ここに来るのも久しぶりだ。
赤沼より徒歩で小田代ヶ原に向かう。
いつものように貴婦人が出迎えてくれた。

以前、貴婦人が立枯れの危険性があると報道された事を記憶しているが
恐らく奥日光を愛する方々の手厚い保護のもと現状を維持しているのだろう。
初めてここを訪れたのは就職して間も無い頃だった。
その頃、貴婦人を取り巻くのはアザミが咲き誇る湿地帯だった。
乾燥化が進む現在と数十年前の光景とでは確かに違うが、貴婦人は変わらない。
ここに来ると様々な思い出が走馬灯の如く蘇る。
小田代ヶ原からハイブリットバスに乗り千手ヶ浜へ。

奥日光の中でも、ここが一番落ち着く。
悠然と佇む中禅寺湖や男体山が素晴らしい。
