ブログ仙岩

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プロフェッショナルイチロー4000本への道

2013-12-18 09:47:30 | 日記
16日10時からNHKプロフェッショナルイチロー4000本への道を見た。
今年8月21日3遊間を抜くレフト前ヒットで4000本安打達成後、このブログに8/23載せた。しかし、この番組は6年間の取材記録である。確かにオリックス入団して音も出ない2年間、3年目から3割打者を1994~SEA2001~2011の17年も続けた。2006年にはメジャー450人の48%の得票率で強肩で第一位、遠投130mでバックネットの捕手に正確にスローイングするレーザービームと評された。ライトヒットをサードでホームでアウトにするスローイングには目を見張るものがある。

そのインタビューで苦しみがまだ足りない、やることがまだあるという。マンハッタンの自宅では自分がへこんでいるときは背景に圧倒されるという。マリナーズでは完全試合のマークバーリーがイチローには3遊間を詰めると3ベース近くにヒット、スローボールで対応したがまた投手の頭上を抜くセンターへヒット完敗と脱帽した。

1928年タイ・カッブが4191本、そして57年後1985年ピート・ローズが4256本の世界記録の次にイチローが4020本で続いている。しかし、先発から外れることが多いNYでは新人の心から野球は楽しいということはなく、優勝への望みが消えた時、8点もリードしての最終回新人がヒット、次に代打イチローライトフライで終わり悔しい気持ちになった。

近道はないが野球が大好きだという。NYバッテングコーチのケビン・ロングは球場に入ると人を寄せ付けない雰囲気で、6:15~6:20まで正確に練習をこなす人物は見たことがない、これが4000本に繋がっているともいう。また、通訳のアレン・ターナは最期の162のゲームベテランはスパイクも履かないとき、イチローは延長14回まで、いつでも出られる準備をしていた。成功しても、失敗してもやり続ける精神が4000本に繋がったと。失敗と屈辱を体に刻み、遥かな理想への道には近道はないという。