のうさぎ」から、すぐに古伊万里を連想できる人は、かなりの陶芸通だろう。

先週NHKで、「美の壷」たる番組を放映していた。ナレーターの説明が非常にわかりやすかった。
有田の磁器は、伊万里港から出荷されていたので伊万里焼とされているそうだ。
その伊万里の中で一番古い歴史をもつのが初期伊万里だ。

初期伊万里は1610年代から始まる。
初期伊万里は、釉薬を塗るときに器を支えた職人の指跡のぬくもりや、おぼろげな青が奏でる枯淡が特徴だ。
もっとも、今回初めてわかったのだが...。
そんな中で「吹墨のうさぎ」は、うさぎがひょんと振り返る様を見事に捉えている。

古伊万里は、磁器の白にもこだわりがあるそうだ。
理想の白を求めて、陶工がこだわったらしい。
その理想の白とは、米のとぎ汁の色だったそうだ。

確かに一般の磁器とは違い、なんとなく温かみのある白だ。
そこに、おぼろげな青がさらに味わい深くしている。

うーん。この感覚、深みに嵌りそうだ...。