LOHASな感じ!

日頃、仕事やプライベートで感じた事をLOHASな感覚で書いています。

出会い、その不思議さ

2019-01-16 | lohas的情景
以前、酒田を訪れた時、土門拳の文庫本[腕白小僧がいた]を買い求めていた。
横浜への出張時に持参し、帰りの列車内で本を開いた。
 
昭和の時代が蘇ってくる。
豊かになる事を追い求めて必死で生きた時代なのだろう。
子供たちの屈託のない笑顔や、時には寂しさや貧しさがリアルに伝わってくる。
チャンバラやべーごまで遊ぶ子供たち。
紙芝居に見入る子供、弁当を持って来れない子供
時代が違うと言ってしまえばそれまでだが、昭和の良き日、少し後戻りが出来はしないかと思う今日この頃です。
 
巻末に柳田邦男がメッセージを残していた。
『人生最大の不思議は、出会いだと思う。』
『あの人と出会わなかったら、私はどうなっていただろうとか、一冊の本との出会いや一枚の絵画との出会いが何らかの決定的なきっかけとなった、とかよくある。
出会いはまるで危機や転機に直面した自分のために用意されていたかのように、絶好のタイミングで目の前に現れるのだ。
これを不思議と言わないで何と言おうか。』
と、こんなメッセージが書かれてあった。
 
確かにそう言われれば、不思議かもしれない。
でもそれは必然だったのかもしれない。
運命は良いようにも、そうでない様にも捉える事が出来るような気がする。
偉そうな事を言うかも知れないが、今をどう生きるかだと思う。
その中で、様々な出会いがあるのではないか。
懸命に生きているからこそ、危機や転機を乗り越える事の出来る出会いがあったのではなかろうか