「明治維新という過ち」とは、何とも過激なタイトルだと思ったら、「~日本を滅ばした吉田松陰と長州のテロリスト~」という副題が続きます。
中身は期待にたがわず、次のような記述のオンパレードです。
・坂本龍馬とは、日本侵略を企図していた国の手先・グラバーしの、そのまた手先であった。
・我が国の初代内閣総理大臣は暗殺集団の構成員であった。
・「尊皇攘夷」を声高に叫ぶ長州・薩摩のテロリストを動かしていた桂小五郎(木戸孝充)や西郷吉之助(隆盛)、大久保一蔵(利通)たちには、その実において「尊皇」という意識が強烈にあったかといえば、それは全くない。
・桂小五郎も吉田松陰も高杉晋作も、土佐藩の武市半平太、熊本藩の宮部鼎蔵も、水戸藩の金子勇次郎も、皆こういうテロ集団の主要メンバーである。
明治維新ファンは目をむくでしょうが、歴史とは勝ち組が書いたものですから、割引しながら考える必要はあると思います。
一次資料としての古文書があるなどと言っても、今でも公文書はしれっと書き換えられているのですから・・・