アメリカのトランプ大統領が、中国から安くアメリカに入る鉄鋼製品を問題視して、25%の関税をかけ始めたのは2018年3月のことでした。
中国は反発し、アメリカから輸入している大豆などに同じく25%の関税をかけ始めました。
両者のチキンレースは続き、制裁関税の第4弾として、アメリカは新たに1200億ドル規模の輸入品に15%を上乗せする追加関税を発動しましたが、中国側も同時刻に報復として、アメリカからの輸入品750億ドル分の33%を占める1717品目に5~10%の追加関税をかけるとのこと。
対象となっている主な品目をみると、アメリカは中国から輸入するテレビ・衣料品・靴・時計・スマートフォン・ノートパソコン・テレビゲーム機、中国はアメリカから輸入する牛肉・大豆・魚介類・原油・トウモロコシ・自動車などとなっています。
自動車を除くと、アメリカの輸出品は農業品目であり、中国の輸出品は工業品目となっています。
ということは、アメリカは農業立国で、中国は工業立国ということですかね?