オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

雨のお彼岸

2011-03-21 | Weblog

3/21(月) 今日は彼岸だが、朝からの雨。狛江・戸塚・横須賀と墓参に行きたいところだったが、雨と放射線に挫かれて狛江の千手院に眠る故上田雄一さんの墓参だけで済ませた。

粉糠雨に煙る千手院に着いたのは昼過ぎ。墓前は何時もながら花とお供え物が副えられご家族の思いが伝わってくる。墓前に頭を垂れ、感謝と安寧を祈る。

                        

                           千手院

思い起こせば九年前、私のサラリーマン時代最後の上司が上田さんであった。私が辞めた二年後、上田さんは現役のままに逝去された。亡くなる前、お骨折り頂いた仕事が今だ途切れれることなく続いている。稀有なことである。

現役時代の上田さんの思いでは「生真面目、朴訥」である。不遜な言い方をすれば「不器用」な方とも云えるか。


何故そう思うかと訊かれれば「生真面目に上司(社長・副社長となるが)の意向を大切にされた。ノウと云わないことが身上」ではなかったのか。
その上司を補佐すべき立場の私であったが、力及ばずであった。申し訳ないという思い、未だ消えず。

 

 「風雨に負けず・・・歩く」

狛江からの帰路、代々木八幡駅で下車。雨風があったが、歩いて帰宅することとした。山手通りから駒場、三軒茶屋を経由し学芸大学に至るルートを選定した。予測所要時間は1時間30分とみたが・・・。

風が強くなり、傘を差すのが面倒だが放射線交じりの雨も気になる(何を今更だが)。傘を傾げて歩く、手荷物が煩わしい。近所のスーパーにヨーグルトが無いので、狛江のスーパーで見つけ購った、ついでに野菜ジュースまで。

淡島通りから坂道を下り、烏山&北沢緑道に至る。此処から烏山緑道を三軒茶屋へと向かった。緑道に沿って再生水の小川が在る。昨秋、この道を辿った時は金魚や鯉、メダカ・アメンボウ、ザリガニまで住んでいたのだ。

                    

                  左:烏山緑道      分かれ道のモニュメント

でも気になっていたのが「水の放流を止めることがあります。生き物を放さないで下さい」の看板である。どうなっているのかと気掛かりであった。

緑道を進むと小川が見えた。が、水は流れていない。暫く歩くが魚が住めそうな水溜りもない・・・。みんな何処に行ったのだろう・・・。暗い地下で生きることは出来ない、その生を終えてしまったのか・・・。

                         

三茶に着き、学芸大学方向に進路を取る。商店街も雨の所為か地震の影響か寂しい。漸く見つけた喫煙所で一服点けるが、湿っぽい。秋の散歩のように生ビール・焼き鳥の誘惑も感じず黙々と(とぼとぼが正しが)歩く。

漸う我が家に辿り着くと、予定を大幅にオーバーして二時間近くも要していた。疲れて節食中の身ながら「オハギ」をパクリとなった・・・とはいえ、節句の物、ありがたく頂戴しなければならぬ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする