寺家公園ではナナフシをよく見かけます。この日も、駐車場そばのモミジの幹に、ナナフシモドキがとまっていました。ナナフシの仲間には似た種類がいくつかいますが、ナナフシモドキは翅や体のトゲがなく、触角が短い(前脚腿節の半分ほどの長さ)のが特徴です。自折によるのか、左前脚と左中脚がありません。
同じ場所で、昨年、脚に特徴的な縞模様のあるナナフシモドキの幼虫を見ています。
ちなみに富山県で記録されているナナフシの仲間は、ナナフシモドキ、エダナナフシ属の一種、ヤスマツトビナナフシ、シラキトビナナフシ、タイワントビナナフシの5種です(『富山県産無翅昆虫類および直翅系昆虫類ー富山県の昆虫シリーズ第2号』)。
《モミジの幹に止まっていたナナフシモドキ(自折によるのか左前脚と左中脚がない) 2018/08/05》
《モミジの幹に止まっていたナナフシモドキ(触角が前脚腿節の長さより短い) 2018/08/05》
《サクラの幹に止まっていたナナフシモドキの幼虫(足に縞模様がある) 2017/05/05》