我が家の庭のエゴノキに営巣しているキアシナガバチの巣についての第2報です(できれば、営巣が終了する晩秋から初冬まで、節目節目に紹介したいと思います)。
この日、巣を覗くと(毎日見ることにしています)、キアシナガバチ(女王バチ)が巣の真ん中あたりの育房に頭を突っ込んでいました。これまでに見たことのない行動で、幼虫に餌を与えているのではないかと思います。
次の日、ハチを刺激しないようにしながら巣を撮影、後で拡大して確認すると、やはり巣の真ん中あたりの育房のいくつかに、1齢幼虫の頭部が見えました。
この時点で、女王バチが作っていた育房数は、28でした。
ただ、巣から50cmほどに近寄ると、女王バチが翅を震わせて威嚇します。まだ女王バチ1匹だけなので大丈夫ですが、働きばちが出てくるとそうはいかないので、慎重に観察しようと思います(生まれてこの方、これまでに何度かアシナガバチに刺されているので、アナフィラキシーショックを起こすことが怖いのです)。
《巣の真ん中あたりの育房に頭を突っ込んで幼虫に餌を与える女王バチ 2024/04/29》
《巣の真ん中あたりの育房の1齢幼虫(赤矢印。黄矢印は卵) 2024/04/29》
《巣の真ん中あたりの育房の1齢幼虫(赤矢印。黄矢印は卵) 2024/04/29》
※ 2024/04/15に巣作りを見つけたときから、セグロアシナガバチだとばかり思っていました。しっかり確かめなかったのです。でも、今日、このブログを書いているとき、何か違うと感じました。体全体が黄色っぽくて、触角は先端3分の1程度のみが黄色いのです(セグロアシナガバチは、触角の大部分が黄色)。
キアシナガバチとの決定的な違い、「前伸腹節」(キアシナガバチには黄色の二縦線)がわかる写真を探しました。2024/04/23の写真に前伸腹節の写っているものがありました。「黄色の二縦線」があり、このアシナガバチは、キアシナガバチでした。以前の紹介も含めて、訂正します。
《キアシナガバチ(前伸腹節に黄色の二縦線、小さくてよく見えません) 2024/04/23》
《キアシナガバチ(前伸腹節に黄色の二縦線、上の写真を拡大しました) 2024/04/23》
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