某の後ろ姿を見て、カミさんが「歩き方が変だ」といいます。
確かに腕はほとんど振らないし、足の裏全体で着地しているので違和感があるようで、ナンバ歩きに近いのかも知れません。
江戸時代、刀を差していた武士は腰をひねらないし、駕籠かきや飛脚など物を担いでいた人も今のような走り方はできなかったようです。
そもそも草鞋では指が出ているのでつま先で蹴るような歩き方はできずに、足の裏全体で着地していたはずです。
伊能忠敬たちが長距離を歩けたのもナンバ歩きだったからだと言われています。
ナンバ歩きは、疲れが少ないのです。