日本NPOセンターの前代表理事の早瀬昇さんがFBに、「先日、大阪商工信金の山本髙久
常務理事に教えてもらった二宮尊徳の言葉。「道徳なき経済は罪悪であり、経済なき道徳は寝言である」。なるほど…ですね。」と投稿していました。
二宮尊徳翁は我が故郷小田原が生んだ最大の偉人です。某は小田原で生まれ育ち、小学校では唱歌・二宮金次郎を歌い、中学・高校時代は尊徳翁を祀る報徳二宮神社の境内が通学路でした。
尊徳(幼名・金次郎)は貧しい農家の出ですが、小田原藩家老・服部家での武家奉公を通じて、報徳仕法(至誠、勤労、分度、推譲、積小為大、一円融合)を構築していきました。
尊徳が開いた相互扶助の金融制度である「五常講貸金」は、ヨーロッパで生活協同組合が設立されるよりも20年以上前に設立された信用組合とのことです。
また、小田原藩領の桜町領(現在の栃木県真岡市)の立て直しの際に、百姓たちの自立の呼び水として低利の融資制度を設けていますが、これはグラミン銀行のマイクロクレジットと同種の仕組みです。
尊徳翁の思想に影響を受けた財界人は渋沢栄一をはじめ安田善次郎、豊田佐吉、松下幸之助など数多くいます。
「手本は二宮金次郎~♪」ですがな!