NPOな人

NPOの現状や日々の雑感などを徒然なるままにお伝えします。

救世軍横浜小隊による社会鍋

2009年12月29日 | NPO
横浜駅西口では、今年も救世軍横浜小隊の社会鍋による募金活動が行われています。





以下、当日いただいたパンフレットの抜粋です。
「救世軍(The Salvation Army)は1865年にロンドンで創設され、世界118か国で14,869の伝道所、3,473の福祉施設、2,273の学校、357の医療施設を通じて活動しているプロテスタントのキリスト教会です。」

「1894年にサンフランシスコで社会鍋は生まれました。当時、不況のため多数の船員が失業し、苦しい生活を送っていました。かって商船の船員であった救世軍士官(牧師)ジョセフ・マクフィー大尉は、恵まれない船員の家族にスープの給食をすることにしました。クリスマスが近づいたある朝、雑貨屋の店先に、三脚につるしたキャンプ用のスープ鍋が飾られていました。これを見てひらめき、二組買い求めて繁華街の入り口に立て『恵まれない船員のために救世軍のスープ給食にご協力ください』と看板を下げたのです。次々にコインが投げ込入れられ、こうして最初の『救世軍クリスマス給食』が始められました。このスープ鍋は誰言うとなく『クリスマスケトル』と呼ばれるようになり、翌年のクリスマスイブから全米で一斉に行われるようになりました。」

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横浜小隊は、1895年に英国の二人の女性士官によって、日本で二番目の小隊としてスタートしています。「軍」を名乗ることに違和感を覚える方もいると思いますが、「人間社会の中でもっともよく秩序を保ち、活動を進めてゆくのに都合がよいのは軍隊組織である」として創始者が採用したとのことです。

昨年は行政の対応が批判された年越し派遣村。今年は国や自治体が主催側に回る公設派遣村として運営され、それが当然のごとくに報道されていますが、自分たちの村や町は自分たちの手で守る自警団がボランティアの語源であることを改めて見つめ直す必要があると強く感じながら、私も少しばかりの寄付をさせていただきました。
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