やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

ヒロヘリアオイラガ(富山市)

2020-06-06 05:23:35 | 昆虫類

早朝、庭に水遣りをしているとき、仕切りの門扉にイラガ(とその時は思っていました)がとまっているのに気付きました。急いでカメラをとりにいき、とりあえず数枚写してから、処分しました。後で映像を見ると、黄色と橙色イラガとは違い、緑色のヒロヘリアオイラガでした。

ヒロヘリアオイラガ(広縁青刺蛾)の前翅は緑色で、その名のように翅の外縁に太い褐色の帯があります。後翅は淡黄色~淡褐色。もともとは中国南部、インド、ジャワ島などに分布している南方系の蛾でしたが、1960年代以降に帰化してから日本中に分布を広げているようです(ウェブサイト『昆虫エクスプローラ/ ヒロヘリアオイラガ』2020/06/05参照)。 


《門扉にとまっていたヒロヘリアオイラガ 2020/06/05》


《門扉にとまっていたヒロヘリアオイラガ 2020/06/05》


《門扉にとまっていたヒロヘリアオイラガ 2020/06/05》


《門扉にとまっていたヒロヘリアオイラガ 2020/06/05》


《門扉にとまっていたヒロヘリアオイラガ 2020/06/05》 

※ 市立図書館から借りてきた山藤章二著『世間がヘンー山藤章二のずれずれ草ー』を読み終えました。達筆ではありますが、手書き原稿(浄書したもの)をそのまま印刷してあるという体裁の本です。最初はちょっと読みにくくてなかなか読み進められなかったのですが、内容がおもしろく痛快なので、一気に読んでしまいました。
TBSラジオ「荒川強啓デイ・キャッチ!」のラジオコラムの書き下ろしだそうで、「世の中がおかしいのか!?自分がズレているのか、他人がズレているのか!?それが問題だ!!」の全60編。内容は、「仰ぎ見る話」「品という話」「歩く話」「流行語の話」「政治漫画の話」「奉公の話」「九の字の話」「経木の話」「横丁の話」「無駄づかいの話」など。
  出版は2000年ですが、著者は1937年生まれだからそのとき73歳前後、今の私とほとんど変わらない年に書かれたものなのだからでしょうか、内容的には「諸手を挙げて賛成」のものばかりです。


《市立図書館から借りてきた山藤章二著『世間がヘンー山藤章二のずれずれ草ー』》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ルリシジミ(吸蜜)(富山市)

2020-06-05 06:29:10 | 昆虫類

晴天続きの夕方、庭の水遣りをしていると、鉢植えのキャッツミントの花でルリシジミが蜜を吸っていました。我が家の庭でルリシジミを見かけることは、それほど多くありません。


《鉢植えのキャッツミントの花で吸蜜するルリシジミ 2020/06/04》


《鉢植えのキャッツミントの花で吸蜜するルリシジミ 2020/06/04》

※ 5月に収穫した主な野菜などです(よほどのことがない限り、農薬は使いません)。


《アスパラガス、ナスタチウム 2020/05/02》


《アスパラガス、スープセロリ 2020/05/04》


《ワケギ、サンチュ 2020/05/05》


《ルッコラ 2020/05/06》


《コカブ 2020/05/07》


《コカブ、サンチュ 2020/05/08》


《ラディッシュ、サンチュ 2020/05/09》


《ラディッシュ 2020/05/13》


《リーフレタスなど 2020/05/14》


《ルッコラ 2020/05/14》


《コマツナ 2020/05/16》


《ワケギ、アスパラガス、山椒 2020/05/18》


《ニラ、エンドウ 2020/05/18》


《エンドウ 2020/05/18》


《ネギ 2020/05/24》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤマトゴキブリ♂(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2020-06-04 18:26:38 | 昆虫類

芝生の広場の片隅にある大きなケヤキで、剥がれかけた樹皮から何やら茶色い翅がはみ出していました。樹皮を静かに剥がすと、ヤマトゴキブリの♂でした。「頭隠して尻隠さず」でした。

ヤマトゴキブリは、農家の屋内などに生息するだけでなく、雑木林でも樹液などを食べて生活できる半屋外性の大型のゴキブリです。


《ケヤキの剥がれかけた樹皮の下に隠れていたヤマトゴキブリ♂ 2020/05/25》


《ケヤキの剥がれかけた樹皮の下に隠れていたヤマトゴキブリ♂ 2020/05/25》


《ケヤキの剥がれかけた樹皮の下に隠れていたヤマトゴキブリ♂ 2020/05/25》


《ケヤキの剥がれかけた樹皮の下に隠れていたヤマトゴキブリ♂ 2020/05/25》


《ケヤキの剥がれかけた樹皮の下に隠れていたヤマトゴキブリ♂ 2020/05/25》

※ 現在、市立図書館から『食べられる虫ハンドブック』を借りて、ときどきページをめくっています。今回このブログで紹介したヤマトゴキブリも載せられていています。「カブトムシなどと樹液を吸っている個体が食用に適する。雑食性なので、しっかり熱を通す。素揚げがよい。」と書かれていますが、もちろん私はまったく食べる気はしません。
  ちなみに、この本で”イチオシ”とされている栄誉ある虫たちは、「アブラゼミ」「モンクロシャチホコ」「クリシギゾウムシ」「トノサマバッタ」「オオスズメバチ」「クロスズメバチ」「ヤママユ」「カイコ」「タイワンタガメ」です。
  子どものころ(60年以上昔の話になります)、イナゴを集めると小遣いになるというまことしやかな話に本気になり、友だちと何匹か可哀そうな木綿糸に通したイナゴを集めましたが、もちろん小遣いにはなりませんでした。


《自由国民社のハンドブックシリーズ『食べられる虫ハンドブック』》


《『食べられる虫ハンドブック』の中のヤマトゴキブリのページ》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オオヒラタシデムシ(死骸)(富山市太田南町)

2020-06-04 06:45:10 | 昆虫類

北陸自動車道近くの犬との散歩道を散歩していると、車道のアスファルトの上に黒っぽい虫が落ちていました。裏返してみると、オオヒラタシデムシです。シデムシ(「死出虫」)の仲間は、動物の死体を餌とする甲虫ですが、このオオヒラタシデムシはもう何ものかに少し食べられていました。

私の愛犬は、こういうものが落ちていてもまったく無関心です。永年の恩義に応え、「トリュフ犬」のようにトリュフとまではいかなくても「生きもの(死にものも)」がいたら知らせてくれてもよさそうなものですが…。


《路上で死んでいたオオヒラタシデムシとそれに無関心な愛犬 2020/06/03》


《路上で死んでいたオオヒラタシデムシ 2020/06/03》


《路上で死んでいた 2020/06/03》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホソバセダカモクメ(幼虫)(富山市太田南町)

2020-06-03 13:32:43 | 昆虫類

北陸自動車道沿いの犬とのいつもの散歩道を歩いていて、路傍のキク科植物の葉をバリバリ食べている黄色と黒の目立つ模様の芋虫に気づきました。ホソバセダカモクメの幼虫だと思います。

ホソバセダカモクメの幼虫は、ハルノノゲシ、アキノノゲシなどのキク科の葉を食べます。


《路傍のキク科植物の葉をバリバリ食べているホソバセダカモクメの幼虫 2020/06/01》


《路傍のキク科植物の葉をバリバリ食べているホソバセダカモクメの幼虫 2020/06/01》

※ 脳梗塞後遺症の片麻痺(左)や構音障害などが残る70代の爺さん(家事手伝いの私のこと)は、社会との接点がないと『引き籠り』がひどくなるからと妻に勧められ、「人づきあいが嫌い(下手)」「人に教わるのが嫌い」な性格なのに、
   ① 社会とのつながり
   ② 口や手のリハビリ
のため、意を決して、2年ほど前から「大人の音楽教室」に通っています。音楽を聴くことは好きでも、楽譜はほとんど読めず、楽器も小中学校での縦笛やハモニカしかしたことがないので、いちばん簡単そうに思ったハモニカの教室にしました(でも、初めてのクロマチックハモニカでした)。個人で、月3回(毎回30分)です。
  新型コロナウィルス対策として4月から休止されていたこのハモニカ教室が、今日から再開されました。この2か月ほど、まったくハモニカを口にしなかったので心配していましたが、講師のH先生の指導はあくまでもやさしくでした。
  ちなみに、今の私の定期的な社会とのつながりは、
   ① 脳神経科の病院、薬局(ほぼ月に1回)
   ② ハモニカ教室(月に3回)
だけです。


《「大人の音楽教室」のちらし》


《現在のテキストのハモニカ》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モリチャバネゴキブリ(富山市[大山町]東黒牧)

2020-06-03 05:34:23 | 昆虫類

雑木林に接した駐車場の縁を歩いていると、落ち葉の上を小さな虫がすばやく動き、笹の葉に上りました。よく見ると、久しぶりに見るモリチャバネゴキブリです。

ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/モリチャバネゴキブリ』2020/06/02では、モリチャバネゴキブリについてこう説明されています。「モリチャバネゴキブリ…は、ゴキブリ目チャバネゴキブリ科に属する昆虫の一種。チャバネゴキブリなどに代表される都市型のゴキブリではなく、森林性のゴキブリである。…体長11.5-12.5mm…名前に「森」と付くが、森林だけでなく草地にも多く見られ、それらの地帯の落ち葉、枯れ草の堆積を棲み処とする。…夜行性。春から秋にかけて活動し、成虫は地上からごく低空をヒラヒラと盛んに飛び回り、付近の灯火に飛来する場合もある。森林の場合、クヌギ等の樹液を吸っている例もみられる。明治・大正時代にはチャバネゴキブリと混同され、害虫扱いされていたこともあるが、人家ではみられない昆虫である。」

人家で見かける大きなクロゴキブリ(体長25-30mm)よりかなり小さく、(姿かたちはゴキブリそのものですが、あの汚らしい)ゴキブリのイメージとはかなり違うものです。

ちなみに、私は、モリチャバネゴキブリとよく似たチャバネゴキブリ(生息場所としては木造家屋よりもコンクリート建造物を好み、一般家庭よりも事業所ビル、飲食店の炊事場に多い代表的衛生害虫)を見たことがありません。


《笹の葉の上のモリチャバネゴキブリ 2020/06/02》


《笹の葉の上のモリチャバネゴキブリ 2020/06/02》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シオヤトンボ♂(休息)(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2020-06-02 18:47:44 | 昆虫類

今まで飛んでいたシオヤトンボ♂の姿が急に見えなくなりました。アタリをつけてエゴノキの茂みの中を覗くと、葉の裏側につかまって休んでいました。ここでしばらく休息するのだと思います。


《エゴノキの葉の裏側で休息していたシオヤトンボ♂ 2020/05/23》


《エゴノキの葉の裏側で休息していたシオヤトンボ♂ 2020/05/23》

※ 何年か(10年は経つと思います)「山歩きなど」に愛用してきた長靴を新調しました。少し重いのですが、丈夫さ、履きやすさは(私にとって)ピカ一の長靴です。今も、昔と全く同じものが売られていたので、立山山麓森林組合で購入しました。スパイク付きのものがメインのようですが、道路などを傷めそうなのとそれほど滑りやすい場所には行かないので、私が履くのはラジアル底のものです。値段はふつうの黒長靴より少し張りますが、値段以上のものだと思います。年齢からすると、これが最期の長靴の新調になりそうです。
  これまで履いていた長靴は、第二の靴生、「庭仕事」や「雪かき」などに活躍させるつもりです。 


《新調した長靴(左は今まで履いていた長靴) 2020/06/02》


《新調した長靴(左は今まで履いていた長靴) 2020/06/02》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マメドクガ(幼虫)(富山市太田南町)

2020-06-02 07:12:18 | 昆虫類

犬と散歩をしていると、両側水田の農道の上をマメドクガの幼虫が、横切っていました。

マメドクガの幼虫の背中には、ブラシ状の一塊の茶色い毛束があります。ダイズなどのマメ科植物の葉だけでなく、バラ科、ニレ科、ユキノシタ科、ブナ科、ニレ科などいろいろな植物の葉を食べます。


《両側水田の農道の上を横切るマメドクガの幼虫 2020/06/01》


《両側水田の農道の上を横切るマメドクガの幼虫 2020/06/01》


《両側水田の農道の上を横切るマメドクガの幼虫 2020/06/01》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シオカラトンボ(羽化)(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2020-06-01 15:02:17 | 昆虫類

池の周りを、乱杭を中心に見て歩いていると、羽化途中のトンボを見つけました(08:10)。倒垂型の羽化で、腹部の一部だけが殻の中に残り脱出した大部分の体はのけ反った休止期の状態でした。見ているうちに体が起き上がり、完全に殻から抜け出ました(08:11)。

しばらくの間あちこち歩いてから戻ると、殻に摑まって翅を畳んだ状態で伸ばし切っていました(09:30)。見ているうちに翅を水平に開き、飛び出して近くの草にとまりました(09:32)。この時も、まだ完全に色は着いていませんでした。

羽化した後の羽化殻をみると、背棘がないので、シオカラトンボだと思います(よく似たシオヤトンボやオオシオカラトンボの羽化殻には背棘があります)。


《池の縁の乱杭でのけ反って倒垂型の羽化をしていたシオカラトンボ(08:10) 2020/05/30》


《体を起き上げました(08:11) 2020/05/30》


《完全に殻から抜け出ました(08:11) 2020/05/30》


《羽化の途中に顔を見合わせたヤマアカガエルの幼体 2020/05/30》


殻に摑まって翅を畳んだ状態で伸ばし切っていました(09:30) 2020/05/30》


《殻に摑まって翅を畳んだ状態で伸ばし切っていました(09:30) 2020/05/30》


《見ているうちに翅を水平に開きました(09:30) 2020/05/30》


《飛び出して近くの草にとまりました(09:32) 2020/05/30》


《シオカラトンボの羽化殻には背棘がありません 2020/05/30》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハシボソガラス(巣立ち雛)(富山市小杉)

2020-06-01 09:17:39 | 鳥類

北陸自動車道の脇の道を自転車で走っていると、フェンスにとまっていいてるカラスの横をぎょっとするほどの近さで通り過ぎたことが、このところ何度かありました。

昨日も同じような状況で2羽のハシボソガラスがとまっている横を通り過ぎたので、少し離れたところにとまって様子をみていると、2羽は巣立ち雛で、親鳥に餌を運んでもらっていました。


《北陸自動車道の脇の道のフェンスにとまっていたハシボソガラスの巣立ち雛 2020/05/31》


《北陸自動車道の脇の道のフェンスにとまっていたハシボソガラスの巣立ち雛 2020/05/31》


《北陸自動車道の脇の道のフェンスにとまっていたハシボソガラスの巣立ち雛 2020/05/31》


《親(中央)から餌をもらうハシボソガラスの巣立ち雛 2020/05/31》


《親(左)から餌をもらうハシボソガラスの巣立ち雛 2020/05/31》

親ガラスは、近くの畑で、トラクターが土を耕す後ろについて、土の中からでてくる虫やミミズなどの餌をとっていました。


《畑でトラクターが耕す後ろについて出てくる虫やミミズなどの餌をとっていた親のハシボソガラス 2020/05/31》


《畑でトラクターが耕す後ろについて出てくる虫やミミズなどの餌をとっていた親のハシボソガラス 2020/05/31》


《畑でトラクターが耕す後ろについて出てくる虫やミミズなどの餌をとっていた親のハシボソガラス 2020/05/31》

※ 市立図書館から5月31日(日曜日)に借りだしてきた本です(妻の本も含まれています)。
   1 『ヤマトシジミの食卓』(吉田道子著)
   2 『インテリジェンス武器なき戦争』(手嶋隆一・佐藤優著)
   3 『しかけにときめく京都名庭園』(鳥賀陽百合著)
      4 『装丁物語』(和田誠著)
   5 『週刊東洋経済2019/4/6』

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする