LOHASな感じ!

日頃、仕事やプライベートで感じた事をLOHASな感覚で書いています。

陶器と磁器

2006-04-15 | 美の壺的解釈
そう言えば、磁器と陶器、何が違うのだろう?
初期伊万里や古伊万里など多少知識は得たものの、基本的な事を理解していなかった。

陶器と磁器なんとなく違いは判るが、言葉にして表現しようとすると自信がもてない。
さっそく調べてみた。ウンチクを語る事にしよう。

基本は、原料にあった。
陶器は、陶土(粘土)で全体に土の色があり、見た目がやわらかい。
磁器は、陶石(石の一種)を使い、白く硬い感じがするのが特徴だ。

陶器と磁器の見分け方は、裏を見ることだ。
器を裏返すと、高台といって器を支える丸く少し盛り上がった部分が、陶器の場合はそこに釉薬が塗っていないので、土の色がそのまま見えている。
磁器の高台は白色だ。

また、器を指で軽く弾くと陶器は鈍い音がするのに対し、磁器は金属質の音がするのだ。

それ以外にも、製造過程では磁器のほうが2工程ほど多い。
磁器は、伊万里焼・久谷焼・京焼が代表される。

個人的には、初期伊万里は別格として、やはり陶器派だろう。
特に釉薬を使用しない備前焼がいい。
釜の中で土と炎と灰が生み出すなんとも言えない表情が好きだなぁ。