ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

プロ野球G、オリ首位で折り返し

2014-07-17 09:41:50 | 日記
昨夜の巨人ヤクルト13回戦の東京ドームでは人文字で日本一とか、星形とか見事な観客席デザインで楽しませてもらった。

6月14日以来、ここ3試合白星から遠ざかっていた菅野投手は初回31球とコントロールの悪さが出た。その裏見方が1得点したが、2回も20球近く投げヤクルトの木谷は制球力が良くいつ逆転されてもおかしくない投球内容であった。

しかし、3回以降立ち直り、8回山田のソロホームランの1失点で山口へ、マシソンで締め5-1で前半戦を終了した。抜群の制球力の菅野はリーグトップタイの9勝目、下降気味で夏場に弱い菅野はこれからどう立ち向かうか?

大谷も5インニング0で9勝目、楽天則本は苦しみ9勝5敗、オリックス楽天に勝って金子9勝3敗で首位で折り返した。

海の向こうではダルは3回選出されても、今回が初登板3人目1イニングを3者凡退に抑え、田中投手の故障で選ばれた7年目の上原は6回の2死3塁を三振で火消しした活躍、日本人2人の活躍で大リーグオールスターはア・リーグが2年連続で勝利を飾った。明日18日18:20~西武ドーム、19日(土)18:30~甲子園でのオールスター楽しみである。

ヤンキー化する日本を読んで

2014-07-17 08:50:23 | 日記
1961年岩手県生まれ、筑波大医療精神保険学斉藤環教授著の本で、ひきこもりの専門家が、門外の村上隆氏ほか5名との対談からヤンキー化する日本の現実を見つめる本である。

まず、あとがきに丸山真男の歴史意識の古層「つぎつぎになりゆくいきほひ」は最もヤンキー文化の本質に近いという。岩波新書「日本の思想」で丸山は国体で国民の無限責任から、虎ノ門事件での責任のとり方が親戚縁者にまでおよび外国人には異様に映った。曖昧な全体像から個人が埋没してしまう日本の思想である。

では、なぜ今ヤンキー論かというヤンキー文化の拡散は第二次安倍政権成立からで、自民党ヤンキー論にふれ、最悪の憲法改正案のタイミングで靖国参拝と居直り、原発事故処理のまずさなどヤンキー性視点からでないと理解できない不可解な奇行が続出した。そして、安倍総理は適切な歴史認識もなければ国際感覚もなく、美学があっても理想はない。気合はあってもビジョンがない。独裁ではなく矮小さこそ嗤うべきと。また、田中角栄は実利思考と気合い(ヤンキー的)の行動といい、政治家は理想実現を目標にすべきという。が、私は理想には住めない住民の生活を押し進める政治家はいないと思う。

私のヤンキー感覚は、不良っぽいが我々と違った服装で個性あふれるやからであり、斉藤氏はヤンキー文化の定義は不可解というが、いわゆるキッチュで傾いたバッドセンスでフェイク(捏造)されたものをヤンキーと捉えているようだ。校内暴力をロックソーラン節で更生させたり、精神主義の大和魂やスポーツの根性主義はヤンキー化の典型であると。次回に続く。