昨夜は、第8回市民社会創造ラボを開催しました。
かながわ外国人すまいサポートセンター理事長の裵安(ぺい・あん)さんをゲストにお迎えして、「共に生きる地域をめざしてー地域の住民としての外国人―」をテーマにお話しをいただきました。
裵さんは、日本における外国人問題について、歴史的な経緯と現場での豊富な実践経験を踏まえて、論理的に整理してお話いただける数少ない存在です。
お話は多岐にわたりましたが、その全てが大変示唆に富む内容でした。
外国人が日本で住民として暮らすためには、福祉、教育、医療を当たり前に受けられるようになることが必要ですが、最近の入管法の改正は人出不足を解消するためだけの小手先の政策のような気がします。
外国人は年をとらない、子どもをつくらない、いつかは母国に帰るということを前提としている限りは、外国人問題の根本的な解決になりません。
これだけ人口減少が進む日本社会においては、移民の受け入れということを腹を据えて考えないといけない時期にきていることを改めて認識することとなりました。