昨夜の第2回市民社会創造ラボは、「休眠預金審議会の委員を代表にしている日本NPOセンターに市民社会や社会正義を語る資格はない。」と宣言されている松原明さんをゲストに迎えて開催しました。
そのような方をお呼びするセンターもセンターですが、それに応えていただける松原さんも輪をかけて凄いなと改めて思います。
テーマは、「岐路に立つ日本の『市民社会』~『公共』はどこへ行く?」です。
お話は、アリストテレスから始まり、ホッブス、ルソー、マルクス、トクヴィル、デュルケームと続きましたが、最後の47枚目のスライドには次のようなことが記述されていました。
「新しい公共的空間が必要とされている」
⇒ かっては、公共は一元的で、言論的な場
⇒ 福祉国家においては、公共は政府が独占
⇒ 今からは、公共的空間は、多様な公共圏が出会い、協働する場であり、政治・経済・社会を統合した活動的な場として市民社会再構築のために必要となる。
⇒ 市民社会の心臓に当たる公共的空間をどう作り出せるか? が、市民社会再構築の最大の課題
⇒ NPOも、公共の構築という第4の機能が必要となってくる。
遠くは、盛岡、金沢から参加された方も大いに満足していただけたのではないかと思います。