ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

小池真理子・今親の死に思う

2014-07-24 08:47:35 | 日記
24日今朝明日へのことば、小池真理子の親の死に思う(2)を4:20から聞いた。

作者の本当の言いたいことの本心を読み取ってほしいと。しかし、経験を重んじ現実主義の私はフィクションは好きでないから聞くともなく聞いていたが、空想や虚構を表現する心にも触れてみたいという思いから聞いた。

東北大卒昭和石油勤務の父(朝日花壇に投稿)を持つ1952年東京生まれ、詩や散文のガリ版刷りのプリントを街角で1冊100円で売ったが、売れなくても話しかける人もいたとか、英米文学卒業後出版社に努めたが、1年半で辞め、出版社に掛け合いながら自分で書いたらと言われて、1978年知的悪女のすすめでデビュー一躍マスコミにあがり、講演では結婚もしていない子もいない者が何が分かるかと会場の女性からバッシングされ、30歳ころから作家に本腰を入れ始めたと。

愛人がいるフランス人と結婚していた夫(宜永)と意気投合、夫の離婚の手続きで一緒にフランスに行ったり、母には話しているが父にはあまりお話の機会がなく、エッセイを見た父はショックで寝込んでしまったとか。しかし、1995年恋で直木賞をとったときはうれしく、夫も2001年に小説「愛の領分」で直木賞をとったときは自分より嬉しかったという。

そして今62才になり、老後の終末を考えるようになったと結んだ。