NPOな人

NPOの現状や日々の雑感などを徒然なるままにお伝えします。

東京五輪のボランティア8万人?!

2018年09月30日 | NPO

9月28日の神奈川新聞の東京五輪ボランティア募集開始にあたっての論説の見出し「社命で男性社員活用を」をみて、我が目を疑いました。
執筆者は、某が一目も二目も置く、川北秀人さんです。


前段で、
・募集する大会ボランティアの8万人は、10日程度の活動が期待されており、述べ80万人が活動することになる。
・これは東日本大震災で災害ボランティアセンターを経由して活動した人数に当てはめると、発生から約6カ月となる9月初めごろまでの累計人数と同じ程度だ。...
・これだけの人をどう集めるのか。
という課題を提起されたうえで、


「企業や行政などで仕事一筋に生きてきた40代~50代の男性サラリーマンに、社命で参加を求めるよう提案したい。」とのことです。


後段で、
・自発的でなければボランティアでないが、人出に悩む組織委はきっと「無償奉仕ならボランティア」として受け入れるだろう。
・この年代のサラリーマンが定年を迎える時期は、高齢者の独居が増えることもあって孤独死の防止対策が大きな課題となる。
・仕事関連しかつながりがないまま老後を迎え、孤立や無力感にさいなまれることを避けることが重要だ。
・そのためには、NPOへの出向やボランティア休暇など「在職中から社会参加」を制度化し、「仕事以外のつながり」をつくるしかない、と述べています。


この投稿に対する受け止め方はさまざまにあると思いますが、彼がこのような提案をしなければならないほど、東京五輪は危機的な状況であるということだけは確かなようですね・・・

コメント
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