2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います(五十音順)。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定いただきました。
ニガクリタケは、早春~晩秋まで、各種広葉樹~針葉樹の切株や枯幹などに群生するモエギタケ科クリタケ属の小型のキノコです。「傘」は初め半球形~丸山形のち饅頭形からほぼ平に開きます。表面は平滑で淡黄色~鮮黄色、湿り気と吸水性があります。「ひだ」は硫黄色のち暗紫褐色、密で、湾生~上生します。「柄」は上方で淡黄褐色、下方で茶褐色、不完全なクモの巣状の「つば」をつけます。ニガクリタケには、有毒物質が含まれています。(『カラー版きのこ図鑑』参照)
《ニガクリタケ 2009/11/26》
《ニガクリタケ 2009/11/26》
《ニガクリタケ 2009/11/26》
《ニガクリタケ 2009/11/26》