最近になってやっと出てきたサンシュユの樹液に、シラホシハナムグリやクロカナブンに混じって、アカタテハがやってきていました。不思議なことに、昨年はそれこそ山ほど来ていたカブトムシの姿が、今年はまったく見られません。
チョウの仲間で樹液にやってくるのは、タテハチョウ科とジャノメチョウ科が主です。なかでもスミナガシ、コムラサキ、ゴマダラチョウ、オオムラサキ、ヒメジャノメなどはほとんど花蜜を吸わないのに対し、キタテハ、ルリタテハ、アカタテハ、クロヒカゲ、キマダラヒカゲなどは花と樹液の両方にやってきます(『原色日本昆虫生態図鑑Ⅲチョウ編』参照)。
《サンシュユの樹液を吸うアカタテハ 2018/08/23》
《サンシュユの樹液を吸うアカタテハ 2018/08/23》