図書館で借りてきたばかりの『道ばたのイモムシケムシ』(みんなで作る日本産蛾類図鑑・編)のページをぱらぱらめくっていると、名前がわからないので放置しておいていた蛾に似た写真が出ていました。ヤガ科ヨトウガ亜科のノコメトガリキリガです。翅の模様が似ており、「緑の豊かな公園や、…‥雑木林などに見られる」「成虫は秋遅くに現れ」などもあてはまります。
このノコメトガリキリガは、12月の下旬、用水沿いのサクラ並木でフユシャクを探していたとき、幹から出た小枝の又にとまっていました。
形容詞がたくさん付けられた生物のカタカナ名は、昔のカタカナ電報のようで、慣れないと一目ではなかなか理解できません。このノコメトガリキリガは、ノコメートガリーキリガと切り、ノコメはネコメ(猫目)ではなくノコメ(鋸目)のようです。ウェブサイト『北茨城周辺の生き物/ノコメトガリキリガ』(2019/01/13)には、「命名者はノコメトガリキリガの亜外縁線(ここでは縁毛の付け根にある線を指しています。)が丁度,鋸の歯のように見えるのでノコメと付けたのだと思っています」と書かれていました。

《用水沿いのサクラにとまっていたノコメトガリキリバ 2018/12/24》

《用水沿いのサクラにとまっていたノコメトガリキリバ 2018/12/24》
※ 昨日(2019/01/12)、図書館で借りた本です(妻の本も含まれています)。最近、なかなか本が読めない(読む気、読む時間の問題)ので、借出す数が少なくなっています。
1 『道ばたのイモムシケムシ』(みんなで作る日本産蛾類図鑑編)
2 『シニアの体にいい節約レシピ』(岩﨑啓子著)
3 『京都はんなり暮し』(澤田瞳子著)