3/31(木) 今日で平成22年度も終わる。スタッフの中には、連日泊り込みや明け方まで仕事を続けている者もいるが、今日をひと区切りに楽になってほしいものだ。
さて、今朝の台所仕事は「牛小間炒め」と「ポテトサラダ」、小松菜の胡麻炒め卵とじであった。牛小間とアスパラガスと炒め。仕上げにレタスも少々入れてみた。味付けは塩胡椒・中華スープの素をひと箸、それでも味が引き立ってこない。醤油を垂らしてフライパンを振って仕上がり。
ポテトサラダは、当初ポテトと人参の小口切りをゆで卵&マヨネーズで和えるつもりでいた。ところが途中から気分が変わり、潰したポテトサラダに変身。
小松菜は茎・葉が硬いので湯とおしをして胡麻油で炒め、炒り胡麻を振り仕上げに卵を入れる。味付けは塩のみであった。
かくして、本日も心を込めた弁当が仕上がった。
そして私の朝食は、残り物の人参二切れとネーブル&文旦のフルーツ。美容食と云えるか?
昨夜は定時に退社。久々に自宅近所にある古本BAR「ひらいし」に立ち寄った。カウンターで(カウンターしかないが)赤ワインを舐めながら本を捲る。今夜の店長は、あの電撃ネッワークの「三五十五」氏である。
湯豆腐のメニューがあったので夕食代わりにそれを注文。豆腐を摘みに、ワインを飲る。
本と云えば、通勤電車の中で今読んでいるのが「食と日本人の知恵」小泉武夫著(岩波現代文庫)だが、これが面白い。日本のあらゆる食材・調理法に至るまで学術的・民俗学的な見地から解説、紹介している。参考と勉強になる本なのだ。
小泉先生は、東京農業大学で醸造・醗酵学を研究、つい先年まで教授だった。著書も多く、マスコミでよく取り上げられている。日経新聞の夕刊に毎週、食をテーマのコラムも執筆している。
渋谷「奈加野」の常連でもあるようで、私も安くて旨いと思っている『いわしのつみれ鍋』を新聞で紹介されたことがある。店主は儲からないので止めようと思っていたメニューが、小泉先生の評価で注文が増大。止めれなくなったと、ぼやいていたこともあった。