足元の草むらから、交尾したベニシジミのペアが飛び出し、近くのキョウチクトウの葉にとまりました。
ベニシジミの雌雄の区別は、「♂の前翅外縁は直線状で翅頂はとがり、♀は大型で翅形はまる味を帯びる」(『原色日本蝶類図鑑』)ことでできるようです。私にはこの写真を見て翅形から♂♀を区別しにくいのですが、右の方が大きいので♀かなと思います。
チョウが交尾しながら飛ぶときに、[♂が飛ぶ]か、[♀が飛ぶ]かは種によって一定しているとされ、ベニシジミは「A-4特定の型をもたないもの」(♂が飛ぶときも、♀が飛ぶときもある)とされています(『原色日本昆虫生態図鑑チョウ編』参考)。この写真の場合、♀の後翅が♂の外側に重なっているので、♀が飛んでいたのではないかと思います。
《交尾しているベニシジミ 2018/08/07》
《交尾しているベニシジミ 2018/08/07》