ブログ仙岩

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安部司著「食品の裏側」の本のツボ

2014-07-29 09:09:54 | 日記
60万部の「食品の裏側」の著者安部司氏は1951年福岡市うまれで山口大文理学部化学科卒、食品添加物評論家、有機農業、公害防止管理者であるが、実際はその添加物を売る側にいた。

ここ10年間TPPでどんどん添加物は増え続け、4700にもなるという。塩酸で分解したアミノ酸の残留安全基準は欧州が厳しく返品されるが、国際基準がないので今日本の添加物が一番多くより安全なようで一番危険という。

安部さんが添加物の裏側にいた時、安く、簡単、便利、きれい、味がいい肉団子が子ども誕生会に並んでおり、選べない子供たちが食べている現実と、次亜塩素酸、アミノ酸で甘さ、乳化剤の油でつやを出す激安ハンバーク弁当の豚や鳥、人造肉で増量した食品から、自分で作る調味料や自然食の有機農業に転換したという。

天然着色でも発がん性が含まれていることが10数年後に分かったり、弁当の蓋が汚れたり、賞味期限が切れたり、野菜が曲がると売れない消費者にも問題がある。求める人がいる以上添加物は減らないが、食品の形、色、安さでなく、ファーストフードを食べない消費者の健康を優先し、少食、和食、粗食、薄味の昭和ソースのごろ合わせで、自家製調味料や自家製朝食から、本当の食品の味を知ることにより100の添加物が減り1/10になると名言した。

高速道SAの売店の温泉饅頭10日経っても柔らか、楽すれば必ずそのしっぺ返しが待っている。いわき内郷の老舗ふくみやの大福は買った当日は大変美味しいが翌日は硬くなり食べにくく、上野広小路の近くに今日食べるだけを売る最中などは無添加の代表である。腹八分に医者いらずで、今日は土用の丑の日自分の手料理で食べてはいかがでしょうか。